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ウーパールーパーの成体のサイズと飼育方法|餌/寿命/販売

更新日:2023年12月05日

1985年に日本で大ブームとなったウーパールーパーですが、皆さんが見慣れている姿は実は幼生体だという事をご存知でしょうか。意外に知られていない本当の成体の姿は、皆さんが知っている姿とはかなり違います。今回はウーパールーパーの成体についてご紹介します。

ウーパールーパーの成体のサイズと飼育方法|餌/寿命/販売

ウーパールーパーの生態

ウーパールーパーという生き物をご存知でしょうか。白い体にピンクのひらひら、つぶらな瞳ににっこりと笑っているかのような口をした、不思議な生き物です。

日本国内では1985年に焼きそばのCMに登場し、瞬く間にブームとなりました。その後ペットとしてのも高まり、現在でもウーパールーパーファンがいます。

種類

学名:メキシコサラマンダー(メキシコサンショウウオ)
分類:両性綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属
分布:メキシコ
形態:全長10~25㎝
英語名:アホロートル(Axolotl)
流通名:ウーパールーパー

ウーパールーパーはカエルやイモリなどの仲間で、サンショウウオの一種です。なお、ウーパールーパーという名称は正式な名前ではなく、日本に持ち込まれた時に愛称として名づけられました。

特徴

ウーパールーパーの特徴は、なんと言っても首の左右3本ずつあるひらひらとしたものですが、これは呼吸をするための鰓で、「外鰓(がいさい)」と呼ばれています。普段はピンク色に見える外鰓ですが、血が通っているため動き回ると真っ赤に見えることもあります。

また、幼児期は皮膚が薄く内臓がうっすら透けて見えますが、成長するにつれ皮膚が厚くなってきます。日本で知られている白い体色のウーパールーパーは、突然変異で生まれたアルビノをペット用に繁殖させたものです。

アルビノは遺伝子情報欠損により、先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患ですが、日本ではこのアルビノが有名です。本来自然界で生きている野性のメキシコサラマンダーは体色が灰色で、黒い斑点があります。

カラーバリエーション

ウーパールーパーのカラーはバリエーションに富み、あまり目にすることができないレアカラーを除けば、主に4種類のカラーがあります。

アルビノ

体が白で目が白または赤をしています。視力が弱いため、ストレスを受けにくいタイプです。入手しやすい種で、比較的安価で購入できます。

マーブル

ベースカラーが緑や茶色で、迷彩柄のように緑や黒い斑模様のウーパールーパーです。野生種に最も近い色をしています。普段はやや入手しにくいタイプですが、流通が増える3~6月くらいならば比較的入手しやすくなります。

ゴールデン

アルビノの一種で、黄色味が強くラメのようなキラキラとした模様が入っている特徴的な種です。成体になる頃にはラメ模様が消えてしまうこともあります。入手は難しいですが、流通が増える季節は見かける機会もあります。

ブラック

青みがかった黒色のブラックで、成長とともに青みは抜けていきます。入手は厳しいですが、流通の増える期間には稀に見かけることがあります。

ウーパールーパーの成体

多くの両生類は、カエルのようにオタマジャクシの鰓呼吸からカエルの肺呼吸へと変態し成体となります。対するウーパールーパーは変態を行わず、多くがこの鰓を持った幼生形態のまま成体へと成長します。

幼児期には内臓が透けて見えるほど薄い皮膚も、成体になると厚くなり縦縞のような皺が現れます。また、ゼラチンのようなぶつぶつしたものができ、愛嬌のある可愛らしい姿がどっしりとした貫禄ある姿に変わります。

また、餌や環境によっては成長速度に差はありますが、早くて半年くらいで成体になります。成体になると性的にも成熟するので、繁殖が可能になります。

ウーパールーパーの変態

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初回公開日:2017年12月11日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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