コシアカツバメってどんな鳥？生態から考えられる特徴や性格

「ツバメ」というと、身近な鳥としてご存じの方も多い、有名な鳥の1種です。しかし、ツバメにも種類があります。「コシアカツバメ」も、数あるツバメの中の1種と言われています。

コシアカツバメは、地域性が高く、場所によっては珍しい鳥だとされる場合もあります。そのため、コシアカツバメを見たことがないという方も、少なくないと考えられそうです。

今回は、そんな「コシアカツバメ」にスポットを当てて、身体的特徴や繁殖地、営巣や飛来時期などの特徴について、考察・ご紹介していきます。

コシアカツバメの最大の特徴は、名称のとおり腰の周りが赤褐色になっている点にあります。「腰赤いつばめ」から、コシアカツバメと呼ばれるようになったと予想できそうです。

イワツバメに似た鳥であり、ツバメの仲間でもありますが、一般的に見られることが多いツバメに比べると、コシアカツバメは体がやや大きく、尾も長いと言われています。そのため、飛行している時は、一般のツバメとは尾の長さや体の大きさから区別する人も多いと考えられます。

コシアカツバメは、腰以外の部分は黒い羽根を持っており、一般のツバメと似ています。

黒い羽根は、カラスのように光沢のある黒だとされており、つややかな質感を持っている個体が多いと言われています。

また、腹部などの体の下の面は白っぽくて薄い褐色のような色をしており、縦長の模様が複数あります。

他のツバメの仲間と、コシアカツバメを見分けるポイントは、やはり腰の周りにある赤い模様や体の大きさ・形にあると言えそうです。

上記では、コシアカツバメの身体的な特徴や他のツバメとの見分け方について、考察・ご紹介しました。

続いては、コシアカツバメの性格や行動における特徴について考えていきます。性格などを知ることで、コシアカツバメがどのような鳥なのか、より詳しく知ることができるので、この機会に学んでおくことをします。

以下で詳しくご紹介していきますが、コシアカツバメは警戒心が強い鳥だと言われており、一般的なツバメよりも神経質な部分があるとされています。

鳥は全体的に警戒心が強いと言われていますが、コシアカツバメはその中でも特に警戒心が強い性格をしていると言われています。

特に雛を抱えている時や雛の巣立ちの時期などは、コシアカツバメの警戒心が高まりやすいとされています。

コシアカツバメは、デリケートな部分を持つ鳥でもあり、地域性が高い珍しい鳥の1種でもあるので、バードウォッチングなどの際にコシアカツバメを見掛けても、むやみに刺激せずに観察することをします。

警戒心が強いコシアカツバメは、神経質な一面も持ち合わせていると考えられます。

そもそもツバメは渡り鳥として有名で、その仲間であるコシアカツバメも渡りをして繁殖しています。渡りは体力を使う行為でもあるため、渡りの前後や繁殖期間中は神経質な一面も見られると予想できそうです。

特に子育てに関しては、巣の修復を行う鳥としても有名で、慎重に行っていると考えられます。

続いて、コシアカツバメがどんな声で鳴くのか、鳴き声についてご紹介していきます。

コシアカツバメの鳴き声は、やや濁った声だと言われています。地鳴きの場合はやや高く透き通った声になりますが、さえずりの場合は一般的なツバメよりも濁っている声のため、ツバメや他の鳥と鳴き声で見分ける・聞き分けるという方も少なくありません。

音で表現すると、「ジュリジュリ」といった音や「チー」といった音が当てはまり、特徴的な鳴き声とも言えそうです。