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犬に似ているキツネは家で飼育できる?エキノコックスについても解説

更新日:2024年02月15日

キツネを飼ってみたいけれど、感染症や飼育方法について知らない方も多いのではないでしょうか。本記事では、キツネと犬の違いや、キツネと似ている犬種、飼育方法、エキノコックスについて紹介しています。キツネと犬の違いや飼育方法を知りたい方は参考にしてください。

犬に似ているキツネは家で飼育できる?エキノコックスについても解説
日本犬の代表といえる柴犬ですが、柴犬にはキツネ顔やタヌキ顔という分類がされます。それほど、顔がキツネに似ているのです。ピンと立った耳も似ているポイントでしょう。

キツネ顔の特徴は、面長で額が浅い、きりっとした顔立ち、体がスリムなど、キツネと類似している点が多くあります。

柴犬は、昔の猟犬の本能も残っているため縄張り意識が高かったり、攻撃的な行動をしたりすることもあるので、しつけもしっかりしていかなければなりません。また、抱っこや触れられることを好まないため、そこも考慮して飼うかどうか検討してみてください。

ポメラニアン

ポメラニアンも、先ほど紹介した柴犬と同じようにキツネ顔とタヌキ顔の分類ができます。

キツネ顔とタヌキ顔を見分けるには、目から鼻までの幅が長ければ長いほど、キツネ顔となります。顔は全体的にシャープで凛々しく、人間でいうところのかっこいいや、美人にあたるでしょう。

実際にお店に行ってみて、キツネ顔とタヌキ顔を見比べてみてください。さらに、ポメラニアンの魅力の1つであるフサフサの毛をカットすることで、よりキツネに雰囲気を寄せられます。

フィニッシュ・スピッツ

フィニッシュ・スピッツは、見た目が非常に柴犬やキツネに似ています。耳はピンと立っており、しっぽは柴犬のようにくるりと巻いています。

日本ではほぼ見かけないので希少な犬種です。体もスラッとしており、強そうにも見えますが性格は人懐っこく、遊び好きです。飼い主に対しては忠実で寂しがり屋なので、飼うのにぴったりでしょう。

また、柴犬と同様にもともと猟犬であるため運動を多く必要とします。散歩の時間をしっかり確保してあげましょう。

キツネは家で飼育できる?

犬に似ているキツネは家で飼育できる?エキノコックスについても解説
ここからは、キツネを飼いたい方が気になっているであろう、飼えるかどうかについて紹介していきます。

結論から申し上げますと、飼うことは可能です。 キツネは「特定動物」に指定されていないので、特別な許可や届出は不要です。

しかし、キツネは犬や猫と比べて一般的に懐かない傾向にあるので、ペットとしての飼育は不向きでしょう。購入方法としては、一般的なペットショップではなく、エキゾチックペットを専門に扱っているお店で購入できます。

家で飼えるキツネの種類

家で飼えるキツネの種類は、フェネック、アカギツネ、ギンギツネ、ナレキツネの4種類です。

野生のキツネを飼うことは難しいので、ペットショップで購入することをおすすめします。フェネックはエキゾチックアニマルショップやブリーダーで購入できます。

アカギツネは、日本での購入は難しく、エキゾチックペットショップに交渉する、もしくは海外のブリーダーから輸入することが確実でしょう。ギンギツネやナレギツネは、ロシアのブリーダーやペットショップに交渉するのが良いでしょう。

値段はブリーダーによってさまざまですが、約100万円はかかると考えておいた方が良いでしょう。フェネックについては、里親を募集しているケースも多いのでチェックしてみてください。

キツネの飼育方法やしつけ

キツネを飼うには、まずケージや飼育スペース、トイレ、餌を用意しましょう。

できれば、キツネのために家の中で自由に飼うことが望ましいですが、目を離さなければならない場合はケージを用意しましょう。体のサイズを考えてリラックスできるような大きさのケージをおすすめします。

キツネはトイレをほとんど覚えないので、放し飼いにする場合はどこでもトイレをしても良いと決めてしまいましょう。また、ケージの中でのトイレはシートタイプではなく、下に排泄物が落ちるタイプのトイレだと、掃除が楽で臭いも軽減されるのでおすすめです。

キツネを飼育する時に気を付けること

ここからは、キツネを飼う上での注意点をあげていきます。キツネは本来野生の生き物であり、狩りをするなど1日中動き回るような生活を送っています。

なので、犬や猫のようにペットとして飼うことはあまり向いていません。そんなキツネを迎えるときに注意しなければならないことを把握しておく必要があります。

責任をもってキツネを飼えるように、キツネに関する知識だけでなく、病気や鳴き声、近隣に迷惑をかけないような対策などを知っておきましょう。

キツネを診察してくれる動物病院があるか確認しておく

キツネは、一般的な動物病院では診てもらえない可能性があるので、キツネを見てくれるようなエキゾチックアニマルを取り扱う病院を探しておきましょう。

緊急で体調を崩した場合、どう対処したらよいのかなど、動きを想定しておくと安心できます。キツネのかかる可能性のある病気を調べて知識をつけておくことをおすすめします。

エキノコックスに感染しないようにする

エキノコックスは、エキノコックス属条虫の幼虫(包虫)が中間宿主に寄生し、肝臓、肺、脳などに障害をもたらす感染症です。

キツネは、エキノコックスに感染したネズミを食べることでエキノコックスに感染してしまいます。人は虫卵汚染された食物・水などの経口摂取から感染します。感染したまま治療しなければ致命率90%以上なので、細心の注意を払わなければなりません。

予防法としては、病原に寄生されたネズミが主な感染経路なので、初期状態で感染していないことを確認しておけば問題はないでしょう。食べさせるものには注意してください。

出典・参照: エキノコックス症|公益社団法人愛知県獣医師会
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初回公開日:2022年11月02日

記載されている内容は2022年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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