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ステラーカイギュウの最後の目撃情報は?生態や絶滅してしまった理由も紹介

更新日:2024年07月22日

かつてジュゴンのように可愛らしくて、仲間おもいのステラーカイギュウがいたのを知っていますか?本記事ではステラーカイギュウの生態や悲しい絶滅理由を解説しています。ステラーカイギュウに興味を持った方は是非チェックしてみてください。

ステラーカイギュウの最後の目撃情報は?生態や絶滅してしまった理由も紹介
1768年に、最後の捕獲が記録されて以降、目撃情報は途絶えています。つまり、この時点がステラーカイギュウの絶滅と考えられています。探検隊がステラーカイギュウを目撃してから、わずか27年の出来事です。

そんななか、1962年7月、ロシア北部のアナジル湾で、捕鯨船の乗組員は海面をゆっくり泳ぐステラーカイギュウらしき生物を目撃したとあります。見慣れない巨大生物6頭が、群れになっていたということです。

彼らは体をくっつけ合うようにして泳ぎ、沈んだり、浮かんだりを繰り返しながら海藻を探しているように見えたそうです。

乗組員から話を聞いたロシアの生物学者は、絶滅したステラーカイギュウの生き残りではないかと考えられています。

現在までに、数件の目撃情報がありますが、どれも根拠はなくステラーカイギュウが生存している確証はありません。

ステラーカイギュウを見られる博物館

ステラーカイギュウの完全骨格をみられるのは、東海大学自然史博物館「恐竜のはくぶつかん」にあります。ロシアで捕獲されたものの複製です。

ステラーカイギュウは現在では絶滅しているため、完全な状態で残っている標本が少ないので研究者も訪れるそうです。

本物の迫力をこの目で確かめたいですね。

ステラーカイギュウについて知ろう

ステラーカイギュウは海牛目ジュゴン科に属する哺乳類です。英語で「Steller's sea cow」です。ステラーとは、最初の目撃者となったドイツ人医師のゲオルク・ヴィルヘルム・ステラーから名前をとっています。同じ海牛目のマナティやジュゴンは遠い親戚になります。

ステラーカイギュウの1頭からはおよそ3トンの肉が取れ、それは乗組員30人の1ヶ月分の食料になったとされています。

ステラーカイギュウの肉は仔牛に似たような味で、比較的長期保存が可能だったそうです。皮は靴やベルトへ加工したり、ボートを波から守るカバーにしたりして利用されていました。ミルクは飲む他に、バターとして加工されました。脂肪はアーモンドオイルのような味でランプの灯りとしても利用されていたそうです。

初回公開日:2022年09月27日

記載されている内容は2022年09月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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