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初心者でも簡単!タランチュラの飼育方法|餌/セット/環境

初回公開日:2017年11月22日

更新日:2020年08月08日

記載されている内容は2017年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

タランチュラといえば、超危険な毒グモじゃないの!?と思っている人も多いですが、実はタランチュラの毒性は弱く、初心者でも簡単に飼育できる動物なんです。タランチュラの飼育方法や注意したい点をご紹介します。気になっているけど怖いと思っている人でも、安心です。

初心者でも簡単!タランチュラの飼育方法|餌/セット/環境

タランチュラってどんな動物?

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※画像はイメージです
タランチュラが恐ろしい動物のイメージとして定着しているのは、やはりその見た目からです。タランチュラは元々ヨーロッパの伝説上の毒蜘蛛を表す言葉でした。疫病が蔓延していた時期に、それはタランチュラという恐ろしい蜘蛛に噛まれたせいだと言われていました。

噛まれた患者はタランティズムと呼ばれる症状を起こし、患者が治るためにはタランテラという踊りを踊らなければならないとされ、多くの音楽が作られました。

大陸のクモもタランチュラと呼ばれている理由

タランチュラには南米原産の種類もいますが、これはかつてのヨーロッパ人が新大陸に渡った際に、大きくて恐ろしげなクモを伝説上のクモと同じようにタランチュラと呼んだからだとされています。

アシダカグモ科とオオヅチグモ科のクモをタランチュラと読んでいましたが、現在はオオヅチグモ科だけがタランチュラと呼ばれています。タランチュラという名称は、実は大雑把な呼び方です。

タランチュラの飼育方法

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実は簡単?毒があるって聞いたけど?

タランチュラといえば触れれば死んでしまうほどの毒蜘蛛だと勘違いしている人が少なくありません。たしかにクモにしては大きいですし、いかつい見た目をしています。しかし、初心者でも飼育できるタランチュラには毒性はほとんどなく、タランチュラによる死亡例はごくまれです。そして、恐れられている見た目とは裏腹に、温厚な性格です。

また、タランチュラの飼育環境を整えるのは難しいことではありません。飼育容器に敷く土は園芸店で購入できますし、餌の虫もペットショップで購入したり、繁殖して増やすことができます。

ペットとしては特殊なイメージですが、タランチュラを飼う場合に国や市町村に特別な申請をおこなう必要はなく、未成年の人が飼う場合に保護者の同意がいるだけです。タランチュラは恐ろしい見た目をしていますが、意外と簡単に飼育することができます。

(参考)https://kikenseibutsu.info/theraphosidae-54c/

餌は何をあげるの?

タランチュラを飼育するときに与える餌は、コオロギやレッドローチ(ゴキブリの一種)、ミルワームといった昆虫となります。ペットショップで餌用に販売されているものを買い、それを元手に繁殖させて増やすと良いでしょう。

餌の1つとしてレッドローチというゴキブリの一種を挙げましたが、だからといって家の中にいるゴキブリを与えるのは避けた方が良いです。日本の家庭で見られるゴキブリと餌に適しているレッドローチは全く異なる種類です。また、家にいるゴキブリは下水道や家具の隙間に潜んでいるため、とても不衛生です。

冷凍の餌も販売されていますが、新鮮な餌をあげるためになるべく餌の虫も飼育して育てるようにしましょう。

床材

ツリースパイダー以外のタランチュラは土の中か、地上で暮らしているので、床材には赤土、腐葉土、砂など、本来の生息地にあったものを選びましょう。どの床材を使う場合でも、たいていは園芸店で手に入れられます。床材はプラケースに高さ5㎝ほど敷き詰めましょう。

タランチュラの種類

そもそもタランチュラとはクモそのもののことではなく、ヨーロッパの伝説上のクモの名称です。現在タランチュラと呼ばれているものはオオツチグモ科に属するクモの仲間です。タランチュラの中でも、初心者でも飼育しやすい2種類をご紹介します。

メキシカン・レッドニー

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初心者に最もなのがこの種類で、ペットとして飼われるタランチュラの定番といえます。クモはメスの方が大型の傾向がありますが、それでも6cmほどしか成長せず、小さくて愛らしいです。毒性も弱いので初心者でも安全に飼育できます。

ゴライアス・バッドイーター

ゴライアス・バッドイーターは南米原産の、メスは25㎝、オスは18㎝まで成長する世界最大の種類です。体長が大きいわりに動きがすばしっこいので、脱走されないように注意が必要です。刺激を与えるとお尻の毒針を飛ばしてきます。また、噛みつかれることもあります。強い毒性ではないものの、充分に注意が必要です。

コバルトブルー

マニアの間でが高いのが、ミャンマー原産のコバルトブルーと呼ばれている種類です。青く輝くボディが高い知名度とを誇っています。体長は6㎝ほど、足を含むと12㎝まで成長します。全身が綺麗に青く輝くのはメスで、オスは地味な見た目をしています。

しかし、初心者に2種よりも性格は凶暴で、毒性も強いです。噛まれると手が大きく腫れあがるほどなので、初心者にはできません。タランチュラの飼育に熟達し、毒を持つ生き物を扱う覚悟がしっかりできている人に向いています。寿命も20年以上と長く、最後まで飼えるかどうかもしっかり考える必要があります。

タランチュラの飼育で初心者が気を付けたいこと

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脱走させない

タランチュラは誤解されているものの、一般の人々からは「猛毒を持った危ない生き物」と認識されています。もし脱走され、家を出て他の建物に入ってしまったら、間違いなくパニックになり、ニュースになることもあります。そして、もっと悲しいことに、殺されてしまうこともあり得ます。そうすると可哀想なのはタランチュラです。

ニュース沙汰にまでなってしまうと、他のタランチュラを飼育している人や取り扱っているお店の人、業者の人への風評被害が及んでしまいます。逆に、誰かが逃がしてしまって騒ぎを起こすと自分に対してあらぬことを言われてしまう可能性もあります。

タランチュラはすばしっこく、物陰に隠れる習性があるので、逃がさないように容器のふたはしっかりと閉めましょう。

素手で触らない

初心者でも飼える種類は毒性が弱いものの、刺激を与えると毒針を飛ばしたり、噛みついてきます。死に至るほどではありませんが、かなり痛く、噛みつかれた時にうっかり振り回してしまう可能性もあります。

タランチュラはむやみに触ろうとせず、触る時は手袋をしましょう。どんなタイミングで刺されたり噛みつかれたりするかわからないので、いつでも素手で撫でるといったことはやめましょう。

タランチュラの飼育セット

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爬虫類の飼育用品を取り扱っているお店では、タランチュラを飼育するための飼育セットを販売していることがあります。タランチュラの飼育セットは自分でも買い集めることができますが、一緒に買っておきたいという人には便利なセットです。

また、飼育セットにあるものとは別に、自分で用意するべきものがあります。タランチュラが快適に過ごすために、必ず用意してあげましょう。

隠れられる場所

タランチュラは木の陰などに隠れる習性があります。植木鉢を割ったものや、爬虫類用のシェルターを用意し、隠れられる場所を用意してあげましょう。窮屈な場所を好むので、なるべくタランチュラの体と同じくらいの大きさにすると良いです。

飲み水

タランチュラはたくさん水を飲むため、飲み水を用意してあげましょう。タランチュラよりも小さく浅い水入れがです。ひっくり返してしまうこともあるので、少し重さがある容器がです。

ピンセット

餌の昆虫を与えるために用意しましょう。先が細長いものがです。

温湿計

タランチュラを適切な温度で飼育しないと餌を食べなくなるか、すぐに死んでしまいます。プラケースに簡単に設置できる温湿計があるので、必ず用意しましょう。

タランチュラの飼育の環境

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温度調節

タランチュラにとって適切な温度は26~28℃です。夏は特に心配はありませんが、日本の冬はタランチュラにとって寒すぎます。そして、適した温度でないと簡単に死んでしまいます。そのため、ペット用のヒーターは必ず用意しましょう。タランチュラに限らず、どのペットにとっても日本の冬は寒いので、持っていると便利です。

種類によっては湿気が必要

すべてのタランチュラに湿気が必要なわけではありませんが、種類によってはもともとの生息地の湿気が強いものもいます。湿気が必要な種類を飼う場合、定期的に霧吹きで土を濡らす必要があります。タランチュラに直接吹きかけると嫌がるため、空いているスペースに吹きかけるようにしましょう。

タランチュラの飼育用ケース

タランチュラを飼育するためのケースは、昆虫飼育用のケースで大丈夫です。体長の3倍の大きさがあるものを選びましょう。タランチュラが脱走しないように、必ずしっかりとした蓋がついていることが必要です。

水槽で飼育する場合は、蓋を固定させる工夫をしてください。魚を買う状態で蓋がいつでも開けられるようにしておくと、脱走してしまいます。

タランチュラを繁殖させる飼育方法

タランチュラを飼育するのに慣れてきたら、自分で育てたくなってきます。しかし、タランチュラの繁殖はとても難しいです。こちらでご紹介するやり方を参考にするだけでなく、タランチュラを購入したお店の人に相談しながらじっくりと見守りましょう。

いきなり一緒にせずタイミングを待とう

タランチュラを繁殖させたい場合、オスとメスの2匹を用意する必要がありますが、ただ2匹を一緒にするだけではメスにとって格好の餌が入ってきただけになってしまいます。メスが巣を作り始めるまで待ちましょう。

タランチュラはメスが作った巣にオスが体液をつけることで交尾が始まります。そして、交尾が終わったらすぐに2匹を分ける必要があります。交尾が終わった後のクモのメスは、オスを食べる習性があるからです。

卵を抱えているメスは神経質

無事に交尾を終えると、体内の嚢と呼ばれる部位に卵を産み、お腹が大きく膨らみます。クモはどこかに卵を産み付けるのではなく、子どもが生まれるまで自分で卵を抱えて生活します。この時、メスには飲み水を補充するだけで大丈夫です。なぜなら、神経質になっているメスに刺激を与えると、卵を食べてしまうからです。

2ヶ月ほどで卵から子供が生まれます。この時にすぐ子どもを引き離し、飼育しましょう。タランチュラは1回に100匹~1000匹ほど増えます。

カッコよく飼いやすいペット

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タランチュラはその大きな体から、人にはとても扱えない危険なクモであると誤解されていますが、実は初心者でも飼育しやすい動物です。飼育ケースや土を用意するのは昆虫を飼育するのと同じ要領ですし、温度調節や脱走しないように注意することはどのペットでも必要です。タランチュラだからといって何か特別なことをする必要はありません。

また、タランチュラは色合いや足の長さがとてもカッコいい虫です。長く生きるペットでもあるので、カッコいい相棒として飼育してみるのも良いでしょう。

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