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自室で自然と共生できるビバリウムの作り方!おすすめの生き物も解説

更新日:2024年03月01日

生き物を植物と一緒に育てるビバリウムですが、作り方に疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、ビバリウムを作る手順やビバリウムでの飼育におすすめの生き物を紹介しています。ビバリウムを始めたいと考えている方は、ぜひチェックしてください。

自室で自然と共生できるビバリウムの作り方!おすすめの生き物も解説
爬虫類や両生類のほかにも、昆虫や蜘蛛も飼育できるのがビバリウムの魅力です。ここからは、ビバリウムにおすすめの生き物を紹介していきます。ビバリウム用に新しく生き物を迎え入れる際の参考にしてみてください。

また、生き物に合わせて環境の作り方を考えていくのも、ビバリウムの大きな楽しみです。すでに飼育しているペットをビバリウムへ移行する場合は、適した空間の作り方を考えてあげましょう。

カエル

ビバリウムで飼育されているケースが多いのがカエルです。ビバリウムの作り方としては、樹上を好むものが多いため、高さのあるケージに流木などを入れてあげましょう。

人に慣れやすいオーストラリア産のイエアメガエル、アメリカの熱帯雨林に生息する色鮮やかなヤドクガエルなど、さまざまな種類があります。日本でも手軽に採集できるアマガエルは、ビバリウム初心者にもおすすめの生き物です。

アマガエルはもともと日本に生息するため飼育も比較的簡単ですが、湿度を十分に保つ必要があります。海外産のカエルをビバリウムで飼育する際には、生息域に近い温度や湿度を保つよう注意しましょう。

トカゲ

トカゲもペットショップで入手しやすく、ビバリウムでの飼育が可能な生き物です。日本に生息するカナヘビなどは、野外で採集することもできます。

ビバリウムの作り方は、樹上棲であれば高さのあるケージ地上棲であれば高さがなく、広く歩き回れるスペースが必要になるでしょう。カナヘビは樹上を好みますが、人気のヒョウモントカゲモドキは地上棲です。

注意点として、トカゲは乾燥を好むものや草食のものもいるため、種類によってはビバリウムの作り方が難しい可能性もあります。購入する前にしっかりと生態を把握して作り方を熟考しておきましょう。

ヤモリ

ケージ内を縦横無尽に動き回るヤモリも、ビバリウムで飼育できます。ニホンヤモリは日本の広い地域で生息しているため、夏場に窓に張り付いているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

ニホンヤモリやマダガスカル産のヒルヤモリなどをはじめ、ヤモリは樹上棲が多い生き物です。ビバリウムの作り方は、高さのあるケージ内に流木幹のしっかりした植物を配置します。

ヤモリの多くが夜行性ですが、日光浴が必要なヒルヤモリの飼育にはUVライトの設置が必要です。動きが素早いため、逃げ出さないよう注意が必要です。

日々の管理のしかた

ビバリウムは生き物に合わせた作り方も重要ですが、日常的な管理も大切です。生き物だけでなく、植物の健康状態にも気を配る必要があります。

生き物が生活しやすい状態を保ち、植物がいきいきと成長できるよう、ここから解説するポイントを押さえてお世話していきましょう。

飼育している生き物

飼育している生き物の管理で注意したいのが、ケージ内の温度です。とくに、冬場は屋内でも設置場所によってはケージ内の温度が低くなるため、パネルヒーターやケージの天井から保温するなどの工夫が必要でしょう。

生き物の生態によっては、体調を保つためのUVライトやホットスポットを設置する必要もあります。全体を温めたほうがよいのか、ケージ内で温度に違いを出すべきかは生き物によって変わるため、生態をしっかり把握して適した環境を作りましょう。

また、爬虫類や両生類の多くは高温多湿を好むイメージがありますが、本来海外に生息するものは日本の夏の気候に耐えられないものもいます。外出時に温度が上がりすぎないよう、専用のファンエアコンでの温度管理などを行いましょう。

観葉植物・コケ・水草

観葉植物やコケ、水草は水やりのほか、成長に合わせて剪定する必要もあります。毎日の水やりは植物の育成に欠かせないだけでなく、ケージ内の保湿にもなり、生き物にとっても重要です。

観葉植物やコケは、ケージ内の環境がよければ大きく成長していきます。茂りすぎると生き物の観賞がしにくくなるため、適度に間引き、剪定していきましょう

枯れたもの傷んだ部分をそのままにすると、カビが発生することもあります。見た目もよくないため、枯れて色が変わった部分などは取り除いてきれいにしておきましょう。植物の成長や間引きで空間が変わっていくのも、ビバリウムの魅力のひとつです。

飼育ケージ

飼育ケージ内はこまめに温度や湿度を管理して、きれいに保ちましょう。夏は1日1回、冬は2日に1回程度、霧吹きで内部を湿らせます。

また、冬場に天井からヒーターを使用すると、同時に内部が乾燥しやすくなります。土壁も上部は乾燥しやすいため、植物が乾燥により枯れる可能性もあるでしょう。植物の表面だけでなくまんべんなく湿らせるのが重要です。観葉植物の根元には別に水分を与える必要もあります。

ケージのガラス面にフンなどが目立つようになったら、湿らせたタオルやキッチンペーパーできれいに拭きとり、清潔に保ちましょう。

生き物が生息するビバリウムを作ろう!

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初回公開日:2022年12月07日

記載されている内容は2022年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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