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ヒメウズラの寿命はどのぐらい?飼育するときの注意点についても紹介

更新日:2024年10月05日

小柄な個体のヒメウズラをご存知でしょうか。こちらの記事では、成長過程において変化する羽色、産卵ペースによって左右される寿命、飼育するときの注意点について紹介していきます。ヒメウズラの飼育をお考えの方はぜひこちらを一読ください。

ヒメウズラの寿命はどのぐらい?飼育するときの注意点についても紹介

餌の与え方

餌によって摂取するカロリーや栄養バランス、さらに消化の面から、ヒメウズラ用の飼料を与えるようにしましょう。

5~6時間で食べ終わる量を置くようにし、夜には食べ残しを取り除いて片付けてしまいましょう。

ミルワームやコオロギなどの昆虫も喜んで食べますが、栄養素が偏るためオヤツ程度で与えるのが良いようです。なお、部屋の中にいる小さな蜘蛛を食べたりすることもあります。

適した飼育環境

ジャンプ力が強く体をぶつけて衰弱する心配があるため、ケース上部(蓋部)には布などの柔らかい緩衝材を施してあげること、砂遊びが好きで激しく飛び散らかすこと、排泄物は新聞紙などを敷いて小まめに片付けてあげる必要があること、保温ライトなどによって35度までの温度傾斜を設けてあげること。

これらに注意して衣装ケースなどのプラスチックケースを用いるのが使い勝手が良いでしょう。ガラスの水槽では重く水洗い掃除時などに不便です。

つがいで飼育する際は、巣材も準備してあげましょう。メスが落ち着かない様子であればダンボール箱などを利用して、体全体が隠れるタイプの巣穴を用意してあげると良いでしょう。

ヒメウズラを飼育するときの注意点

ヒメウズラが孵化して、3羽以上で飼育を始めた際に注意すべきことについて知っておきましょう。

ペアリングやオス同士の喧嘩、交尾中の激しい挙動などについて予め知っておけば、オスメス共に不要な衰弱を避けることができ、結果的に寿命を最大限に延ばしてあげることに役立ちます。

温度調節

温暖な地域での生態を持つため、低温環境では衰弱することがあるので注意が必要です。

ケース内に温度計を設置して目視で確認できる状態を作り、保温ライトなどによって35度の部分が生じるようにします。

産卵回数

日光や照明を浴びる時間が長くなると毎日産卵が促進され、メスの体力を奪い寿命が短くなると考えることができます。

産卵回数の目安は3日に1回程度です。このためには夜間はケースに覆いを被せるなどの配慮を行い、昼夜のメリハリをしっかりとつけるようにします。明るい昼間が12時間以内となるようにする注意が必要です。

ジャンプ力

ヒメウズラはとてもジャンプ力が強く、頭上や壁面に個体を打ち付けて衰弱する心配があります。頭上には柔らかな布などの緩衝材を施すのが良いでしょう。

怪我や衰弱は寿命にも大きく影響するため、飼育環境の中で衝突時に危険な鋭利な個所がないか、またその部分を保護するなどの対策が必要です。

交尾行動

オスの交尾行動はとても激しく、メスの首を噛み羽根を抜いて禿げることもあります。さらにエスカレートすると首筋に血が滲むこともあり、この状態をメスが嫌うようになるとオスはより激しくメスを攻撃するようになるのです。最悪の事態ではメスが弱って死に至ることがあります。

メスの首筋や後頭部に傷を確認したら、オスとメスを別々の飼育ケースに分けるようにしましょう。

オス同士の喧嘩

白ヒメウズラと呼ばれる種類以外では、オスの首に白い三日月が現われるため識別することができます。

孵化後2~3ヶ月でオスとメスのペアリング傾向を知ることができるようになるでしょう。

メスをめぐるオス同士の喧嘩は激しく、時には死に至らせることもあります。激しい喧嘩が始まる前にペア用の飼育ケースを用意し分けてあげるようにしましょう。

ヒメウズラの寿命について知り適切に飼育しよう


ヒメウズラは見た目の可愛いらしさや人懐っこい愛らしさがある一方で、寿命に影響する行動や行為に切実な注意点があることを知ることができました。

メスの産卵のペースを調整してあげること、オス同士の衝突や交尾中の激しい行動を敏感に察知してあげることがとても重要なポイントとなります。

最長寿命といわれる10年を目標に、しっかりと向き合って飼育したいものです。

初回公開日:2022年08月03日

記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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