鳩を飼うことはできる?日本にいる鳩の種類や飼う時の注意点3つ
更新日:2024年09月30日
さてここからは、鳩を実際に飼う場合の見分け方やその場合の注意点などをピックアップして、どのようにすればスムーズに鳩を飼うことができるかについてご紹介していきます。鳩を飼う場合にはそれなりの準備が必要であるため、その点をしっかり把握しましょう。
野生の鳩を飼うのは違反
これは当然のことになりますが、たとえば公園や河原にいる鳩をいきなり捕まえて飼うことは法律で禁止されています(鳥獣保護管理法)。「鳥獣の保護および管理並びに狩猟の適正化」を謳う内容の条項で、この場合はその保護を想定した上での許可が必要になります。
よく野鳥を捕まえてきて、そのまま違法行為を繰り返す形で無許可販売がなされる傾向が見られることに起因し、鳩を飼う場合でもその点が危惧されています。
よく野鳥を捕まえてきて、そのまま違法行為を繰り返す形で無許可販売がなされる傾向が見られることに起因し、鳩を飼う場合でもその点が危惧されています。
飼うには許可証が必要
先述のように、野生の鳩をいきなり捕まえて飼うことはできません。そのためあらかじめ、動物種・飼養施設ごとに都道府県知事、あるいは政令市の長の許可が必要となります。
この鳩の他にもマムシやワニ、鷹、トラなどといった「人の心身的健康・生活に危害を加える危険性のある動物」も同じく許可が求められることになり、特定動物リストに含まれる動物の保護・飼育には一定の基準を守る必要があります。
この鳩の他にもマムシやワニ、鷹、トラなどといった「人の心身的健康・生活に危害を加える危険性のある動物」も同じく許可が求められることになり、特定動物リストに含まれる動物の保護・飼育には一定の基準を守る必要があります。
通販で購入することは禁じられている
鳩を飼う場合の受け入れルートについてですが、まず通販や知人からの譲渡などといった、しっかり国・地方からの認可を得ていない者からの受け入れは禁止されています。この延長で、通販で鳩を飼うことも同じく禁止となります。
この場合は鳩の購入販売を認可されているペットショップでの購入・受け入れが勧められることになり、このプロセスを怠って鳩を飼う場合は誰でも罰則に値することになります。
この場合は鳩の購入販売を認可されているペットショップでの購入・受け入れが勧められることになり、このプロセスを怠って鳩を飼う場合は誰でも罰則に値することになります。
ハトは飼いならすことができる?
まず鳩を飼う場合は、その鳩自体が持つ病原体への知識、野生の強い鳩を飼い馴らせるスキルや情報把握、さらに鳩が十分育っていける生活環境の確保が求められます。野生の鳩には「クリプトコッカス・ネオフォルマンス」などの病原体があり、これは人体にも影響します。
実際に鳩を飼うことはかなり難しいとされており、上記の条件をしっかり守れるかどうかを検討した上で、どんな鳩でも一定の飼育効果をあげられることが先決です。
実際に鳩を飼うことはかなり難しいとされており、上記の条件をしっかり守れるかどうかを検討した上で、どんな鳩でも一定の飼育効果をあげられることが先決です。
鳩の値段
続いて鳩を購入する場合の値段ですが、これはピンからキリまであり、個体で3,000円から30,000円、また高額のものでは50,000円前後となることがあるでしょう。この価格はもちろん購入先やその飼うタイミングで変わってきますが、だいたい5,000円程度になります。
鳩を飼う時には許可証を貰おう!
いかがでしたか、今回は「鳩を飼うことはできる?日本にいる鳩の種類や飼う時の注意点3つ」についての詳細情報をはじめ、日本で鳩を飼うことがそもそもできるかどうか、また飼える場合の鳩の種類・注意点などについてご紹介しました。
鳩は原則的に保護リストに掲載されている野鳥となるため、そこらへんにいる鳩を勝手に捕まえてきて飼うことはできません。許可証を得て、鳩についての知識を持ってから飼いましょう。
鳩は原則的に保護リストに掲載されている野鳥となるため、そこらへんにいる鳩を勝手に捕まえてきて飼うことはできません。許可証を得て、鳩についての知識を持ってから飼いましょう。