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ニジイロトカゲってどんな生き物なの?生態やニホンカナヘビとの違いも!

更新日:2024年07月09日

尻尾が青色の、滑らかな光沢を持った鱗をしているトカゲを見たことはあるでしょうか。本記事では、ニジイロトカゲと呼ばれる種類のトカゲの、生態や飼育方法、注意点などについて紹介します。少しでもニジイロトカゲについて興味のある方は、是非チェックしてみてください。

ニジイロトカゲってどんな生き物なの?生態やニホンカナヘビとの違いも!

床材

床材はヤシガラマットがおすすめです。しっかりと吸水し、滑りにくいです。ただ、幼体の頃はヤシガラの繊維が食道や気管に詰まってしまうおそれがあるので、黒土の上に腐葉土を敷いてあげるといいでしょう。

野生のトカゲは穴を掘って生活しているので、これらの床材はかなり厚めに敷いてあげることをおすすめします。不衛生にならないように床材は定期的に交換しましょう。

水入れ

水入れは、全身がつかる程度の大きさのものを用意するといいでしょう。水分補給以外にも水浴びをして乾燥を防ぎ、脱皮しづらくなるのを防ぎます。

また、カルキは爬虫類にとって害があるので、水入れに入れる水道水はしっかりとカルキを抜いたものを入れます。水替えの頻度は2日に1日程行いましょう。

ニジイロトカゲの餌と与え方

基本的に生き餌を食べます。爬虫類ショップではコオロギやミルワームなどを取り扱っているので、それらを与えるといいでしょう。1匹あたり約10円で購入できますが、慣れてくれば自宅で繁殖させ節約もできます。

もちろん、自分で屋外に出て昆虫を採取して餌を与えても構いません。蜘蛛や小さいバッタなどがおすすめです。

カルシウム不足にならないように、餌を与える際は爬虫類用のカルシウム剤をまぶしてあげるといいでしょう。

適している温度と湿度

飼育に適している温度は約20度〜27度です。野生環境下では、約15度を下回るような11月〜3月にかけては冬眠を行いますが、人間の飼育下では冬眠が難しいため、約20度を下回らないようにヒーターなどを使い暖めてあげます。

また、湿度は約40〜60%に保つのが理想で、これを下回るようであれば霧吹きなどで対処しましょう。1日1回程の頻度が目安です。

ニジイロトカゲを飼育する際の注意点



比較的飼いやすいタイプのトカゲですが、飼育する際はいくつかの注意点があります。どの注意点も守るのはそんなに難しいことではないので、ポイントだけ押さえて覚えておくことをおすすめします。

ストレスを与えない環境作りをすることが飼い主の努めなので、是非参考にしてください。

多頭飼いは避ける

多頭飼いはおすすめしません。特にオスは縄張り意識がすごく、同じケージに入れて飼育すると攻撃してしまいます。

ニジイロトカゲと呼ばれる幼体の頃は同じケージで何匹か飼うこともできますが、成長したらケージを別々にわけることをおすすめします。また、多頭飼いでなくても広いスペースが必要なので、ケージは広いものを用意してあげましょう。

オスメスの区別が難しい

ニホントカゲの幼体であるニジイロトカゲは、ほとんど外見的な違いがなく区別が難しいです。

ニジイロトカゲと呼ばれる時期はオス・メス両方とも綺麗な青色の尻尾を持っていますが、成長するとメスのトカゲは青色が薄くなっていきます。一方、オスの方は黒色に近いような地味な色に変わっていきます。

また、成長したオスの頭は角ばっており喉元が赤くなりますが、メスでは違います。ただ、この違いは個体によってかなり差があり、これだけではなかなか見分けづらいです。生態としてはオスの方が縄張り意識が高いので、それも違いの1つでしょう。

爬虫類では珍しく、メスは卵を巣穴に産卵した後は孵化するまで守ることが知られています。

脱走に注意する

臆病な性格もあり、かなり俊敏に動くので1回脱走してしまうと捕まえるのが大変になります。前開きのケージなどを利用されている方は、扉の開閉時に脱走しないように注意しましょう。

また、流木などを利用している場合も流木をつたって脱走してしまう可能性があるので、その際はフタの開閉にも気をつけます。
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初回公開日:2022年06月24日

記載されている内容は2022年06月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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