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アカメカブトトカゲの飼育方法|適切な環境や餌の与え方などについて解説

更新日:2024年01月20日

アカメカブトトカゲの飼育方法をご存知でしょうか。本記事では、アカメカブトトカゲの基本情報をはじめ、適切な飼育環境や必要な設備に加え、繁殖方法やハンドリング、不調の原因まで紹介しています。自宅でアカメカブトトカゲを飼ってみようと考えている方は役立ててください。

アカメカブトトカゲの飼育方法|適切な環境や餌の与え方などについて解説
アカメカブトトカゲはおとなしい性格のため、多頭飼育は可能です。

ただし、多頭飼いの場合、ケージは大きいものを選ぶ必要があります。目安としては2匹で60センチ幅以上で、シェルターも頭数分以上用意しましょう。エサがしっかり行き渡っているかどうかも確認する必要があります。

また、汚れるスピードも早まるので掃除の頻度も増やしましょう。

アカメカブトトカゲのハンドリング

アカメカブトトカゲは臆病な性格のためハンドリングには不向きで、懐くことはほとんどありません。せいぜい慣れる程度でしょう。

しかし、掃除をする際や健康状態の確認のために触らなければならない場合もあるため、手に乗せられるくらいには慣らしておくと良いでしょう。

エサを与える際に飼い主のにおいを覚えさせ、少しずつ触るなどして慣らしていきます。ストレスを感じると鳴きだすので、そのときは触るのをやめてください。

また、飼い始めに急に触ろうとすると、手が「怖いもの」と認識されてしまうので、最初はその環境に慣れてもらうことを目標としましょう。

アカメカブトトカゲの繁殖方法



アカメカブトトカゲは2〜3年で成熟しますが、「いつの間にか卵を産んでいた」ということが多く、明確な繁殖時期はないと言われています。

1回の産卵で1〜3個ほど産みますので、卵が確認できたら別の入れ物に移しましょう。温度と湿度は親のケージと同じくらいで維持してください。

孵化するまでは60〜70日ほどかかりますが、孵化した子どもも生きた昆虫を食べるので、できるだけ小さく、口に入るくらいの大きさのものを与えましょう。

なりやすい不調の原因と対策



アカメカブトトカゲは隠れてばかりでなかなか姿を見せてくれず、体調を管理するのが難しい面もあります。しかし、不調を見つけるには日々観察し、普段の行動を把握することが大切です。

少しでも何か違うと感じたら、以下の項目を参考にしてください。早めに行動することが重要になります。

皮膚病

湿度の高いケージは細菌や真菌が増えやすく、ちょっとした傷口から皮膚炎を発症させることがあります。また、アカメカブトトカゲは水浴びを好むので、水中で増えた菌から感染するケースもあるでしょう。

皮膚がピンク色になっていたり、白いカビが生えていたりしたら、皮膚炎を発症している可能性がかなり高いので、病院を受診することをおすすめします。

対策としては、定期的に温浴をさせて、歯ブラシなどでキレイにしてあげてください。また、エサの食べ残しからカビが生えたり、フンからは菌が増えたりするので掃除も定期的に行いましょう。

出典:とかげの飼い方|けい動物医療センター
参照:https://kei-animal.com/about/lizard.html

出典:爬虫類・両生類の健康管理|動物病院奈良
参照:https://nara-animal.jp/management/reptile_and_amphibious/

食欲不振・拒食

環境の変化や、何かしらのストレスでエサを食べてくれなくなることがあります。飼い始めは特に多く見られる症状でしょう。

温度や湿度は適切かどうか、光は強すぎないかをチェックし、普段あげているエサを変えるなど、1度、環境を見直しましょう。

1週間以上、エサを食べてくれないようなら強制給餌をしてください。

出典:とかげの飼い方|けい動物医療センター
参照:https://kei-animal.com/about/lizard.html

くる病

陽の光に当たることで生成されるビタミンDは、欠乏するとカルシウムが吸収できなくなります。その結果、カルシウム不足となって発症するのが、くる病です。

主な症状は背骨や手足などの変形ですが、マヒしたり骨折したりしてしまう場合もあります。

エサに粉状のカルシウム剤やビタミン剤をまぶして与えることが予防になります。

出典:爬虫類・両生類の健康管理|動物病院奈良
参照:https://nara-animal.jp/management/reptile_and_amphibious/

その他のカブトトカゲの種類

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初回公開日:2022年06月11日

記載されている内容は2022年06月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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