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ウーパールーパーの成体のサイズと飼育方法|餌/寿命/販売

更新日:2024年11月07日

1985年に日本で大ブームとなったウーパールーパーですが、皆さんが見慣れている姿は実は幼生体だという事をご存知でしょうか。意外に知られていない本当の成体の姿は、皆さんが知っている姿とはかなり違います。今回はウーパールーパーの成体についてご紹介します。

ウーパールーパーの成体のサイズと飼育方法|餌/寿命/販売
ウーパールーパーの幼生体も幼生形態の成体も、水の底でじっとしていることがほとんどです。ところが、時々水面付近に浮かんでいる時があります。原因のひとつに、水中に含まれる酸素量が少ないと、水面で呼吸をする必要がある場合です。

時には病気の恐れがあるので、いったいどういう状態かを見極める必要があります。次では、浮いているウーパールーパーの症状について触れます。

主な原因

食べ過ぎによるもの

多くの場合はこれが原因で、成体と幼生体ともに餌を食べすぎると浮いてしまうことがあります。餌が含む空気がお腹にたまることで浮いてしまいますが、空気を吐き出すことで水中に沈むので問題はありません。

空気の吸い込み

鰓呼吸のウーパールーパーですが、時折水面に浮かび肺呼吸も行います。その際吸い込んだ空気により、浮いてしまうことがあります。特に幼生体や孵化したてで小さい頃に多く見られます。

ガスの発生

餌を消化する際に発生するガスがお腹にたまり、浮いてしまうことがあります。特に、幼生体や孵化したての小さい頃によく見られます。腹を上にした状態で衰弱して死んでしまうケースもありますが、ほとんどは何もせずに元通りになります。

ぷかぷか病

幼生他も成体でも発生する症状です。餌の与えすぎにより胃の中にガスがたまる、または餌は適量であるものの水質や環境の変化によるストレスや、餌自体が傷んでいたことで消化されない場合もあります。

ウーパールーパーの体の右側を上に向けて浮いている場合は、餌が傷んでいるために消化器官にガスがたまっている状態です。反対に、左側を上にしてが浮いている場合は食べ過ぎにより、胃にガスがたまっている状態です。

対策

底に足がつくぎりぎりまで水位を下げ、冷暗所で様子を見るのも効果的です。また、胃や消化器官にガスがたまっている場合は、餌を与えることでガスだまりを助長させてしまうので、ぷかぷか病が改善されるまでは食事を与えないようにします。

なお、飼育上級者であれば、ガスがたまっている場所に針を刺してガス抜きをするか、軽くお腹を押すか手のひらで握ることでゲップをさせてガス抜きをさせる方法があります。とはいえ、この方法はウーパールーパーの負担になり命を落とす恐れもあるので、あまりはできません。

期間

完治までにかかる期間はガスたまりの程度にもよりますが、約1週間程度かかります。軽ければ2~3日、長くて2週間かかります。それ以上になると死んでしまうこともあるので、環境を整え、餌を人口飼料から冷凍赤虫など新鮮なものに切り替えるなどして、再発防止を心がけましょう。

適した環境を整えてお世話してあげましょう

ウーパールーパーは今もペットとしてがあり、飼育する人も多いです。幼生体の頃の愛嬌がある可愛らしさと、成体のどっしりとした姿とのギャップもありますが、表情豊かで餌をねだる姿はやはり可愛いと感じます。

水質管理や環境を整えてあげる手間隙はあるものの、手間隙かけた分だけ長生きさせることができるので、やりがいもあるのではないでしょうか。小さくて可愛い時期は短くすぐに成体になってしまうものの、成体になっても愛嬌のある表情は見ているだけで癒されます。

もしも興味があるようならば、ペットとしてウーパールーパーを迎えてみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年12月11日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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