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ウーパールーパーが成体になる条件とは?変化した後の適切な飼育方法

更新日:2024年01月20日

癒しのペットとして人気のウーパールーパーは、どのように飼育すればいいのでしょうか。本記事ではウーパールーパーの生態や種類、飼育方法について詳しく解説しています。ウーパールーパーを飼ってみたいと思っている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

ウーパールーパーが成体になる条件とは?変化した後の適切な飼育方法

飼育水の状態

ウーパールーパーは水質が悪いと成体化する、と言われています。掃除が不十分であったり水温が高すぎたりする場合に、より良い生活環境をもとめて水中から陸上へ上がるのではないか、と考えられています。

もし、ウーパールーパーを成体にさせたくないなら、水槽の掃除や水の交換など、メンテナンスや温度管理をこまめに行いましょう。とくに夏場は気温があがり水質がわるくなりやすいため、こまめな管理が必要です。

飼育水の水位

ウーパールーパーはエラ呼吸をしますが、ときどき水面に口を出して口呼吸することがあります。水位を減らし口呼吸の頻度を多くすれば、エラよりも肺で呼吸するほうが効率的になるため、成体化するという説があります。ただし、水位が高くても成体になる場合もあるため、確実とは言えません。

飼育環境にあるヨウ素の量

水槽内にヨウ素が多いと、ウーパールーパーが成体になりやすいという説があります。ヨウ素とは、理科の実験でもよく使われますが、発育に関係する甲状腺ホルモンの原料です。ヨウ素はウーパールーパーの成体化にも関わっていて、水中のヨウ素が多くなると、成体に変化しやすくなります。

ヨウ素は、水中に置く敷石に含まれていることがあるため、もし成体化させたくないなら敷石の置きすぎには注意しましょう。

ウーパールーパーの成体後の変化



それでは、ウーパールーパーが成体になったあとは、具体的にどのような変化があるのでしょうか。成体のウーパールーパーは、見た目や生活環境、寿命が大きく変わります。知らずに成体化させてしまい、予想と違っていたということがないように、あらかじめポイントをチェックしておきましょう。

見た目

まず、成体化したウーパールーパーは見た目が大きく変わります。幼体のときの白くフワフワと水中を泳ぐ姿から、まるでイモリのような姿に変化します。

体は全体的に黒くなり、ツルツルとした質感です。エラや手足の水かきがなくなり、まぶたができるため、まばたきをするようになります。また、陸上を歩けるように手足も大きくなります。

子供のころの姿と大幅に変化するため、ウーパールーパーのイメージが変わる人も少なくないでしょう。

生活場所

成体化したウーパールーパーは、エラ呼吸から肺呼吸に変化するため、陸上で生活できるようになります。

幼体のころは水中で生活していましたが、肺呼吸に変化するため水中を泳ぎまわることができません。水位が高いと呼吸ができず溺れてしまうため、水位が低い水場と陸地の両方を作ってあげるといいでしょう。

寿命の長さ

成体化したウーパールーパーは寿命が短くなり、1か月~5年前後まで縮んでしまいます。もともと、ウーパールーパーは幼体のまま生涯を過ごす生き物です。成体化する過程でおきる細胞分裂で体に大きな負担がかかり、寿命が短くなってしまうと言われています。

幼体のままであれば平均寿命が5年~10年ほどですから、長生きさせたい場合は成体化しないほうが良いでしょう。

始まった成体化は止められる?



一定の条件がそろうとウーパールーパーの成体化が始まります。体が黒くなりはじめ、エラもなくなるという変化が見られます。もし、ウーパールーパーに成体化の予兆が出た場合、止めることはできません。変化が始まったのなら、成体化したウーパールーパーのための飼育環境を整えましょう。

ウーパールーパーの成体化後の飼育に追加で必要なもの

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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年06月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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