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2019年08月15日

マリモは飼える?飼えない?地球の北半球にしかいないマリモの正体!

漢字は毬藻、動かないし生きてるか分からないと思われがちなマリモという生き物の生態について。マリモの中身はどうなっているのか、なぜ球状になっているのか、阿寒湖や琵琶湖に生息する天然のものから人工のものまでさまざま。そんなマリモの飼育方法についても紹介しています。

マリモは飼える?飼えない?地球の北半球にしかいないマリモの正体!

マリモとはどんな生き物なのか?

北海道のゆるキャラ、まりもっこりで一気に有名・ブームになったマリモ。北海道のお土産として定番化し、日本の天然記念物にも指定されています。見た目も丸くて可愛らしいのでマリモを家で育てる人も少なくありません。

ですが、マリモっていったい何なのかご存じですか?この記事ではマリモとはいったい何なのか、家で飼育するにはどうしたらいいのかなどを紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。

マリモの分類

マリモはそのままマリモ属として扱われていましたが、その後シオグサ属に分類されていました。

1990年代以降になると、分子生物学的なアプローチによってシオグサ属とは異なることが発覚し、再びマリモ属として分類されています。

マリモの分類

  • 目:シオグサ目(またはミドリゲ目)
  • 科:アオミソウ科
  • 属:マリモ属
  • 種:マリモ

マリモの形態

丸くて可愛いマリモですが、実はあの丸い球体で一つのものではありません。球体を作っている細かくて細い繊維がたくさん集まった結果、一つの球体になっています。

細かくて細い繊維のことを糸状体(しじょうたい)といいます。元々はマリモは球状に集まって暮らしているものではなく、糸状体のままで暮らしています。

マリモが丸くなる理由として、北海道にある阿寒湖(あかんこ)という湖に生息するマリモは、阿寒湖の独特な水の流れや動きによって丸い球状になっていきます。

販売されていたりよく見かける球状のマリモは水の流れなどによって丸く集まった藻の集合体です。

マリモの中身はどうなっているか

マリモの中身ってどうなっているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。マリモは細かい繊維の集まりなので基本的には中心まで繊維が詰まっています。

マリモは植物なので光合成をしますが、大きくなりすぎたりして光が中まで届かないと枯れてしまい、中が空洞になることがあります。

マリモの生息地

先ほどマリモの生息地として北海道の阿寒湖を紹介しましたが、どこに生息しているのでしょう。マリモは湖や沼に生息しています。

マリモは漢字で「毬藻」と書き、日本が原産国だとされていますが、国外でも球状のマリモが発見されています。渡り鳥が食べて他の国へ運んで行ったのではないかといわれています。

国内、国外の生息地のついて詳しく紹介していきます。

1マリモの生息地:国内

北海道の阿寒湖以外にも、青森県の小川原湖(おがわらこ)でも球状のマリモの生息が確認されています。

他にも秋田県、山梨県、滋賀県の琵琶湖などでも生息していますが、マリモが球状になっているのは阿寒湖と小川原湖の2か所だけです。

2マリモの生息地:世界

日本国外でも、アイスランド、ロシア、アメリカでも生息していることが分かっています。これら北半球の国々に日本から渡り鳥が運んでいったと推測されています。

北海道のお土産や飼育用として販売されているマリモですが、国の天然記念物に指定され、さらに数の減少により絶滅危惧種としても登録されています。

なので現在販売されているマリモの中にはロシアなどの国外で育ったものを輸入し販売されているものもあります。元々観賞用にと人工の(偽物の)マリモも販売されています。

マリモはペットとして育てられるのか?

マリモを家でペットとして育てることはできます。一人暮らしをしている人や仕事が忙しい方でも飼育しやすい生き物です。

ですがマリモの成長はとてもゆっくりなので、目に見えてグングン育つわけではありません。そして綺麗な水や水温を保って飼わないとすぐに弱ったり枯れてしまうので気を付けなければいけません。

マリモを水槽で育てる飼育方法

具体的に家でマリモを育てる方法について紹介していきます。上の写真はとてつもなく大きなマリモですが、家で育てるには水温や水質など、いくつか気を付けなければいけないことがあります。

それぞれ細かく説明していきますのでぜひ参考にしてみてください。

マリモに餌は必要ない

マリモに餌は必要ありません。マリモは藻であり植物なので、日光を浴びて二酸化炭素を吸い酸素を出す光合成をして育ちます。

なので普通の植物を育てる時のように、肥料を使った方がいいなんていうこともありません。餌や肥料をあげなくていいため、マリモの飼育には人気があるのでしょうか。

手間が掛からずお手軽に感じるマリモの飼育ですが、気を付けなければいけないことがあります。

綺麗な水を維持する必要がある

マリモは汚れた水を嫌い、汚れた水で飼育をしていると弱ってしまいます。水自体は水道水で大丈夫ですが、水が汚れてきたら交換をしましょう。

マリモに害はありませんが、夏は特に微生物が発生したり水温が上がってしまうので、3日から1週間で水替えをした方が安心です。

冬も1週間くらいで水替えをしておくと綺麗な水質を保てるでしょう。ろ過装置をつけるのも良いですが、マリモが吸い込まれないように気を付けてください。

マリモの成長に適した環境で育てる

小さくても15センチほどの水槽で飼育を始めると良いでしょう。最初は小さくて可愛いマリモですが、大切に育てていると当然大きくなってきます。

水槽が小さすぎても水温が上がりやすくて弱ってしまう危険性がありますし、たくさん飼育するならもう少し大きい水槽の方がおすすめです。

水槽の置き場所も、なるべく涼しくて直射日光が当たらないところにしましょう。

マリモは日光で育つ

マリモに餌は必要なく、光合成で育つので水槽はなるべく明るい場所に置くと良いです。

ですが直射日光が当たる場所に置いてしまうと水温が上がりすぎて枯れてしまったり弱ってしまうので、直接日光が当たらないようにしましょう。

日に当てすぎるといらないコケが生えてしまったりもしますし、もし窓側に置けなくても室内の照明でも充分な光を与えられますので、直射日光だけ避ければ光については特に心配ありません。

マリモが育つ最適水温

元々寒い所に生息しているので、水温は低めの方が良いです。15度から20度くらいの水温が良いといわれています。

寒さには強いので冬はさほど気にしなくても良いですが、夏は水温が30度を超えないように注意しましょう。35度を超えてしまうと完全に枯れてしまいます。

夏に水温が上がりすぎてしまうようだったら、冷蔵庫で数か月保存しても死んでしまわないので1つの方法として紹介しておきます。

マリモと一緒に水槽へ入れていい生き物

マリモと魚やエビを一緒に水槽で飼育したら可愛いですが、他の生き物と一緒に飼育するのは良くありません。魚やエビがマリモを餌として食べてしまうからです。

水草で装飾するのも一見素敵ですが、水が汚れやすくなってしまったり他のコケなどが生えてしまうので、マリモだけで飼育することをおすすめします。

マリモを手入れするときの注意点

水替えで水質を保つことも大事ですが、マリモ自体も洗ってあげると綺麗になります。

日光に当たりすぎて白く日焼けしてしまったり、マリモではない別の藻がついて色が変色してしまうこともあるので、弱ってしまう前にきちんとマリモ自体も洗ってあげることが大事です。

実際にマリモを洗うときの注意点がこちらになります。

マリモを手入れするときの注意点

  • 手のひらで転がして洗う
  • 潰さないように丁寧に扱う

手のひらで転がして洗う

マリモを洗うときは、とにかく優しく洗ってあげてください。水を直接当てたり強く当てすぎないように水道水を流しながら、手のひらで転がすように洗うと綺麗な球体に形が整います。

小さなマリモはコロコロと優しく洗うだけでも綺麗になりますが、大きなマリモを洗うときは少しだけ揉むような感覚で洗ってあげると中の方の汚れも落とせます。

潰さないように丁寧に扱う

マリモは糸状の藻の集合体なので、強く押したりすると簡単に潰れてしまいます。洗うときも、水槽から一度移動させるときも、潰さないように丁寧に扱います。

潰さないようにすること以外にも、洗い終わったあとや洗っている最中に落としたり、排水溝に誤って流してしまわないようにも注意しましょう。

可愛いマリモを排水溝に流してしまうのはとても悲しいことですので気を付けてください。

マリモを飼う際に必要なグッズ

マリモを家で飼育するために必要なグッズを紹介していきます。

水がないと生きられないので水槽などの入れ物は必要不可欠ですが、以下で紹介しているものを揃えていただければ安心して飼育を始めることができますので、ぜひご覧ください。

水槽

水槽はマリモの飼育には必要不可欠です。マリモの数や大きさによって水槽の大きさも変わってきますが、特大サイズのマリモでない限りは15センチくらいの水槽であれば何の問題もなく飼育できるでしょう。

小さな瓶や入れ物の方がインテリアのような感覚でとてもおしゃれに見えますが、水温や水質を管理しやすい水槽を使うことをおすすめします。

淡水魚用の砂

砂は実際あってもなくてもマリモには影響ありません。砂があると掃除が少し大変になりますが、あった方がやはりマリモの色も映えて綺麗に見えます。

もし砂を使用する場合は、マリモは淡水の生き物なので砂も淡水用のものを使用しましょう。

砂を使わない場合でも水槽の底の部分が黒ではなく白いものも販売されているので、お近くの店舗やネット通販でご覧になってみてください。

濾過装置

マリモだけではそこまで水の汚れはありませんし、基本的には濾過装置は必要ありません。ですが濾過装置を使うと水槽の水がまわることによって水質が安定し、安心感が得られます。

マリモを飼いたいが忙しい方などには、あると安心するアイテムです。

濾過装置があれば水替えの頻度を低くしても多少は大丈夫ですが、マリモのためにきちんと綺麗な水質は保つようにしましょう。

マリモの購入ルートとその値段とは?

ここまでマリモのことが分かったらあとはマリモを購入するだけです。ですがマリモっていったいどこに売られているのでしょうか。いくらで買えるものなのでしょうか。

マリモを買う方法と平均価格について紹介していきます。

マリモを買う方法

マリモはペットショップやホームセンター、通販、水族館のお土産コーナーなどにも売られています。場所によっては百円ショップにも売られているそうです。

お近くの店舗で見当たらないようでしたら通販のサイトで探してみましょう。中にはマリモの専門店などもありますし、大きさも色々あるので見ているだけでもとても楽しめます。

マリモの平均価格

百円ショップでも売られていたりするようですが、大きさや購入場所にこだわりがなければ、だいたい全て1,000円以下で購入できます。大きいものだと通販で3,000円~5,000円のマリモも売られています。

マリモは枯れない限り寿命というものがないといっても過言ではありませんので、安く購入できるうえに大切に育てれば長く一緒に過ごせるところが人気である理由なのでしょう。

マリモを育ててみよう

比較的安く手に入るマリモですが、愛情をこめて大切に育てればその分大きく育てることも可能です。

お子さんのいるご家庭であれば自由研究や調べ学習にも使えますし、お子さんと一緒に楽しんで育てることができるとても素敵な生き物です。

マリモを飼育しようか考えていましたら、ぜひお店に足を運んだりしてみてはいかがでしょうか。ペットショップへのリンクも下に掲載していますのでぜひご覧になってみてください。

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