強制給餌はどんなときに行うもの?方法や注意点も詳しく解説!
更新日:2024年07月13日
目的に合ったシリンジを選ぶ
もともと、シリンジは強制給餌をするための道具ではありません。そのため、選ぶときにはペットの口の大きさや用途に合ったシリンジを選ぶようにしましょう。
シリンジでの強制給餌は、ペットの口の隙間に先端を入れて行うため、あまりに先端が大きすぎるものは向いていません。
ペットによっては、小動物のように口が小さい種類もいるため、先端の大きさには注意しましょう。
シリンジでの強制給餌は、ペットの口の隙間に先端を入れて行うため、あまりに先端が大きすぎるものは向いていません。
ペットによっては、小動物のように口が小さい種類もいるため、先端の大きさには注意しましょう。
シリンジに合った中身を選ぶ
シリンジに入れる中身によっては、内部を上手く通過させられず、詰まってしまうこともあります。
特に、中身がドライフードのときは、粒が詰まる可能性が高くなるため注意が必要です。
また、粒状のご飯を使う場合は、粒をつぶしてペースト状にすることで詰まりが防げるでしょう。あるいは、市販の強制給餌用のご飯を使えば粒をつぶす手間が省けます。
様々なことを考慮し、シリンジに合った中身を選びましょう。
特に、中身がドライフードのときは、粒が詰まる可能性が高くなるため注意が必要です。
また、粒状のご飯を使う場合は、粒をつぶしてペースト状にすることで詰まりが防げるでしょう。あるいは、市販の強制給餌用のご飯を使えば粒をつぶす手間が省けます。
様々なことを考慮し、シリンジに合った中身を選びましょう。
シリンジの選び方
強制給餌を行う場合は、シリンジの選び方がとても重要です。適したシリンジを選ぶことで、強制給餌を行いやすくなるでしょう。
使う場面によって適するシリンジは異なるため、状況によって使い分ければ、強制給餌を上手く行えます。何を目的として与えたいのかを確認しながら、入れる中身と目的に合ったシリンジを選ぶようにしましょう。
ここからは、シチュエーション別に適したシリンジを紹介します。用途別にポイントを押さえることで、シリンジも選びやすくなるでしょう。
使う場面によって適するシリンジは異なるため、状況によって使い分ければ、強制給餌を上手く行えます。何を目的として与えたいのかを確認しながら、入れる中身と目的に合ったシリンジを選ぶようにしましょう。
ここからは、シチュエーション別に適したシリンジを紹介します。用途別にポイントを押さえることで、シリンジも選びやすくなるでしょう。
病院から強制給餌の指示があった場合
病院からの指示があって強制給餌を行う場合は、ご飯を与えるために行われることが多いでしょう。しかし、シリンジにそのままご飯を入れるだけでは、ペットに与える際に中で詰まってしまい、中身が出てこない可能性があります。
ご飯をつぶしたり、粒の小さいものを使ったりなどの工夫をしても、シリンジの先端で詰まってしまい、中身が出てこないこともあります。
また、大きめのシリンジを使った場合でも、同じように先端で詰まってしまうこともあるでしょう。
シリンジでご飯を与える際は、シリンジの先端や胴の部分を切ってから強制給餌を行うことで、途中で詰まらずにご飯を与えられます。
ただし、シリンジの先端や胴を切った後の切り口は、そのままにしないようにしてください。尖っているため非常に危険です。
ペットがケガをしないよう、やすりで削って切り口を滑らかな状態にしてから使いましょう。
ご飯をつぶしたり、粒の小さいものを使ったりなどの工夫をしても、シリンジの先端で詰まってしまい、中身が出てこないこともあります。
また、大きめのシリンジを使った場合でも、同じように先端で詰まってしまうこともあるでしょう。
シリンジでご飯を与える際は、シリンジの先端や胴の部分を切ってから強制給餌を行うことで、途中で詰まらずにご飯を与えられます。
ただし、シリンジの先端や胴を切った後の切り口は、そのままにしないようにしてください。尖っているため非常に危険です。
ペットがケガをしないよう、やすりで削って切り口を滑らかな状態にしてから使いましょう。
強制給餌食を使用する場合
強制給餌を考えるのであれば、市販の強制給餌用パウダーを使うのも一つの方法です。その場合も、種類によっては詰まりやすい状態のものがあるため、パウダーの種類に合わせた大きさのシリンジ選びが必要です。
強制給餌食には水に溶けるタイプのものと、水に溶けずに粒が残るタイプの2種類があります。
水に溶けるタイプの強制給餌食であれば、中で詰まることもないため、小さいタイプのシリンジでも問題なく与えられるでしょう。
一方、粒が残るタイプの強制給餌食の場合、残る粒の大きさによっては詰まりを起こす可能性もあります。万全を期すためにも、強制給餌食を水に溶かしたときに残る粒の有無を事前に確認しておきましょう。
強制給餌食には水に溶けるタイプのものと、水に溶けずに粒が残るタイプの2種類があります。
水に溶けるタイプの強制給餌食であれば、中で詰まることもないため、小さいタイプのシリンジでも問題なく与えられるでしょう。
一方、粒が残るタイプの強制給餌食の場合、残る粒の大きさによっては詰まりを起こす可能性もあります。万全を期すためにも、強制給餌食を水に溶かしたときに残る粒の有無を事前に確認しておきましょう。
水分補給や薬をスムーズに飲まない場合
水分や薬をシリンジで与える場合は、シリンジの先端が細長いものを使用するのがおすすめです。水分や薬を投与する際、適したシリンジを使うことで、余計な負担をかけずスムーズに与えられます。
特に、強制給餌に慣れないうちは、容量が少ない先端の細長いシリンジの方が感覚が掴みやすいでしょう。何回にも分けて与える必要はありますが、一度に大量に出てくる心配がないため、安心して与えられます。
慣れてくれば一度に与える量の感覚が身に付いてくるため、先端の細長い大容量のシリンジを使っても良いでしょう。
小動物に与える際は、より小さく細長いシリンジを使い、犬や猫に与える際は、犬歯の隙間に入れやすいデンタルケア用のシリンジを使うなど、使い分けすることをおすすめします。
細長いシリンジの場合、口を開けない状態でも隙間から入れられるため、非常に使い勝手がいいでしょう。
特に、強制給餌に慣れないうちは、容量が少ない先端の細長いシリンジの方が感覚が掴みやすいでしょう。何回にも分けて与える必要はありますが、一度に大量に出てくる心配がないため、安心して与えられます。
慣れてくれば一度に与える量の感覚が身に付いてくるため、先端の細長い大容量のシリンジを使っても良いでしょう。
小動物に与える際は、より小さく細長いシリンジを使い、犬や猫に与える際は、犬歯の隙間に入れやすいデンタルケア用のシリンジを使うなど、使い分けすることをおすすめします。
細長いシリンジの場合、口を開けない状態でも隙間から入れられるため、非常に使い勝手がいいでしょう。
シリンジを使わずに強制給餌を行う方法
シリンジを使って強制給餌を行った方がスムーズにできますが、シリンジが身近にない場合でも、手で強制給餌を行うことは可能です。
主なやり方としては、以下の4種類があります。
・口を開け、上あごにご飯を擦りつける
・ご飯を団子状に丸め、口の中に入れる
・頬の内側にご飯を入れる
・歯に擦りつける
上記のうち、上あごにご飯を擦りつける方法に比べると、ご飯を団子状にして与える場合は1回の量が多いため、飲み込む量が多いペットに行うようにしましょう。
また、口の中に手を入れる際はペットも驚いてしまうため、噛まれないように注意が必要です。
主なやり方としては、以下の4種類があります。
・口を開け、上あごにご飯を擦りつける
・ご飯を団子状に丸め、口の中に入れる
・頬の内側にご飯を入れる
・歯に擦りつける
上記のうち、上あごにご飯を擦りつける方法に比べると、ご飯を団子状にして与える場合は1回の量が多いため、飲み込む量が多いペットに行うようにしましょう。
また、口の中に手を入れる際はペットも驚いてしまうため、噛まれないように注意が必要です。
強制給餌を行う際の注意点
初回公開日:2022年08月06日
記載されている内容は2022年08月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。