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ウミネコの鳴き声とは?特徴的な声の仕組みについて知ろう!

更新日:2020年08月08日

猫のような鳴き声でしられるウミネコは、日本全体の海岸線でみることができるのでしょうか?夏の海を代表する鳥であるかもめとは一体、どこがちがうのでしょうか。今回は、ウミネコについて、鳴き声、名の由来なども網羅しつつウミネコの生態、習性、カモメとの差に迫ります。

ウミネコの鳴き声とは?特徴的な声の仕組みについて知ろう!

ウミネコとは?

海辺などに行くと、奇妙な鳴き声で泣いているかもめのような鳥を見かけることがあります。ウミネコと呼ばれる鳥は、かもめ科の鳥です。

今回は、そのウミネコについて、ウミネコの生態、習性そして鳴き声についてご紹介します。

ウミネコの習性・生態

ウミネコは、一体どのような習性や生態をもった鳥なのでしょうか。ウミネコは、河川や海あるいは湖沼などで生活しています。鳥には、旅鳥、夏鳥などのように区分があり、ウミネコは、留鳥もしくは、漂鳥に分類されます。

留鳥というのは、文字から想像がつくように、シーズンが変わって関係なく同じ場所で生活をするタイプのこといいます。また、漂鳥は、季節に応じて色々と行く鳥のことで、冬は温かい場所に移動します。

ウミネコは、留鳥でもあるし、漂鳥でもあるどちらにも分類される鳥です。ウミネコは、虫も食べますし、魚介類から爬虫類まで食べる雑食な鳥です。

繁殖の方法は卵です。単独行動はせずに、集団で繁殖地にほぼ同時期に動き、スを作りその後また移動します。日本の東北、島根あたりには繁殖のために使われる島々があり、天然記念物に指定されています。

ウミネコの鳴き声の特徴は?

ウミネコは、猫のような鳴き声が特徴であることから、ウミネコという名前がついたといわれています。鳥のように聞こえないこの鳴き声が、ウミネコの特徴のひとつです。代表的なウミネコの鳴き声について簡単にご紹介します。

ウミネコの鳴き声は大きく分けると下記の3タイプがあるようです。あなたがよく耳にするウミネコの鳴き声はどのタイプでしょうか。ここからは、ウミネコの代表的な鳴き声をひとつずつみていきましょう。

ウミネコの鳴き声の特徴

  • 落ち着いた高音
  • 猫の鳴き方に近い
  • 威嚇時の鳴き声

落ち着いた高音

ウミネコの鳴き声の特徴の一つとして、高音ながらも落ち着きがある音というのがあります。北でよく見られるウミネコですが、ウミネコとよく似ているかもめと比較すると、かもめのほうが高音で伸びやかな鳴き声であることがわかります。

ウミネコはどちらかというと太く低音な鳴き声です。

猫の鳴き方に近い

海や湖畔を歩いていて、猫のような鳴き声はするけれど、猫が身近に見当たらないという体験をしたことがある人はいませんか。よく見たらそばにかもめらしき鳥がいたということもあるでしょう。

猫は見当たらないけど、猫のような鳴き声が聞こえたら、それはウミネコが発した音でしょう。猫と聞き間違えるほど、猫の鳴き声に近い音で鳴くのが、ウミネコの特徴のひとつです。

威嚇時の鳴き声

ウミネコに限らず、動物は自分の縄張りを主張します。ペットとして飼われているわけでなく自然の中で生活している動物たちにとって、縄張りは生死にかかわってくるので真剣です。

ウミネコも時折、威嚇したような鳴き声を発するときがあります、

威嚇することによって、自分の縄張りを主張し、他のウミネコをエリアにはいりこまないようにするためですので、決して穏やかな鳴き声ではありません。

威嚇時のウミネコの鳴き声の特徴としては、大声を出すだけでなく体を使って威嚇アピールをします。

ウミネコの鳴き声の種類

ウミネコの鳴き声にはそれぞれ意味があってなくことがわかりました。ウミネコは鳴き声をかえることで、一体何を訴えかけているのでしょうか。

ここからはより具体的にウミネコの鳴き声から、何を訴えたりしているのかをみていきます。

ウミネコの鳴き声の種類1:「アーハッハッー」

ウミネコの一般的な鳴き声です。

この鳴き声がする時は、ウミネコが自分がどこにいるのかを他のウミネコに教えているときだと言われています。

「ここにいます」「どこにも移動しません」と主張をしています。

ウミネコの鳴き声の種類2:「クァクァクァ」

このようにウミネコの鳴き声が聞こえた時は、自分の方に関心を持ってほしいときです。「私の方を見て」と懇願をしているときの鳴き声です。

エサを持っている人にむかって、自分にも分けてほしいと、アピールをしてる時の鳴き声でもあります。

ウミネコの鳴き声の種類3:「ウィーイウィーイ」

ウミネコに限らず、多くの鳥たちは、鳴き声でコミュニケーションをとります。

甘えたい時や、求愛、などのときにもウミカモメは鳴き声で知らせます。

ウミネコの鳴き声が聞こえた後に、どのような行動をするのか、じっとみてみると、鳴き声で何を示そうとしているのかがわかり面白いでしょう。

ウミネコとカモメの違いは?

ウミネコとかもめは、名前の他に大きな違いがあるのでしょうか。

ここからは、ウミネコとかもめの違いの特徴を具体的な例を出しながら、ご説明します。生息地もちがうというウミネコとかもめにはどのぐらいの差があるのでしょうか。

見た目で判断できるのかどうか、きになるところですね。それではご説明します。

体の大きさ

ウミネコとかもめの見た目の違いは、体の大きさの違いです。ウミネコは、だいたい48cmぐらいの大きさの鳥です。体重は、550gが平均だと言われています。それに比べて日本でよく見かけるかもめは45cmあるかないかです。

若干かもめの方が小さいのが特徴ですが、これだとパット見であまり差がないといえますね。

尻尾とくちばしの色

ウミネコを似ているかもめと比べると、大きな違いとなるのが、尾とくちばしの部分です。黒く帯がある尾は、ウミネコだけです。かもめなどは、この黒い帯が尾からなくなるにつれて成鳥となります。

くちばしは、黄色一色ではありません。また、先端が赤ぽいのが特徴です。色はくちばしの先端が最も赤く、真ん中らへんに黄色です。

この黄色部分が一番多く、そして顔近くまで黄色です。赤の次に若干黒、そしてよくみると全体の黄色も全部が黄色でなく緑がまざっていたりします。

ウミネコは海を渡る

ウミネコは、渡り鳥ではないので、基本的には、一箇所の場所にとどまって生活する留鳥に分類されます。

ただ、普段生息している部分によっては、ウミネコも漂鳥となる場合がありその時は、冬の期間に違う地域へいってしまうことがあります。

ただ「海を渡る」という表現があまりにも漠然としているうえに、イメージとして海を渡る鳥を渡り鳥だと考えると、ウミネコは海を渡る鳥にはなりません。

ウミネコの名前の由来は?

かもめによく間違えられるウミネコですが、名前はとても浸透しています。ウミネコはどうしてこのような名前になったのでしょうか。その由来をみていきましょう。

鳴き声が元となっている

ウミネコがウミネコと呼ばれるようになったのは、やはりウミネコの鳴き声に特徴があるからといえます。猫のように鳴くからウミネコと名前がつけられたようです。

地域によっては、ウミネコのことを浜辺にいるから、ハマネコとよぶところもあるそうです。

浜がないところで育った人たちは、この鳥を見た時になんて呼ぶのでしょうか。あなたの地域ではウミネコをなんと呼んでいるでしょうか。

漢字で表す

ウミネコは、海の猫と書かれることがあります。生息する場所が、八戸の蕪島だったり、島根県の経島だったりと海岸です。海岸にいる猫のような鳥ということで、この漢字があてられたのでしょう。

英語で異なる意味

それではウミネコを英語で表現する時は、どのような単語がつかわれるのでしょうか。かもめの場合はSegullといいます。

ウミネコは、先程も尾の色のことを話した時に、特徴があるといいましたが、そのことからblack tailed gullとよばれます。

英語で意味が異なるのでなく、言い表し方がことなるということです。日本では鳴き声に重きを置き、ウミネコとよびましたが、英語では他の海鳥と尾尻の違いの方に目がいき、尾が黒い鳥となづけたようです。でも、これは現代英語だけのようです。

現代英語でカモメあるいはウミネコを示す単語gullについて調べていくと面白い事実がわかります。gullの意味は小さな鳥を意味しています。15世紀頃より使われていました。

gullは、古ケルト語から派生しており、言葉の元はMewという言葉です。この言葉はねこの鳴き声です。もとをたどると意味はことなっていないといことにもなります。

ウミネコの生息地は?

ウミネコがよくみられる場所は、どの海なのでしょうか。

ウミネコは日本全土でみることができるのでしょうか?ウミネコの生息地について、生息地別にご紹介します。

北西太平洋

ウミネコの生息地は、生活している土地によって若干ことなります。そのため繁殖期後と前で生活している場所が異なるウミネコも存在します。ウミネコは、北サハリンから北海道全土、本州でも若干みられますが、多くは北海道にいます。

北西太平洋は、日本のことをさしますので、九州でも暖かい時期になるとみることがあるので、北西太平洋沿岸沿いに生息すると言い換えても良いでしょう。

東北地方

北海道で多く見ることが出来るウミネコですが、東北青森県にある蕪島には繁殖時期に多くのウミネコをみることができます。繁殖は、個体差があるとはいえ、2月から8月の末頃までこの島でウミネコが過ごします。

その他にも東北地方だと、岩手県椿島・陸前江ノ島、それから山形県飛島がウミネコの繁殖地として天然記念物に指定されています。蕪嶋は、三陸復興国立公園となっています。陸続きで気軽に海鳥を鑑賞できます。

繁殖後、ウミネコは、また別の場所に移り住みます。

島根の島

東北以外の本州では、島根県にある経島が天然記念物にもなっていて、ウミネコをみることができます。ウミネコのエサが豊富な場所が理想的です。行政区としては出雲に属しており、無人島です。

ウミネコが季節になると5000羽あまり飛来してきます。この島でウミネコを見ることが出来る時期は、毎年11月下旬頃といわれています。

実は、島そのものは、平安時代に作られた人工的なものです。現在は上陸することができないために、日御崎の灯台がある展望台のところから島を見ることができます。

ウミネコは猫のような高い鳴き声を出す

海で猫の鳴き声がしたら、注意深くみてみるとそばにウミネコを発見することができるでしょう。高音でなくウミネコは、英語でもオリジナルの意味が「猫」の声ということで、国は変われど、どの人の耳にも猫のような音に聞こえているということなのでしょう。

北海道全道で多く見られるウミネコですが、本州でみたいとなったら繁殖期を狙いましょう。

場所は、東北や島根です。東北は数箇所あるので旅をかねてウミネコの繁殖地をみてまわるのもおもしろいでしょう。場によってはフェリーにのっているとエサをもらいに追いかけてくる体験をたのしむことができます。

初回公開日:2019年08月26日

記載されている内容は2019年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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