ウーパールーパーの成体のサイズと飼育方法|餌/寿命/販売
更新日:2024年11月07日
ウーパールーパーの成体は最終的に25㎝くらいにまで大きくなるので、それよりも大きめの水槽などを用意します。小さいうちは大きすぎると感じるでしょうが、大きくなったときのことを考えて45cm水槽を用意するとよいでしょう。また、2匹で飼育する場合は60cm水槽が理想です。
水槽にセットするものは、ろ過装置、エアーポンプ、砂利などです。砂利は誤って飲み込まないような大きめの物を選ぶか、排泄できるような細かいものを選びます。
また、暗いところを好むウーパールーパーのために、流木や岩などの隠れる場所を用意したり、水草などを植えこむか水草を浮かせると光をさえぎる役目を果たします。ただし、鰓を傷つけることがないように尖った物は避け、ごてごてと物を置き過ぎないように気をつけましょう。
水槽にセットするものは、ろ過装置、エアーポンプ、砂利などです。砂利は誤って飲み込まないような大きめの物を選ぶか、排泄できるような細かいものを選びます。
また、暗いところを好むウーパールーパーのために、流木や岩などの隠れる場所を用意したり、水草などを植えこむか水草を浮かせると光をさえぎる役目を果たします。ただし、鰓を傷つけることがないように尖った物は避け、ごてごてと物を置き過ぎないように気をつけましょう。
変態後の環境作り
変態後の成体は鰓がなくなり肺呼吸へと変わるので、水を張った水槽では溺れてしまいます。そのため、陸で生活する成体のために陸地を作ってあげる必要があります。ただし、いきなりすべてを陸地にしてしまうと、肺呼吸がうまくいかないため死に至る恐れもあります。
変態後は、肺呼吸に徐々に慣れていくための水場と陸地の両方を確保し、体の変化に合わせて徐々に陸地を増やしていくとよいでしょう。また、幼形体の時と同様に変態後の成体のためにもタコツボや土管など、隠れられる場所を作ってあげましょう。
変態後は、肺呼吸に徐々に慣れていくための水場と陸地の両方を確保し、体の変化に合わせて徐々に陸地を増やしていくとよいでしょう。また、幼形体の時と同様に変態後の成体のためにもタコツボや土管など、隠れられる場所を作ってあげましょう。
ウーパールーパーの成体にする飼育方法・飼い方
飼育方法
水
カルキ抜きを使用する場合、薬剤の調整を誤るとウーパールーパーにとっては害になるので、1日汲み置きした水を使用します。1日汲み置くことで、水が含む塩素を抜くことができ、また水温を整えることができます。
水質は中性~弱酸性を好み、水温は5℃~26℃が目安です。快適水温の15~23℃くらいに設定し、水温が25℃以下を保つように心がけます。ただし、28℃を超えると危険なので、水温チェックができるように、必ず水温計をセットしておきましょう。
なお、水槽の水換えは3~5日ごと、最低でも1週間に一度は行います。水槽内には水をきれいにするバクテリアが繁殖しているので、すべてを換えてしまうとバクテリアが減少し、ろ過能力が落ちるため、一気に水を換えてしまうのはしません。3分の1程度抜きつつ、底に沈んでいるごみなども取り除き、水換えを行いましょう。
水質は中性~弱酸性を好み、水温は5℃~26℃が目安です。快適水温の15~23℃くらいに設定し、水温が25℃以下を保つように心がけます。ただし、28℃を超えると危険なので、水温チェックができるように、必ず水温計をセットしておきましょう。
なお、水槽の水換えは3~5日ごと、最低でも1週間に一度は行います。水槽内には水をきれいにするバクテリアが繁殖しているので、すべてを換えてしまうとバクテリアが減少し、ろ過能力が落ちるため、一気に水を換えてしまうのはしません。3分の1程度抜きつつ、底に沈んでいるごみなども取り除き、水換えを行いましょう。
温度管理
ウーパールーパーは寒さに強いですが、逆に暑さに非常に弱い生き物です。冬場は特に注意することはありませんが、外での飼育は厳禁です。室内で飼育していれば、氷が張る程冷えることがないので環境としては問題ありませんが、快適に過ごすためにヒーターを使用してもよいでしょう。
ただし、室内で暖房をつけると水温が上がってしまうので、暖房をつけることのない部屋に水槽を置くようにします。
また、夏場はウーパールーパーにとってはとても厳しい季節で、下手すると命を落とす場合もあります。対策としては、やや値段が張りますが水槽用のクーラーを購入するか、水槽を置く部屋に冷房をつけるなりして、水温が上がりすぎないよう暑さ対策をしましょう。
ただし、室内で暖房をつけると水温が上がってしまうので、暖房をつけることのない部屋に水槽を置くようにします。
また、夏場はウーパールーパーにとってはとても厳しい季節で、下手すると命を落とす場合もあります。対策としては、やや値段が張りますが水槽用のクーラーを購入するか、水槽を置く部屋に冷房をつけるなりして、水温が上がりすぎないよう暑さ対策をしましょう。
繁殖方法
ウーパールーパーは11月が繁殖シーズンになります。自然界では水温が下がり始めたころ、ウーパールーパーの成体は繁殖シーズンが来たことに気づき、自然とその準備をはじめます。
飼育下のウーパールーパーには、繁殖を促すために季節を感じさせることが必要です。ウーパールーパーの成体は、季節を感じると雄は総排出口付近を、雌はお腹を大きく膨らませます。この膨らみで雄雌の判断がつくほど違いが見えるようなってきたら、繁殖ができる合図です。
ここでは、繁殖の流れをご説明します。
飼育下のウーパールーパーには、繁殖を促すために季節を感じさせることが必要です。ウーパールーパーの成体は、季節を感じると雄は総排出口付近を、雌はお腹を大きく膨らませます。この膨らみで雄雌の判断がつくほど違いが見えるようなってきたら、繁殖ができる合図です。
ここでは、繁殖の流れをご説明します。
繁殖に向けての準備
1.繁殖行動を起こさせるには、秋口に成体となった雄と雌を別の水槽に分離させておきます。雄と雌を同じ水槽で一緒にさせておくと、いつまでも繁殖行動をとる事がないとのことなので、気持ちを変えるために必要な手順です。
2.雌は卵を産むので、栄養バランスを考えた餌を与え、しっかりと体力をつけさせます。繁殖をさせたい場合には、冬に入る前から計画的にバランスよく栄養を補給させてあげましょう。
3.ウーパールーパーの雄と雌の成体を分離させたのち、水温を5℃~10℃に引き下げます。2週間~1ケ月ほど水温をキープして過ごさせます。これはクーリングと言い、環境を冬に近づける目的で行います。寒くなる事で、ウーパールーパーが繁殖に向けて行動するようになります。
2.雌は卵を産むので、栄養バランスを考えた餌を与え、しっかりと体力をつけさせます。繁殖をさせたい場合には、冬に入る前から計画的にバランスよく栄養を補給させてあげましょう。
3.ウーパールーパーの雄と雌の成体を分離させたのち、水温を5℃~10℃に引き下げます。2週間~1ケ月ほど水温をキープして過ごさせます。これはクーリングと言い、環境を冬に近づける目的で行います。寒くなる事で、ウーパールーパーが繁殖に向けて行動するようになります。
繁殖行動・産卵
1.冷たい水温に慣らしてから雄と雌を同じ水槽に入れ水温を徐々に上げると、雄が雌の体の下に潜り込み、押し上げるなどの刺激を与えるようになります。
2.雄は総排出口から袋に包まれた山のような形の精包を水槽の底に固定し、雌はそれを総排出口から取り込み受精します。
3.雌は受精卵となった卵を、水草などを後ろ足でつかんで体を固定し、卵を1個ずつゼリー状の粘液で固定していきます。産卵場所には、水草やエアレーションチューブなどを置いておくと、卵を固定しやすくなります。産卵は1日で終わらず、2~3日かかる場合もあります。
2.雄は総排出口から袋に包まれた山のような形の精包を水槽の底に固定し、雌はそれを総排出口から取り込み受精します。
3.雌は受精卵となった卵を、水草などを後ろ足でつかんで体を固定し、卵を1個ずつゼリー状の粘液で固定していきます。産卵場所には、水草やエアレーションチューブなどを置いておくと、卵を固定しやすくなります。産卵は1日で終わらず、2~3日かかる場合もあります。
4.産卵が始まったら、雄が邪魔をしないように違う水槽に分離しておきましょう。
5.産卵が終わり雌が落ち着いたら、別の水槽に分離します。卵は水流や衝撃に弱いので、水槽から卵を取り出すよりも、雄と雌を除き産み付けたそのままの状態にしておいた方が安全です。また、孵化率が上がります。
6.卵はおよそ14日程度で孵化し、赤ちゃんウーパールーパーが誕生します。
5.産卵が終わり雌が落ち着いたら、別の水槽に分離します。卵は水流や衝撃に弱いので、水槽から卵を取り出すよりも、雄と雌を除き産み付けたそのままの状態にしておいた方が安全です。また、孵化率が上がります。
6.卵はおよそ14日程度で孵化し、赤ちゃんウーパールーパーが誕生します。
繁殖の注意点
ウーパールーパーの卵は個体にもよりますが、1回で200~600個くらい産卵し、また年間で産卵回数が1~3回程度あります。すべてが孵化しなくとも、それでも相当な数があります。だからと言って、飼いきれないからと川などに流すことは決してしないでください。日本の生態系に影響を与えかねません。
こういう場合、ペットショップでも引き取ってくれるところがあるので、手元に残す分を除いて引き取ってもらうようにしましょう。また、卵だけでなく幼生体でも引き取ってくれるショップもあるので、繁殖を行う前に下調べなどしておくべきです。生き物を飼うという事は、最後まで責任を持たなくてはなりません。
こういう場合、ペットショップでも引き取ってくれるところがあるので、手元に残す分を除いて引き取ってもらうようにしましょう。また、卵だけでなく幼生体でも引き取ってくれるショップもあるので、繁殖を行う前に下調べなどしておくべきです。生き物を飼うという事は、最後まで責任を持たなくてはなりません。
初回公開日:2017年12月11日
記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。