亀はなぜ両生類ではなく爬虫類なのか・種類|呼吸/リクガメ
更新日:2024年11月08日
読者のみなさんもご存知のように、亀の種類はたくさんあります。海中に生活の場を持つウミガメから、陸上に生活の場を持ち、生涯ほとんど水に入ることはないリクガメ、私たちがよく目にするミドリガメなど、「亀」と一言で言うもののたくさんの種類が生息しています。
世界中では、なんと約300種類もの亀が生息していると言われています。もちろん、近年ではさまざまな新発見がありますので、今後も新種などが発見されるのではないでしょうか。
世界中では、なんと約300種類もの亀が生息していると言われています。もちろん、近年ではさまざまな新発見がありますので、今後も新種などが発見されるのではないでしょうか。
リクガメ
リクガメとは、ミドリガメなどのような亀の1種を指すものではなく、詳しく言うと、爬虫綱カメ目リクガメ科に属している亀の総称のことです。
ヨーロッパ南部やアフリカ(サハラ砂漠を除く)、マダガスカル島、アジア南部、アメリカ大陸などに生息しています。本来、日本には生息していない種類の亀です。しかし、ペット需要などから日本でも多く見られます。読者のみなさんの中にも飼っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
何種類かのリクガメを紹介します。
ヨーロッパ南部やアフリカ(サハラ砂漠を除く)、マダガスカル島、アジア南部、アメリカ大陸などに生息しています。本来、日本には生息していない種類の亀です。しかし、ペット需要などから日本でも多く見られます。読者のみなさんの中にも飼っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
何種類かのリクガメを紹介します。
ヘルマンリクガメ
飼い主である人間にも慣れやすいリクガメの1種ですので、のある亀です。この亀は体が丈夫なので、飼育時の温度や湿度などの厳しい管理を必要としません。こうした点もがある理由ではないでしょうか。
大きさは30cm前後とやや小柄であり、日本の気候と似ているヨーロッパ南部(イタリア、フランス、ギリシア、スペイン)が原産地です。
性格は好奇心旺盛ながらのんびりとしていて、野草や野菜、果物などを食べます。初心者にも飼いやすい亀の種類だと言われています。
大きさは30cm前後とやや小柄であり、日本の気候と似ているヨーロッパ南部(イタリア、フランス、ギリシア、スペイン)が原産地です。
性格は好奇心旺盛ながらのんびりとしていて、野草や野菜、果物などを食べます。初心者にも飼いやすい亀の種類だと言われています。
フチゾリリクガメ
小さい頃は甲羅が丸く、成長して行くと甲羅の後部の縁が上方に反るようになります。これが名前の由来となっています。大きさは大きくなったとしても40cmくらいといったところです。もともと乾燥した荒地などに生息しているため、湿度には気を遣う必要があります。
ロシアリクガメ
この亀は「ホルスフィールドリクガメ」や「ヨツユビリクガメ」とも言われます。一般的に亀は前足には5本の指、後ろ足には4本の指があるのですが、この亀は前後の足ともに4本の指を持っているという特徴があります。
ロシアやアフガニスタンなどに分布し、乾燥した地域に生息しています。大きさは20cmくらいで小柄な亀です。餌付けや飼育環境に気を遣う必要がありますが、比較的飼いやすい亀の種類です。
ロシアやアフガニスタンなどに分布し、乾燥した地域に生息しています。大きさは20cmくらいで小柄な亀です。餌付けや飼育環境に気を遣う必要がありますが、比較的飼いやすい亀の種類です。
ギリシャリクガメ
名前に「ギリシャ」と付いていることから、ギリシャ固有の亀だと思われる方もいらっしゃるでしょうが、そうではありません。ギリシャのモザイク模様から命名されました。
乾燥した草原、低木の密集地に生息し、冬や気温が下がる夜などは、穴を掘り、その中で過ごします。野菜や野草などを食べます。このギリシャリクガメも比較的飼いやすいリクガメの種類です。
乾燥した草原、低木の密集地に生息し、冬や気温が下がる夜などは、穴を掘り、その中で過ごします。野菜や野草などを食べます。このギリシャリクガメも比較的飼いやすいリクガメの種類です。
エロンガータリクガメ
小型のリクガメの一種で、インドや中国などに生息しています。日本の気候でも十分に飼育が可能です。
このエロンガータリクガメは雑食性で、バナナやマンゴーといったフルーツをはじめ、キノコなど、そしてナメクジや昆虫、時には死肉を食べることもあります。
このエロンガータリクガメは雑食性で、バナナやマンゴーといったフルーツをはじめ、キノコなど、そしてナメクジや昆虫、時には死肉を食べることもあります。
エジプトリクガメ
北半球で最も小さいともいわれるリクガメの1種です。小型なのでかつてはが高かったです。しかしながら、ペット用に乱獲され、個体数が激減してしまいました。今ではワシントン条約において「絶滅の危険性がある生物」に指定されていて、輸出入が禁止になっていますので、入手は困難です。
生息地はエジプトやリビア、イスラエルで、砂地や草地に棲んでいます。乾燥した土地に自生している植物をはじめ、野菜などを食べます。
生息地はエジプトやリビア、イスラエルで、砂地や草地に棲んでいます。乾燥した土地に自生している植物をはじめ、野菜などを食べます。
インドホシガメ
インドやパキスタン、スリランカなどに生息しています。甲羅にある星形の放射模様が見られるのが特徴です。
雨季と乾季がある地域の草原や砂漠周辺に生息していて、高温多湿を好みます。野菜や野草、木の実や果物を、時には昆虫やミミズも食べます。家畜の死肉を食べた例もあると言われています。
雨季と乾季がある地域の草原や砂漠周辺に生息していて、高温多湿を好みます。野菜や野草、木の実や果物を、時には昆虫やミミズも食べます。家畜の死肉を食べた例もあると言われています。
パンケーキリクガメ
アフリカ大陸にあるケニアやタンザニア、ザンビアに生息しています。小型のリクガメで、名前が示すように平らな甲羅を持っています。また、手で触れた感触もパンケーキのように弾力がある柔らかさです。
乾燥地帯の岩場で隠れるように生息しています。身の危険を感じると体を膨らませて、岩場から引っ張り出されないよう防御態勢をとると言われています。
草食性ですので、多肉植物をはじめ、葉野菜などを食べます。
乾燥地帯の岩場で隠れるように生息しています。身の危険を感じると体を膨らませて、岩場から引っ張り出されないよう防御態勢をとると言われています。
草食性ですので、多肉植物をはじめ、葉野菜などを食べます。
初回公開日:2018年02月03日
記載されている内容は2018年02月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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