キバタンの値段と飼育にかかる費用とは｜飼育に必要なものも紹介

「SNSで見たキバタンにひとめ惚れした。どんな鳥なんだろう？」
「キバタンを飼いたいけど、今まで動物を飼ったことがないから知識がなくて不安だ。」
「大きめの鳥を飼いたい。キバタンの値段や寿命ってどれくらいだろう？」
こんな風にキバタンを飼いたいけれど、生態や特徴、値段、購入場所などを知らない、そもそも自分の家でキバタンを飼えるのかわからない、と飼うのに躊躇している方もいるのではないでしょうか。

本記事では、そんなキバタンについての基本的なことから飼うときに必要なケージやエサなど、おもちゃや注意点まで、幅広く紹介しています。

この記事を読み終わった頃には、あなたはキバタンについて詳しくなっているでしょう。

ぜひキバタンを飼いたいと思っている方は、参考にしてください。

そもそも皆さんは、キバタンの生態や性格や野生下での様子や生息地、寿命や値段がどれくらいかなどをご存知でしょうか。ここからはキバタンがどのような鳥なのかを紹介していきます。

飼育するにあたっての費用についても詳しく紹介しているので、ぜひ活用してください。

キバタンの大きな特徴はなんといっても頭の先にある綺麗に伸びた黄色の冠羽と真っ白な羽毛でしょう。

キバタンの大きさは約50cm、体重約800gと、人の顔の大きさ以上で、羽を広げるとかなりの大きさになります。体重もだいたい500mlのペットボトルが2本分という重さです。

オスとメスの区別は、目の色で判断できます。オスはほぼ黒色で、メスは赤茶色です。

またキバタンは非常に知能が高いので、しつけも必要になってくるでしょう。

キバタンのは人懐っこく好奇心旺盛で明るい性格です。先述したように賢いので芸やダンスを覚えさせることもできます。また、インコなどにも見られるおしゃべりやモノマネもできます。

一方で、甘えたがりで寂しがりやなところもあります。仲良くなると飼い主にべったり甘えてくれるでしょう。

なので、遊ばずにケージで1匹にしておくと、非常にキバタンにとってストレスとなってしまうでしょう。ストレスがひどいと病気になってしまうこともあるので、一人暮らしの方はその点にも注意する必要があります。

野生のキバタンの生息地は、オーストラリアの東やパプアニューギニアとその周辺地域です。

オーストラリアでキバタンはとても人気が高く、飼っている人も多いのですが、穀倉地帯においてはキバタンの数が増えすぎて、害鳥とされ駆除の対象になっているという一面もあります。

オーストラリアなどでは、日本におけるカラスのようにキバタンを日常で見かけることができます。好奇心旺盛で人間を恐れないので、ベランダにやってきて大声で鳴くなど、迷惑だという声もあるようです。

キバタンの寿命は、野生下では20～40年、飼育下では50～70年です。となると、人間よりも長く生きる個体も多いことを念頭に置いておかなければなりません。動物の中でもキバタンは長寿です。

この長寿であることが飼育放棄にも繋がってしまっています。飼うときは、第2世代や第3世代にも相談して慎重に決めなければならず、家族全体で責任が伴うでしょう。

長寿であることをデメリットに感じるかもしれませんが、一生の大半を一緒に過ごし、じっくりと絆を築き上げられるというメリットがあります。

キバタンの値段は30万～50万円です。ペットとしては、かなり高額です。

他の鳥と比較してみましょう。セキセイインコやコザクラインコなど小型鳥は、3千～3万円程度です。また、キバタンと同じ大型鳥は、モモイロインコが25～40万円程度、ヨウムが38～48万円程度、ベニコンゴウインコは80万円程度です。

キバタンの年齢や性別によっても値段に違いがあるので、お店に行ったときに確かめてみてください。年齢は若いほど、性別としてはメスの方が高額です。

さらにここからは、キバタンを飼うのに必要な費用や、購入できる場所を紹介していきます。

キバタンはホームセンターにあるようなペットショップにはおらず、大型のペットショップや鳥類専門店で購入できます。キバタンに詳しく、信頼できる方がいるお店で購入するのがいいしょう。

購入するときは、飼うときの注意点や、おすすめのケージやおもちゃ、病気になったときの対処法など気になることは遠慮せずお店の方に聞きましょう。

また、そのキバタンと仲良くなるためにどのエサを普段あげているのか、どのような性格なのかも聞いておきましょう。

キバタンの飼育にかかる費用は、エサ代のみで1か月1万円以内で収まります。しかし、ケージを破壊されることがあるため、定期的なケージの買い替えが必要です。また、病気になったときの治療費、防音対策などを考えると、ある程度余裕が必要でしょう。

キバタン自体の価格も高額ですが、購入したあとの飼育費用についてもしっかり考えて飼うか検討しなければなりません。