ヒヨドリとはどんな鳥?ヒヨドリの生態と特徴・巣作り対策方法について紹介
更新日:2024年06月12日
ヒヨドリの歴史
ヒヨドリの歴史は古く、今から800~1000年前の平安時代には貴族たちの間で愛鳥として親しまれていました。
ウグイスやホトトギスは和歌や短歌にも詠われているので有名ですが、意外なことに平安後期になるとヒヨドリを飼い、名前をつける貴族も多くいたという文献もあるほどです。現在では愛鳥に名前をつけることは当たり前ですが、平安時代当時では飼っている鳥に名前をつける、というのは珍しく、名前をつけられた愛鳥はヒヨドリが初めてだと言われています。
また、平安時代末期の源平合戦でもひよどりの名前が出てきます。
ウグイスやホトトギスは和歌や短歌にも詠われているので有名ですが、意外なことに平安後期になるとヒヨドリを飼い、名前をつける貴族も多くいたという文献もあるほどです。現在では愛鳥に名前をつけることは当たり前ですが、平安時代当時では飼っている鳥に名前をつける、というのは珍しく、名前をつけられた愛鳥はヒヨドリが初めてだと言われています。
また、平安時代末期の源平合戦でもひよどりの名前が出てきます。
●源義経の鵯越(ひよどりごえ)の逆落し●
平安時代末期の寿永3(1184)年、平家討伐を源頼朝に命じられた義経と範頼は、平氏を挟み撃ちにするため二手に分かれた。義経の軍勢は「鵯越(ひよどりごえ)」と呼ばれる絶壁(現神戸市兵庫区)の上から、「この崖を鹿が下ったというなら、馬でも下れるであろう」と、合図とともに馬ごと駆け下り、崖下の平氏の陣へ一気に攻め入った。不意をつかれた平氏は海になだれ込み、船で瀬戸内海を渡って屋島へ逃げた。
出典: http://www.buyo-gas.co.jp/exchange/public/yatyou/yatyou17... |
これは、源平合戦「一の谷の合戦」の名場面です。ここに出てくる「鵯越」という地名は、海を渡ってきたヒヨドリが、絶壁をなす急斜面を一気に昇っていくさまを見て付けられたと伝えられています。
ヒヨドリの生態
ヒヨドリは全長は28cmほど、翼を広げた翼開長は40cmほどの大きさで、現在では1年中、山林や農耕地、市街地、また都市部でも見ることのできる野鳥です。
体の色は主に灰色で翼と尾羽は灰褐色、耳の周りが茶色く、腹には白と灰色の点々模様があり、頭は青灰色でボサボサ頭のような冠羽を持っています。
大きい動物には警戒心が強いですが、自分より小さな鳥のメジロなどにはつついて追い払うなど気が強い面を見せます。
そんなヒヨドリの生息地や食べ物、特徴など、ヒヨドリの生態を詳しく紹介します。
体の色は主に灰色で翼と尾羽は灰褐色、耳の周りが茶色く、腹には白と灰色の点々模様があり、頭は青灰色でボサボサ頭のような冠羽を持っています。
大きい動物には警戒心が強いですが、自分より小さな鳥のメジロなどにはつついて追い払うなど気が強い面を見せます。
そんなヒヨドリの生息地や食べ物、特徴など、ヒヨドリの生態を詳しく紹介します。
ヒヨドリの生態1:分類
ヒヨドリの生態として、まずは分類を紹介します。
ヒヨドリは鳥網スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類です。
ヒヨドリ属の中にはヒヨドリと、リュウキュウヒヨドリ、タイワンヒヨドリ、ハシブトヒヨドリ、イシガキヒヨドリ、アマミヒヨドリ、オガサワラヒヨドリ、ダイトウヒヨドリが亜種として分類されています。
ヒヨドリ科の中には、クロヒヨドリ、シロガシラ属のシロガシラなども分類されています。
ヒヨドリは鳥網スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類です。
ヒヨドリ属の中にはヒヨドリと、リュウキュウヒヨドリ、タイワンヒヨドリ、ハシブトヒヨドリ、イシガキヒヨドリ、アマミヒヨドリ、オガサワラヒヨドリ、ダイトウヒヨドリが亜種として分類されています。
ヒヨドリ科の中には、クロヒヨドリ、シロガシラ属のシロガシラなども分類されています。
ヒヨドリの生態2:生息地
ヒヨドリの生息地は、日本や、日本列島周辺の朝鮮半島南部やサハリン、台湾、中国南部、フィリピン北部です。
日本以外での生息地では数が少なく、日本固有の鳥として見られることも多くあり、国内各地の気候や環境、食べ物などに生態を合わせその地域でしか見られないヒヨドリも存在しています。
また、ヨーロッパやアメリカ大陸、アフリカ、オーストラリアには生息していない珍しい鳥のため、外国のバードウォッチャーにはヒヨドリを見に日本に来るという人も少なくありません。
日本以外での生息地では数が少なく、日本固有の鳥として見られることも多くあり、国内各地の気候や環境、食べ物などに生態を合わせその地域でしか見られないヒヨドリも存在しています。
また、ヨーロッパやアメリカ大陸、アフリカ、オーストラリアには生息していない珍しい鳥のため、外国のバードウォッチャーにはヒヨドリを見に日本に来るという人も少なくありません。
ヒヨドリの生態3:捕食
捕食、食べ物は生態を知る上でとても重要な事柄です。
ヒヨドリは雑食でなんでも食べますが、好物なのは甘い果実や花の蜜、木の実や昆虫などです。
普段は花の蜜や果物、野菜や木の実などを好んで食べますが、昆虫はあまりたべません。昆虫を食べるのはより栄養が必要な繁殖期や羽の生え変わる時期、羽が生え揃うまでの幼鳥など羽を作るためのたんぱく質が必要な時だけとされています。
一説には、ヒヨドリの祖先が熱帯~亜熱帯の環境にいたため、今でも甘い花の蜜や果物が好物だとも言われています。
ヒヨドリは雑食でなんでも食べますが、好物なのは甘い果実や花の蜜、木の実や昆虫などです。
普段は花の蜜や果物、野菜や木の実などを好んで食べますが、昆虫はあまりたべません。昆虫を食べるのはより栄養が必要な繁殖期や羽の生え変わる時期、羽が生え揃うまでの幼鳥など羽を作るためのたんぱく質が必要な時だけとされています。
一説には、ヒヨドリの祖先が熱帯~亜熱帯の環境にいたため、今でも甘い花の蜜や果物が好物だとも言われています。
ヒヨドリの生態4:鳴き声
ヒヨドリの鳴き声は「ヒーヨヒーヨ」という鳴き声で、名前の由来ともなっています。
「ヒーヨヒーヨ」と鳴いたり、他にも「ピーピョロピョロピ」「ピーピー」などと鳴き、繁殖期の求愛のさえずりや仲間とのコミュニケーション、また威嚇の甲高い声などさまざまな鳴き方をします。
「ヒーヨヒーヨ」と鳴いたり、他にも「ピーピョロピョロピ」「ピーピー」などと鳴き、繁殖期の求愛のさえずりや仲間とのコミュニケーション、また威嚇の甲高い声などさまざまな鳴き方をします。
ヒヨドリの生態5:寿命
ヒヨドリの寿命は野生では4~5年ほどです
同じスズメ目であるスズメは1年ほど、同じくらいの大きさのムクドリは5~7年、カラスは10年と言われているので、大きさ相応の寿命だと言えます。
同じスズメ目であるスズメは1年ほど、同じくらいの大きさのムクドリは5~7年、カラスは10年と言われているので、大きさ相応の寿命だと言えます。
ヒヨドリの種類別の特徴
初回公開日:2019年08月17日
記載されている内容は2019年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。