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レッサーパンダとジャイアントパンダの違いとは?共通点なども紹介

更新日:2024年02月11日

レッサーパンダとジャイアントパンダの違いや共通点はご存じでしょうか。本記事では、レッサーパンダとジャイアントパンダの特徴や違いについて紹介しています。レッサーパンダとジャイアントパンダに興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

レッサーパンダとジャイアントパンダの違いとは?共通点なども紹介
「パンダの語源は何?」
「レッサーパンダとジャイアントパンダの特徴は?」
「レッサーパンダとジャイアントパンダの違いって何だろう?」
このように、レッサーパンダとジャイアントパンダについて興味がある方は、たくさんの疑問があるのではないでしょうか。

この記事では、パンダの語源や、レッサーパンダとジャイアントパンダの特徴と違い、歴史や、IUCNの「レッドリスト」について紹介しています。

レッサーパンダとジャイアントパンダについての知識をつけることで、レッサーパンダとジャイアントパンダの新たな魅力を感じることができるでしょう。

レッサーパンダとジャイアントパンダについて興味のある方は、ぜひチェックしてください。

パンダとは?

日本で「パンダ」というと、白と黒の毛皮が特徴的な、クマのような動物を思い浮かべるのではないでしょうか。あのパンダは、日本名はジャイアントパンダといいます。実は、「パンダ」とは、ジャイアントパンダともう一種類、レッサーパンダのことも含めた総称なのです。

この「パンダ」の語源は、ネパール語で「竹を食べる者」を意味する「ネガリャポンヤ」の、「ポンヤ」がなまったといわれています。

レッサーパンダとジャイアントパンダの特徴と違い

レッサーパンダとジャイアントパンダの違いとは?共通点なども紹介
パンダとは、レッサーパンダとジャイアントパンダの総称であることがわかりました。レッサーパンダとジャイアントパンダは、どこが違い、どこが似ているのでしょうか。

レッサーパンダとジャイアントパンダの特徴と違いについてみていきましょう。

レッサーパンダの特徴

レッサーパンダは、哺乳綱食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属に分類されます。

体長は、約50cm~65cmで、しっぽの長さが約30cm~60cmあります。体重は約3kg~6kgです。シセンレッサーパンダとネパールレッサーパンダという2種類がいます。

体は栗色や赤茶色の毛をしており、お腹と手足は黒く、頭の側面と小さな目の上に白い模様があり、また体毛はフワフワで、足の裏に毛があり、長いしっぽはリング状の模様をしているのが特徴です。

頭は丸く、耳が大きくとがった三角形をしており、前足の「第6の指」と呼ばれる骨のでっぱりを使い、エサをつかんだり木に登ったりすることができます。

また、レッサーパンダはペットにできません。個体数が少なく絶滅のおそれがあるため、ワシントン条約で保護されているのです。

出典:レッサーパンダは絶滅の危機にある動物である |トラフィックイーストアジアジャパン
参照:http://www.trafficj.org/press/animal/20050608j.html

レッサーパンダの生態

レッサーパンダは、群れを作らず、一生のほとんどを一匹で木の上で過ごします。繁殖期には、パートナーと交尾をし、また単独での行動に戻ります。メスは出産後、子どもと共に行動しますが、半年後には子どもが独り立ちするため、すぐ単独になるのです。

夜行性で、昼間は寝ていることが多く、夕方や夜から行動するようです。主食は竹で、タケノコや木の実、鳥の卵や小動物、昆虫も食べます。

肛門腺をこすりつけてにおいをつけ、マーキングをします。平均寿命は8年~10年ほどで、飼育下では15年ほどのようです。インドの北東部、ネパール、中国、ミャンマーやブータンの標高1500m~4800mの森林や竹林に生息しています。

レッサーパンダの歴史

レッサーパンダは、1825年にヨーロッパで発表され、キツネの毛やネコの顔、アライグマの尻尾などの特徴をもつ不思議な動物とされていました。ネコグマや火キツネなどと呼ばれていましたが、パンダと呼ばれるようになったようです。

レッサーパンダが発見されてから半世紀ほどは、唯一のパンダだったのですが、1869年にジャイアントパンダが発見されました。

ジャイアントパンダが発見されると、レッサーパンダには「小さいほう」という意味の「レッサー」がつけられ、ジャイアントパンダには「ジャイアント」という言葉がつけられました。

出典:レッサーパンダの歴史|鯖江市西山動物園
参照:https://www.city.sabae.fukui.jp/nishiyama_zoo/panda/redpanda_history.html#:~:text=%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%8C%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E3%81%AB%E6%AD%A3%E5%BC%8F,%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%80%8D%E3%81%AB%E8%90%BD%E3%81%A1%E7%9D%80%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

ジャイアントパンダの特徴

ジャイアントパンダとは、哺乳綱肉食目クマ科ジャイアントパンダ属に分類される動物です。野生のオスは成体になると、体長約120cm~180cm、しっぽが約12cm~16cmになります。成体の体重は、約65kg~125kgで、オスよりメスの方が小さいのです。

白と黒の毛並みで、毛皮はばさばさとしており、がっしりとした大きい体に丸い頭、短いしっぽがあります。タレ目風の模様があり、目の周り、耳、肩、両手と両足が黒い以外はクリーム色をしています。

手で物をもつことができるため、笹をもって食べる姿も見ることが可能です。300万年前には、今の姿をしていたと考えられ、生きた化石といわれているのです。

ジャイアントパンダの生態

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初回公開日:2022年10月13日

記載されている内容は2022年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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