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スズメを飼育する際の注意点7・保護する際に確認すべきこと

更新日:2024年04月13日

皆さんは、スズメを保護したことはありますか。スズメを保護した後に飼うためには、いろいろ手続きをしないといけません。また、スズメは簡単に保護ができず、保護するためにも条件があります。そんなスズメの保護の条件や、飼育の仕方などを詳しく紹介しています。

スズメを飼育する際の注意点7・保護する際に確認すべきこと

注意5:雑菌がついている可能性がある

スズメなどの野鳥には、害虫が付いていることを紹介しましたが、そんな野鳥は雑菌も多く付いています。野鳥の雑菌は、鳥インフルエンザなどを代表としても60種類以上の雑菌がいるといわれています。

そのため、害虫の時と同じようにスズメは素手で触れることは避け、触れた後は手洗いをしましょう。また、トイレの項目でも紹介しましたが、糞にも雑菌が多く含まれているため、こまめな清掃を心がけましょう。

注意6:体温調節が大切

野生のスズメの体温は、40度以上あるといわれています。そんなスズメを保護、飼育する場合には、体温調節がとても大切になります。

特にスズメの雛を飼育する場合は、雛は自力では体温調節がでないため体温が下がり過ぎて死んでしまう確率が高くなります。そのため動物用のサーモキットとヒーターを巣に入れて、雛の体温を調節する必要があります。また、スズメにとって人肌は温度が低いため、触りすぎないようにしましょう。

注意7:スズメの状態に合わせた餌が必要

スズメを保護して、飼育する場合にはスズメにエサを与えないといけません。スズメは、成鳥と雛でも食べられるエサの種類が違っています。

そのためスズメは保護した時の状態に合せて、エサの種類を替える必要があります。そんなスズメに与えることのエサの種類を下記で詳しく紹介するので、ぜひ飼育時中のスズメのエサの参考にしてください。

野生のスズメは、木の実や生米なども好んで食べます。飼育下のスズメのエサにお米を選択しても問題ありませんが、お米をエサにできるのは成鳥のみになり、雛はお米を消化できないため与えてはいけません。

ただし、成鳥もエサがお米のみになると栄養のバランス面で偏ります。また実際に、野生での生活でもお米のみを食べているわけではありません。そのため、飼育下では鳥用のエサを基本しときどき生米を与えましょう。

小松菜

スズメは、小松菜などの青菜系の生野菜に含まれている、ビタミンやカリウムは必要な栄養素になり、できるだけ毎日摂取する必要があります。

しかし、鳥用のエサを与えている場合には、そのエサやペレット、雑穀などにもこのビタミンやカリウムなどの栄養素が含まれています。そのため基本は鳥用のエサを与え、生の小松菜補助食品という位置づけにしておき、少しだけ新鮮な小松菜などの青菜を与えることをします。

すり餌

すり餌とは、植物性の上餌と、動物性の下餌を混ぜた粉状で販売されているエサになり、その割合で「7・5・3分」の3種類あります。

すり餌は、消化がしやすいように40℃のぬるま湯で、すり餌を溶いてスズメに与えましょう。エサの頻度は1日3~4回になり、スズメはお腹がすくと鳴くため、そのタイミング与えます。しかし、人に怯えて鳴く場合もあるので、首辺りにある「そのう」の膨らみをみてエサを与えましょう。

スズメに癒やされよう!

スズメを飼育していると、どんどんスズメの可愛さに魅了されてきます。そんなスズメファンになったら、ぜひ「にっぽんのスズメしぐさ」といいう本を手にとってみましょう。

この本では、スズメの愛らしい仕草や行動などを部門別に分けて紹介しており、飼育下ではみることのできないスズメの姿をたくさん紹介しています。この本に載っている愛らしいスズメの姿で、ぜひ癒やされてください。

スズメを保護する際に確認すべきこと

スズメの保護、飼育を簡単におこなってはいけません。しかし、スズメを保護しないといけない場合がないとは言えません。そんなスズメを保護する時には、保護する前に確認しないといけない確認事項があります。

またその確認事項は、保護するスズメが雛なのか、成鳥なのかで、確認しないといけいない事項が違ってきます。スズメを保護する時の確認事項を詳しく紹介するので、保護するときには確認してから保護しましょう。

ヒナの場合

一口にスズメの雛と言っても、まだ毛も生えそろっていないような雛から、巣立ちの練習をするぐらいに育った雛までさまざまな大きさの雛がいます。しかし雛は巣から落ちていても、実は近くに親鳥がいる場合などもあります。

そのため、確認事項もそのことに関連した項目になります。確認事項をしっかり確認した上で、それでもそのスズメの雛の保護が必要なのかを検討しましょう。
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初回公開日:2018年08月22日

記載されている内容は2018年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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