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アカメカブトトカゲの飼育方法|適切な環境や餌の与え方などについて解説

更新日:2024年01月20日

アカメカブトトカゲの飼育方法をご存知でしょうか。本記事では、アカメカブトトカゲの基本情報をはじめ、適切な飼育環境や必要な設備に加え、繁殖方法やハンドリング、不調の原因まで紹介しています。自宅でアカメカブトトカゲを飼ってみようと考えている方は役立ててください。

アカメカブトトカゲの飼育方法|適切な環境や餌の与え方などについて解説

水入れ

アカメカブトトカゲは水浴びをするのが好きなので、体が浸かれるくらい広いものを用意しましょう。

ただし、深すぎるものを選ぶと出られなくなってしまう可能性があります。ペットショップなどで爬虫類用の水入れも売っていますが、タッパーなどでも代用できるので、浅めのものを選ぶことをおすすめします。

水の中でフンをすることもありますが、飲み水としても使うので毎日こまめに取り替えましょう。

また、動いている水しか飲まないということもあります。その場合は、ケージの壁に霧吹きなどで水滴を作るか、あるいは魚の飼育に使うエアレーションを水入れに入れて、動く水を作りましょう。

ライト

夜行性のアカメカブトトカゲは、日を浴びることがほとんどないので、ライトはあまり必要ありません。

しかし、そのままだと飼い主が観察しづらい場合もあるので、観賞用のライトはあると便利です。ライトをつけたままにすると、アカメカブトトカゲのストレスに繋がる可能性があるので、観察するときだけライトをつけるようにしましょう。

アカメカブトトカゲの飼育方法

アカメカブトトカゲにとって過ごしやすい環境を作ることは、何より大事なことです。しかし、現在でもアカメカブトトカゲの飼育方法は確立されていません。

温度や湿度が違うだけで体調不良を起こし、最悪の場合は、突然死に繋がりかねません。毎日よく観察し、1番過ごしやすそうな環境を見つけてあげましょう。

餌の種類と与え方

エサはおもに生きている昆虫です。種類としてはコオロギ、デュビア、レッドローチ、ミルワームが定番です。病気などを予防するために、粉状のサプリメントやカルシウム剤を昆虫にまぶして与えることをおすすめします。

アカメカブトトカゲがまだ慣れていないときは、寝る前に数匹ケージに入れておき、次の日、昆虫が残っていたらケージから取り出してください。

これは、昆虫が休んでいるアカメカブトトカゲの体をかじることがあるためです。慣れるとピンセットで食べてくれます。

レオパゲルといった人工飼料を食べることもあるので、ピンセットに慣れたら試してみるのも良いでしょう。

子どものときは、できるだけ毎日、口に入るくらいの大きさのものを食べる分だけ与えてください。成体になったら2〜3日に1度、まだ欲しがるくらいで留めておくのが丁度良いと言われています。

なお、ミルワームは脂肪分が多いので、おやつとして与えてください。

水の与え方

アカメカブトトカゲは水浴びが好きで、そこで水分を補給することもあります。

しかしながら、水浴びをするため水が汚れやすく、そこでフンをしてしまうこともあるでしょう。

常に清潔な水を置くことを心がけ、こまめに水を変えることはもちろん、フンをしてしまっていたときも替えてあげてください。

最適な温度と湿度

アカメカブトトカゲが過ごしやすい環境として、温度は25〜28度、湿度は70〜90%程度を維持してください。ただし、通気性が悪く蒸し暑いのを嫌うので、風通しは良くしてください。温度計と湿度計があると便利でしょう。

冬はエアコンやヒーターなどを用意して温度を一定に保ち、霧吹きなどを使用して湿度も維持しましょう。

また、ケージ内で温度の高低差をつけてあげると、アカメカブトトカゲが自分で丁度良いところに移動してくれます。パネル式のヒーターは、位置をずらすことで温かくなる面積を増やしたり減らしたりできるのでおすすめです。

湿度に関しても、床材に乾いた場所を作ってあげるなど、高低差をつけてあげると良いでしょう。

レイアウト

野生のアカメカブトトカゲは、おもに渓流などの水辺に生息しています。そのため飼育環境を野生の状態に似せることで、普通のケージでは見られない、生き生きとしたアカメカブトトカゲを見ることができるでしょう。

たとえば「アクアテラリウム」という、ケージの中に水辺と陸地を作り、植物を植えるレイアウトも良いでしょう。

また、最近では「パルダリウム」といった熱帯雨林の環境に似せたレイアウトも流行っており、アカメカブトトカゲの生息環境に近いものが再現できます。

あまり動き回ることもないのでレイアウトを崩されることは少なく、野生のような姿を楽しめるでしょう。

多頭飼いする際の注意点

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初回公開日:2022年06月11日

記載されている内容は2022年06月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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