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アカメカブトトカゲの飼育方法|適切な環境や餌の与え方などについて解説

更新日:2024年01月20日

アカメカブトトカゲの飼育方法をご存知でしょうか。本記事では、アカメカブトトカゲの基本情報をはじめ、適切な飼育環境や必要な設備に加え、繁殖方法やハンドリング、不調の原因まで紹介しています。自宅でアカメカブトトカゲを飼ってみようと考えている方は役立ててください。

アカメカブトトカゲの飼育方法|適切な環境や餌の与え方などについて解説


アカメカブトトカゲは、なかなかお目にかかれる生き物ではありません。最初に述べたように、ペットショップやホームセンターでも販売している店舗は少なく、いざ飼おうと思っても売っている店舗が見つからない可能性もあるでしょう。

ここでは、販売場所と値段の目安を紹介します。併せてオスとメスの見分け方も記載しますので、ぜひ参考にしてください。

販売場所と値段の目安

アカメカブトトカゲは、おもに爬虫類専門店で販売されています。

規模の大きいペットショップやホームセンターであれば売っている可能性もありますが、販売している可能性が高いのは専門店になります。また、爬虫類の展示即売会であれば、かなり高い確率で販売されているでしょう。

なお、動物のネット販売は法律により禁止されており、対面販売が絶対となっています。

アカメカブトトカゲの値段は、爬虫類専門店で7,000〜20,000円ほどですが、展示即売会であれば10,000円以下と、比較的安い値段で販売されることが多いでしょう。

ちなみに、展示即売会で販売されている生物には「WC個体」や「CB個体」などの種類があります。

「WC個体」とはワイルドコートの略で、いわゆるワイルドと呼ばれるものです。現地で捕獲された野生生物のことを意味し、体格は良く、値段も安のが特徴です。

しかしながら、いままで野生にいた生物なので人に慣れることはほとんどなく、寄生虫が潜伏している可能性もあるため注意が必要でしょう。

「CB個体」はキャプティブブレッドの略で、こちらはブリーダーなどによって飼育・繁殖された生物になります。「WC個体」に比べて値段は高くなりますが、人慣れしていて寄生虫のリスクもほとんどなく、安心して飼育できます。

そのため、初心者の方には「CB個体」の購入がおすすめです。

オスとメスの見分け方

アカメカブトトカゲの大きさをオスとメスで比べると、オスの方が大きくなっています。

大きさ以外で見分けるポイントは、後ろ脚の指です。オスの後ろ脚の中指と薬指のつけ根には、白く盛り上がっているウロコがあります。

これは「抱きダコ」と呼ばれていて、メスにはありません。

アカメカブトトカゲの飼育に必要なものと選び方



ここからは、アカメカブトトカゲを飼育するうえで必要なものを紹介します。

アカメカブトトカゲが過ごしやすい環境を整えることは重要なことですが、それと同時に、ちょっとした体調変化にも気づけるよう、飼い主が観察しやすい状態を作ることも大切です。
  • ケージと蓋
  • 床材
  • シェルター
  • 水入れ
  • ライト

ケージと蓋

アカメカブトトカゲはあまり動き回る種類ではありません。そのため、大体45〜60センチほどの幅のケージで飼育できるでしょう。

アカメカブトトカゲが子どもであれば、30センチでも大丈夫ですが、成長すると手狭に感じるため、最初から45〜60センチあるものを選んでおくと安心です。

また、上から手を入れるタイプのケージだとアカメカブトトカゲを怖がらせてしまうことがあるので、前開きのものを選ぶと良いでしょう。

水槽やプラケースでも飼育は可能ですが、アカメカブトトカゲは、暑すぎるのも湿気でジメジメしすぎるのも嫌います。

蓋の部分を網にするなど、通気性を確保できるようにしましょう。

床材

床材は、水分を含ませられるものを選びましょう。アカメカブトトカゲは乾燥を嫌うので、床材で湿度を保てるようにする必要があります。

おすすめの床材は、ミズゴケ、ヤシガラ、テラリウムやアクアリウムで使用するソイルなどです。
ただし、水がケージの底に溜まるくらいにしてしまうのは良くありません。ミズゴケやヤシガラの場合はよく絞り、ソイルは霧吹きなどで調整しながら水が溜まらない程度に保ちましょう。

また、多湿な環境は菌が増えやすく、においの原因になったり、病気のリスクを高めたりします。フンはこまめに取り除き、床材を入れ替えるなど、掃除は定期的に行いましょう。

シェルター

臆病なアカメカブトトカゲにとって、シェルターは必須です。また、アカメカブトトカゲは夜行性なので、昼間は基本的にシェルターで過ごすことになります。狭すぎず広すぎず、落ち着いて隠れられる安全な場所を作ってあげましょう。

飼い始めはとくに警戒しています。シェルターから出てこず、ずっと引きこもっていることもあるでしょう。

だからといってシェルターを撤去してしまうと、かえってストレスになります。慣れるまで見守ることが大切です。
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初回公開日:2022年06月11日

記載されている内容は2022年06月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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