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キジは日本で飼育することができるのか?特徴や必要な許可について紹介

更新日:2024年08月18日

キジを個人で飼育することができるのかどうか、気になっている人もいるのではないでしょうか。この記事では、日本でキジを飼育することができるのかどうかについて解説するに加えて、キジの特徴も紹介しています。キジや生き物に興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

キジは日本で飼育することができるのか?特徴や必要な許可について紹介

キジは飛ぶのが得意ではない

鳥類の最大の特徴はその翼です。その姿から、鳥類の大空を羽ばたいていくイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。

一方で、翼を持つ鳥類であるにもかかわらず、空を飛ぶことが得意ではない種類もいます。まさにキジがそうです。キジは飛ぶことが得意ではありません。

キジは飛ぶことが得意ではなく、長い距離を飛行することはほとんどないので、多くの時間を陸上で過ごします。木の上などの高いところや空にいることはほとんどありません。キジの巣が木の上ではなく地上にあるのは、キジが空を飛ぶのが得意ではないからです。

空を飛ぶのが得意ではない代わりに、キジは地面の上を走ることが得意です。最高では、時速30kmもの速さで走ることができます。

やむを得ずキジを保護する場合はどうすればいいのか

日本にいるキジについて、生息地や繁殖期、子育てなど生き物としての特徴を紹介しました。キジのオスの特徴的な鳴き声や鳥の仲間であるのに飛ぶことが得意ではない点など、非常に興味深かったのではないでしょうか。

また、キジを飼育するには特別な許可が必要であり、ペットにすることが目的で飼育するのは難しいことを最初に説明しました。それでは、やむを得ずキジを保護する場合はどうすればいいのでしょうか。

以下で、いくつかの場合に分けてキジを保護する際の対処を説明します。もしものときのために、知っておきましょう。

キジの卵を保護する場合

キジの卵を見つけた場合、まずは周りに親鳥がいるかどうかを確認しましょう。

キジの母親は非常に強い母性を持っており、卵や巣を放置したまま長い時間いなくなることは考えにくいです。巣から離れているだけでまだ近くにいる可能性もありますので、親鳥の存在を確認するようにしてください。

親鳥の姿が見えなかったとしても、卵をすぐに保護するのではなく、親鳥が帰ってこないかどうかを待つ必要があります。親鳥は帰ってくるつもりがあるのに、卵を奪ってしまうのはキジのために良くないからです。

しばらく待ってみても親鳥が帰ってこなければ、卵を保護することを考えます。

卵を保護する際には、まずは自治体に連絡を入れます。最初に説明した通り、保護するには許可が必要です。また、卵を人工的に孵化させるのは難しいので、鳥類の専門家などに相談する必要があるでしょう。

キジの雛を保護する場合

キジの雛を見つけた場合も、卵を見つけたときと同じようにまずは近くに親鳥の姿がないかを確認するようにしましょう。

人間が雛に触っているところを親鳥が見たら、自分の雛が人間に襲われていると勘違いして攻撃してきたり、あるいは逃げてしまったりする可能性があります。親鳥を不必要に刺激しないよう気をつけてください。

近くに親鳥がいなかったり、待ってみても親鳥が戻ってこなかったりして、雛が弱っていくようであれば、自治体や鳥類の専門家に相談しましょう。専門の施設に預けることができれば、最も安心です。

場合によっては、個人で保護しなければならないこともあります。その場合でも、保護するのは雛が巣立つまでの一定の期間です。できるだけ早く野生に戻してあげないと、生き抜いていく力が失われるからです。

キジの成鳥を保護する場合

キジの成鳥を見つけた場合には、まずその状態を確認しましょう。

草むらの中でじっと動かないでいたとしても、ケガや病気などで動けなくなっているとは限りません。ただ休んでいるだけということもあります。ただ休んでいるだけであれば、人間が近づくと驚かせてしまう可能性があるので、注意が必要です。

キジを保護する際に自分のために気をつけなければいけないのが、感染症の対策です。

野鳥であるキジは、なんらかの感染症を持っている可能性が否定できません。念のために、キジを保護する際には手袋などを着用してキジに触るようにした方が良いでしょう。

また、個人の判断で野生のキジにエサなどを与えてはいけません。栄養価の高いエサはかえってキジの体調を崩してしまうこともありますし、キジが今までの食べ物を食べなくなることもあります。専門家などに対処を確認するようにしてください。

キジの飼育には許可が必要なことを知っておこう

キジの飼育や特徴について説明してきました。キジについて、より深く知ることができたことでしょう。

キジの飼育や保護には、国や自治体からの許可が必要です。キジは野鳥ですから、人間がキジを扱うときには繊細な注意が必須となります。普段から生き物を大切にする気持ちを持っておきましょう。

初回公開日:2022年12月09日

記載されている内容は2022年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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