亀はなぜ両生類ではなく爬虫類なのか・種類|呼吸/リクガメ
更新日:2024年05月23日
亀はなぜ両生類ではなく爬虫類なのか?
亀のゆったりとした動作に癒されている読者のみなさんも多いのではないでしょうか。実際にペットとして亀を飼っている方もいらっしゃるのではありませんか。
ところで、亀は水中でも陸上でも生きて行けるので両生類だと思っている方も多いのではないでしょうか。実は亀は爬虫類です。
ところで、亀は水中でも陸上でも生きて行けるので両生類だと思っている方も多いのではないでしょうか。実は亀は爬虫類です。
両生類とは
一般的に背骨と言われる脊椎を持っている脊椎動物の1種です。体は鱗や毛などに覆われていることはありません。また、一般的に体の乾燥を防ぐために粘液を分泌するための粘液腺を持っています。
卵から生まれてからの幼生時代には水中にいて、エラ呼吸をします。ですが、成長すると変態して四肢が生えて陸上にあがるようになります。当然陸上では肺呼吸をすることになります。肺呼吸をするようにはなるものの、水辺から離れて生きて行くことは困難なので、水辺付近で生活するのが一般的です。
両生類の代表的な動物には「カエル」や「サンショウウオ」「イモリ」などが挙げられます。
卵から生まれてからの幼生時代には水中にいて、エラ呼吸をします。ですが、成長すると変態して四肢が生えて陸上にあがるようになります。当然陸上では肺呼吸をすることになります。肺呼吸をするようにはなるものの、水辺から離れて生きて行くことは困難なので、水辺付近で生活するのが一般的です。
両生類の代表的な動物には「カエル」や「サンショウウオ」「イモリ」などが挙げられます。
爬虫類とは
爬虫類も両生類同様、一般に背骨と言われる脊椎を持っている脊椎動物の1種です。学生時代、動物の進化系統の表などで、爬虫類が両生類と鳥類・哺乳類の間に位置しているのを勉強したのではないでしょうか。
爬虫類は皮膚を保護するための鱗があります。両生類とは違い、陸上に卵を産み、生まれた個体は最初から陸上で生活するので、肺呼吸をします。
爬虫類の代表的な動物には「トカゲ」や「ワニ」「ヘビ」などが挙げられます。また、遠く昔に絶滅しましたが、「恐竜」もこの爬虫類の1種です。
爬虫類は皮膚を保護するための鱗があります。両生類とは違い、陸上に卵を産み、生まれた個体は最初から陸上で生活するので、肺呼吸をします。
爬虫類の代表的な動物には「トカゲ」や「ワニ」「ヘビ」などが挙げられます。また、遠く昔に絶滅しましたが、「恐竜」もこの爬虫類の1種です。
「両生類」と「爬虫類」の違いは?
「両生類」と「爬虫類」の違いを整理します。ポイントは2点「呼吸」と「皮膚」です。例外を除けば、ほとんどこの2つのポイントで「両生類」か「爬虫類」かを見分けることができるでしょう。
爬虫類のポイント1 亀の「呼吸」
亀が卵からかえったシーンをご覧になったことがある方はいらっしゃいますか。TVなどでもウミガメの赤ちゃんが卵からかえる映像が放送されていたりするので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
亀が卵からかえるのは陸上です。ですから、生まれた瞬間から肺呼吸をしています。両生類の幼生のようにエラ呼吸はしません。
亀が卵からかえるのは陸上です。ですから、生まれた瞬間から肺呼吸をしています。両生類の幼生のようにエラ呼吸はしません。
爬虫類のポイント2 亀の「皮膚」
亀の皮膚をご覧になったことがありますか。爬虫類の特徴である「鱗」があります。特に四肢で発達していて、鱗が見られます。
また、亀の甲羅も同様です。亀の甲羅は非常に硬いですが、これはもともとペラペラの鱗が強靭なものとなったと言われています。進化の過程で、身を守るために鱗を強靭なものにしたのでしょう。詳しく甲羅を見てみると、鱗が敷き詰められたように見えるのではないでしょうか。
両生類は柔らかい皮膚だけですから、鱗を持っている亀は爬虫類の特徴を体現しています。
また、亀の甲羅も同様です。亀の甲羅は非常に硬いですが、これはもともとペラペラの鱗が強靭なものとなったと言われています。進化の過程で、身を守るために鱗を強靭なものにしたのでしょう。詳しく甲羅を見てみると、鱗が敷き詰められたように見えるのではないでしょうか。
両生類は柔らかい皮膚だけですから、鱗を持っている亀は爬虫類の特徴を体現しています。
亀の種類
初回公開日:2018年02月03日
記載されている内容は2018年02月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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