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オカメインコを雛から育てるには?お迎えに必要なものや注意点を解説

更新日:2023年11月04日

オカメインコを雛から育てる方法はご存知でしょうか。本記事では、オカメインコの雛を飼育するにあたって、雛の選び方から環境や必要な用品まで基礎知識を幅広く紹介しています。メリットやデメリットを理解したうえでお迎えできるようにしましょう。

オカメインコを雛から育てるには?お迎えに必要なものや注意点を解説
インコブームの今、その中でも人気のオカメインコ。これからお迎えを考えている方もきっと多いのではないでしょうか。

しかし、
「オカメインコを雛から育てたいけど不安」
「オカメインコはなつくの?」
「オカメインコの飼育には何が必要?」
など、オカメインコの飼育が初めての方には不安がたくさんあるでしょう。

この記事では、安心してオカメインコをお迎えいただける様に、オカメインコを雛から飼育するにあたって必要な基礎知識や、お迎えに必要な飼育用品を紹介します。

オカメインコの雛を飼育する事は決して簡単ではないですが、きっとこの記事を読み終えた頃には可愛いオカメインコのお迎えに向けて心がワクワクしているでしょう。

オカメインコを雛から育てたい方はぜひこの記事をチェックしてみてください。

オカメインコの雛とは生後どのくらい?


インコの成長はとても早いですが、その中でも成長段階によって呼び方があります。オカメインコの場合、誕生~生後20日頃までを初生雛といい、人間なら新生時期にあたります。

生後20日~90日頃を乳児期といい、人間なら新生児から生後3週頃にあたります。

生後50日~6ヶ月頃を幼鳥期といい、人間なら乳児期以降から8歳頃にあたります。

オカメインコは大体2ヶ月くらいまでに挿し餌(人の手で餌を与える事)から一人餌(自分で餌を食べる事)に切り替えていかなければいけないので、自らの手で挿し餌をして雛を育てたいということであれば一人餌になる前の雛をお迎えする必要があります。

オカメインコの雛をお迎えする前の注意点


オカメインコをお迎えする前にまず考えるべき事は、20年以上生きる可能性のあるオカメインコを終生飼育できるかです。

鳥の一生を面倒見るということは、病院代・保温や保冷にかかる電気代・餌代などお金がとてもかかります。さらに、2泊以上のお留守番はできないので旅行などの遠出もしにくくなります。

飼い始めたら途中でやめることはできませんので、今一度よく考えてみてくださいね。

ペットショップでは元気な個体を見極める

元気なオカメインコの雛を家族としてお迎えするには、元気な雛の特徴を知る必要があります。大切なポイントをいくつかまとめたので是非参考にしてください。

元気な雛を選ぶ時のポイント
・お尻や目、くちばしの周りが汚れていないか
・足や羽はしっかりしていて不自然な脱毛はないか
・人に興味があり、臆病すぎないか
・餌をしっかり食べ、ずっしりとしているか
・元気のない個体と同居していないか

などじっくり観察し、チェックしてみてください。またショップの衛生状態も確認しておきましょう。衛生状態の悪い環境にいる雛は一見元気そうに見えても、病気の可能性が高いので注意が必要です。

住宅環境は適しているか

オカメインコと共に暮らすにあたって住宅環境はとても大切です。

オカメインコの鳴き声はそこまで大きくはないですが、呼び鳴きはかなり響きます。

例えると、ホイッスルを思いきり吹いた時くらいの大きさです。お隣や外に響き渡る可能性があるので防音性能の高い住宅をおすすめします。

それでも気になる場合は、少しお高いのですが防音対策のアクリルケースを使用すると良いでしょう。鳴くことは制止出来ませんので工夫が必要です。

ペット可能な物件でも、トラブルを防ぐため近隣への配慮は大切です。

家に着いてから慣れるまでそっとしておく

ついにオカメインコをお迎えして嬉しい気持ちは分かりますが、お迎え初日から2週間はインコにとってすごく大切な時期となります。

お迎え初日から1週間は環境の変化でストレスを感じやすくなっているため、毎日のお世話のついでに数分手に乗せる程度にして構い過ぎないようにしましょう。

お迎え1週間過ぎたあたりから環境になれ、オカメインコの方から手に乗ってきてくれたり、少しずつ飼い主に興味を示してくれるようになります。

焦らずゆっくりと慣らしていく事が大切です。

雛を空腹にさせない

オカメインコに限ったことではありませんが、鳥の雛は日中にも数時間ごとに挿し餌のお世話が必要になりますので、一人暮らしの社会人の方など日中家に誰もいないという場合は、挿し餌が必要な雛をお迎えすることはできません。

雛は成長のために勢いよくエネルギーを消費していきますので、空腹状態が続くとエネルギーが足りなくなり、すぐに弱ってしまいます。

たった半日で亡くなる可能性もあるので責任をもって雛を育てるようにしましょう。

保温をしっかり行う

オカメインコに限った事ではないのですが、雛は自分で体温調節をするのが難しく弱いので、常に保温し最適な温度に保ってあげる必要があります。

温度が低いという事だけではなく温度変化にも弱いですので温度変化がおきないように管理することも大切です。

雛や幼鳥の頃は28度~30度と、常に暖かい状態がベストです。

健康な若鳥や成鳥になると20度~25度くらいの温度が大体の目安です。温湿度計をそばに置き、常にチェックするようにしましょう。

常に様子を見てあげる環境を作る

オカメインコを雛から育てるのは難しく、手もかかり大変です。

数時間ごとの挿し餌に加え、温度もこまめにチェックが必要なのであまり目を離せません。

働いている方や雛の世話にあまり時間をかけられない方は雛の飼育はできないでしょう。

しかし自ら餌を食べられるようになると確実にお世話の時間が減って、あまり手がかからなくなってきますのでその時期からのオカメインコをお迎えするのをおすすめします。

オカメインコの雛に挿し餌で与える方法


雛は本来であれば親鳥から口移しで餌をもらって育ちますが、その親の代わりに人が餌を与えることを挿し餌といいます。挿し餌から育てた雛は人に慣れやすくなります。

では挿し餌はどのようにしたら良いのでしょうか。

雛に適した餌

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初回公開日:2022年09月01日

記載されている内容は2022年09月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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