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バクチヤモリの飼い方|入手方法や値段とケージ・餌など飼育について紹介

更新日:2024年10月05日

大きな鱗が特徴的なバクチヤモリをご存じですか?このヤモリは、自分の身に危険が迫ったときはその鱗を脱ぎ捨て、敵から逃げるという面白い性質を持ちます。この記事では、バクチヤモリの生態に関する基礎知識、入手方法や値段などを紹介しています。参考にしてください。

バクチヤモリの飼い方|入手方法や値段とケージ・餌など飼育について紹介
みなさんはバクチヤモリという生き物をご存じでしょうか?

バクチヤモリは、マダガスカル原産の大きな鱗が特徴的なヤモリです。

「バクチヤモリってどんな生き物なの?」
「飼うために必要なものってなに?」
「あんまり見かけないけど、どこで買えるんだろう?」
なかなか飼っている方や飼育記事を見かけないため、これからお迎えする方だけでなく、現在飼育されている方も様々な悩みがあるのではないでしょうか?

この記事では、バクチヤモリの基礎知識、入手手段や値段、飼育する際に準備するものや飼育方法、飼育の注意点について詳しく解説しています。繁殖に対する疑問や、餌を食べないといったお悩みの解決方法も記載しています。

ぜひこの記事を読んでバクチヤモリに関する知識を深め、適切な飼育環境を整えてくださいね。

バクチヤモリの生態と特徴



バクチヤモリはかつてセンザンコウヤモリと呼称されていました。

その立派な大きい鱗が、センザンコウという鎧をまとったような姿をしている哺乳類に似ているといわれていたからです。

そんなヤモリがなぜバクチヤモリと呼ばれるようになったのでしょうか?

ここでは名前の由来になった特徴や生態について詳しく説明していきます。

生息地について

バクチヤモリは、アフリカ大陸の東に位置するマダガスカル島から来たヤモリです。

マダガスカルの豊かな森林に生息し、木の上で暮らしています。地上を歩くのは外敵に襲われやすくなるため、このような生活スタイルになったようです。

木の上は落下の危険性がありますが、ヤモリは指の裏にあるごくごく小さい毛を利用して木の表面や建物の壁に吸着できるので、安全に過ごせます。

バクチヤモリはほとんどのヤモリと同じように夜行性の生き物です。

体長について

バクチヤモリの体長は10cmほどで、ヤモリとしては平均的なサイズです。

大きく育つと12cmほどまで成長することがあるようです。

一般的なご家庭でも飼いやすいサイズといえます。

繁殖について

バクチヤモリはまだまだ珍しく、流通量が少ないうえに、オスとメスの判別が難しいとされています。そのため大前提である雌雄両方をお迎えするという点では難易度が高めになっていますが、繁殖自体は難しくありません。

バクチヤモリは縄張り争いをしないので、オスとメスを同じケージに入れ、クーリングをします。クーリングとは、「普段生活している温度より飼育温度を低めに設定し、気温差で繁殖を促すこと」を意味するものです。

ペアが成立すると、木の隙間や壁の壁面など見つかりにくい物陰に卵を産みます。室温を25度程度にキープし、乾燥に気を付けて孵化まで見守りましょう。だいたい2か月程度で孵ります。

バクチヤモリの子供は体に白い斑点があり、大人になると消失します。この時期にしか見られない模様なので、ぜひ繁殖に成功したら観察してみてくださいね。

寿命について

バクチヤモリの寿命は5~7年ほどになります。

寿命が近くなると動作がゆるやかになり、安定した場所で休むことが多くなってきます。

壁や木にへばりつくことも少なくなるので、高さのあるレイアウトや複雑な構造のものは撤去し、安全に過ごせる空間を作ってあげましょう。

バクチヤモリは脱皮するの?

バクチヤモリはヤモリの仲間なので脱皮します。

脱皮の周期や頻度に規則性は無いとされていますが、適切な飼育環境下では同じような周期に脱皮するとも言われているのです。

脱皮が始まると全身にうっすらと膜がかかったようになり、しばらくすると亀裂が入って古い皮を脱ぎ捨てます。若いヤモリほど脱皮にかかる時間が短く、老年期にさしかかると遅くなると言われています。

バクチヤモリはウロコを脱ぎ捨てる?

バクチヤモリは大きな鱗で身を守っており、危険を感じた時は鱗を脱ぎ捨てて敵から逃げます。

バクチヤモリの名前の由来もここから来ており、鱗を脱いだ姿が博打に負けて身ぐるみを剥がされたように見えることからそう呼ばれるようになりました。

強めに触ったり捕まえるために握ったりすると、鱗がズルッと剥がれ、ピンク色の肉が見えます。見た目は痛々しいですが、バクチヤモリには引き裂きゾーンと呼ばれる細胞の層があり、出血や痛みなしに脱ぎ捨てることが可能です。

鱗が無くなっても、2週間ほどで再生するので心配はありません。しかし、鱗が剥がれるということは脅威を感じているはずなので、ストレスをかけるようなことは控えましょう。

バクチヤモリの種類は?



バクチヤモリは3種に分類されており、体の大きさで判断します。

体の小さい順から、「チビバクチヤモリ」、「バクチヤモリ」、「オオバクチヤモリ」と呼んで区別しているのです。

チビバクチヤモリは体長7㎝ほど、バクチヤモリは10㎝ほど、オオバクチヤモリは14㎝ほどにまで成長します。

バクチヤモリの飼育に必要なもの

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初回公開日:2022年06月17日

記載されている内容は2022年06月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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