ツバメの生態とは?ツバメが民家に巣作りする理由について徹底解説!
更新日:2024年12月01日
ツバメの生態とは?
春から夏にかけて南方から日本にやってきて物凄い速さで飛び回る、燕尾服のような尾羽が特徴的な渡り鳥「ツバメ」の生態について知ってみたいと思いませんか。
ツバメの飛来は春の風物詩としても親しまれていますし、穀物などを食べずに害虫だけ食べてくれることから日本では古来より益鳥として親しみの深い鳥なのであなたもご存知かと思います。
今回はそんなツバメの生態、それから種類や雛鳥について詳しく知って、よりツバメを好きになって頂けるように項目を分けながらわかりやすく紹介していきます。
ツバメの飛来は春の風物詩としても親しまれていますし、穀物などを食べずに害虫だけ食べてくれることから日本では古来より益鳥として親しみの深い鳥なのであなたもご存知かと思います。
今回はそんなツバメの生態、それから種類や雛鳥について詳しく知って、よりツバメを好きになって頂けるように項目を分けながらわかりやすく紹介していきます。
オスとメスの違い
ツバメのオスとメスは一見同じように見えますが、実はメスと比べてオスの方が喉が赤く尾羽が長いという特徴を持っています。
そして、ツバメの中では尾羽が長く左右対称なオスがモテやすいそうです。長い尾羽は成熟した大人であることや寄生虫が少ないという証拠になり、遺伝的に優れていると判断されるのだそうです。
しかしオスメス共に抱卵を行う日本で見るツバメの中では、抱卵中に尾羽が擦り切れたり折れてしまうことから尾羽の長さよりも栄養をよく取れた太いオスや喉の赤さが強いオスがだと考えられています。
そして、ツバメの中では尾羽が長く左右対称なオスがモテやすいそうです。長い尾羽は成熟した大人であることや寄生虫が少ないという証拠になり、遺伝的に優れていると判断されるのだそうです。
しかしオスメス共に抱卵を行う日本で見るツバメの中では、抱卵中に尾羽が擦り切れたり折れてしまうことから尾羽の長さよりも栄養をよく取れた太いオスや喉の赤さが強いオスがだと考えられています。
肉食
生態の1つとしてツバメは肉食という食性を持っています。特に羽虫やトンボなどの、日本では春から夏にかけて増える羽の生えた虫を1日に100匹ほど食べると言われています。
親ツバメがたくさんの雛たちにエサを与えている姿を見ることがあると思いますが、よく見ると親ツバメがくわえているのが虫だということがわかるので警戒されない程度に観察してみてください。
ツバメは果物や穀物などを食べない上に害虫となる虫をエサとしているので、日本で農薬を使わずに水稲栽培が行われていた頃から益鳥として私たち人間と共存していました。
親ツバメがたくさんの雛たちにエサを与えている姿を見ることがあると思いますが、よく見ると親ツバメがくわえているのが虫だということがわかるので警戒されない程度に観察してみてください。
ツバメは果物や穀物などを食べない上に害虫となる虫をエサとしているので、日本で農薬を使わずに水稲栽培が行われていた頃から益鳥として私たち人間と共存していました。
春になると日本へ渡ってくる
今までにも何度か述べましたが、ツバメは春になると日本へやってきます。驚くことに、日本に飛来するツバメの数は約500万羽と言われています。
実は去年の秋に子供を育てあげ南に渡ったツバメのオスは、メスや若いツバメよりもいち早く日本へやってきて前回の巣の元へ向かいます。他のツバメに巣を奪われてしまわないようにです。
通常はそこからメスを待ちながら修繕作業を進めていきます。メスが飛来してオスと無事再会するとメスが中心となって一緒に巣作りをするという生態を持っています。
実は去年の秋に子供を育てあげ南に渡ったツバメのオスは、メスや若いツバメよりもいち早く日本へやってきて前回の巣の元へ向かいます。他のツバメに巣を奪われてしまわないようにです。
通常はそこからメスを待ちながら修繕作業を進めていきます。メスが飛来してオスと無事再会するとメスが中心となって一緒に巣作りをするという生態を持っています。
ツバメの種類別特徴
実は、日本で見られるツバメにはいくつかの種類があります。街中や民家の近くで見かけた時、それぞれの種類の特徴や生態を知っておけば簡単に見分けることができるようになります。
地域によって見ることのできるツバメは違うので、自分の住んでいる地域ではどのツバメを見ることができるかというのも把握しておくと良いでしょう。
5種類のツバメを全国で見られる1番ポピュラーな、顔周りが赤い「ツバメ」と比較して紹介します。
地域によって見ることのできるツバメは違うので、自分の住んでいる地域ではどのツバメを見ることができるかというのも把握しておくと良いでしょう。
5種類のツバメを全国で見られる1番ポピュラーな、顔周りが赤い「ツバメ」と比較して紹介します。
5つのツバメの種類
- コシアカツバメ
- イワツバメ
- リュウキュウツバメ
- ヒメアマツバメ
- ショウドウツバメ
コシアカツバメ
コシアカツバメはその名のとおり腰回りが赤く、体上面に黒い縦斑が見られる種類です。ツバメに比べると生態や体形はよく似ていますが体はやや大きめです。そして、ツバメより尾羽が太く長いことも特徴です。
翼や尾を広げたまま空中を滑るようにゆったりと飛ぶという独特な飛び方を生かして高いところを飛んでいる虫を器用に捕まえます。
その変わった飛行の仕方や、飛行時に確認できる尾羽の特徴からコシアカツバメだと確認できるはずです。全国的に数の少ないツバメですが、西日本ではよく見られる種類となっています。
翼や尾を広げたまま空中を滑るようにゆったりと飛ぶという独特な飛び方を生かして高いところを飛んでいる虫を器用に捕まえます。
その変わった飛行の仕方や、飛行時に確認できる尾羽の特徴からコシアカツバメだと確認できるはずです。全国的に数の少ないツバメですが、西日本ではよく見られる種類となっています。
イワツバメ
イワツバメは腰が白いことと、黒と白だけのシックな色合いが特徴的なツバメです。足指まで白い毛に覆われていることも特徴的です。群れで飛行しながら口を大きく開けて、獲物である虫を捕食します。
海岸や山地の岩場に泥や枯れ草などを使って上部に穴の空いた球状の巣を作り、日本では4月~8月に1回に3~4個の卵を産むという生態を持っています。
岩場に営巣することからイワツバメという名前が付けられました。また、集団で営巣するという生態を持っていたり、夕方になると集団で巣に戻ってきたりなど何かと集団での行動が多いです。
海岸や山地の岩場に泥や枯れ草などを使って上部に穴の空いた球状の巣を作り、日本では4月~8月に1回に3~4個の卵を産むという生態を持っています。
岩場に営巣することからイワツバメという名前が付けられました。また、集団で営巣するという生態を持っていたり、夕方になると集団で巣に戻ってきたりなど何かと集団での行動が多いです。
リュウキュウツバメ
リュウキュウツバメは数が少なく、奄美大島以南で見られるツバメにそっくりな種類です。飛び方や餌のとり方、そして巣の形状などは基本ツバメとよく似た生態を持っています。
見た目もツバメに似ていますが尾羽が短く、首回りはツバメと違って黒くないことが特徴です。
そしてリュウキュウツバメは海岸、河川、農耕地などに生息しています。留鳥とされていますが、冬は個体数が増減する地域があることから一部は小規模な渡りをしていると考えられています。
見た目もツバメに似ていますが尾羽が短く、首回りはツバメと違って黒くないことが特徴です。
そしてリュウキュウツバメは海岸、河川、農耕地などに生息しています。留鳥とされていますが、冬は個体数が増減する地域があることから一部は小規模な渡りをしていると考えられています。
ヒメアマツバメ
初回公開日:2019年08月16日
記載されている内容は2019年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。