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ウミネコの鳴き声とは?特徴的な声の仕組みについて知ろう!

更新日:2024年08月20日

猫のような鳴き声でしられるウミネコは、日本全体の海岸線でみることができるのでしょうか?夏の海を代表する鳥であるかもめとは一体、どこがちがうのでしょうか。今回は、ウミネコについて、鳴き声、名の由来なども網羅しつつウミネコの生態、習性、カモメとの差に迫ります。

ウミネコの鳴き声とは?特徴的な声の仕組みについて知ろう!
ウミネコは、海の猫と書かれることがあります。生息する場所が、八戸の蕪島だったり、島根県の経島だったりと海岸です。海岸にいる猫のような鳥ということで、この漢字があてられたのでしょう。

英語で異なる意味

それではウミネコを英語で表現する時は、どのような単語がつかわれるのでしょうか。かもめの場合はSegullといいます。

ウミネコは、先程も尾の色のことを話した時に、特徴があるといいましたが、そのことからblack tailed gullとよばれます。

英語で意味が異なるのでなく、言い表し方がことなるということです。日本では鳴き声に重きを置き、ウミネコとよびましたが、英語では他の海鳥と尾尻の違いの方に目がいき、尾が黒い鳥となづけたようです。でも、これは現代英語だけのようです。

現代英語でカモメあるいはウミネコを示す単語gullについて調べていくと面白い事実がわかります。gullの意味は小さな鳥を意味しています。15世紀頃より使われていました。

gullは、古ケルト語から派生しており、言葉の元はMewという言葉です。この言葉はねこの鳴き声です。もとをたどると意味はことなっていないといことにもなります。

ウミネコの生息地は?

ウミネコがよくみられる場所は、どの海なのでしょうか。

ウミネコは日本全土でみることができるのでしょうか?ウミネコの生息地について、生息地別にご紹介します。

北西太平洋

ウミネコの生息地は、生活している土地によって若干ことなります。そのため繁殖期後と前で生活している場所が異なるウミネコも存在します。ウミネコは、北サハリンから北海道全土、本州でも若干みられますが、多くは北海道にいます。

北西太平洋は、日本のことをさしますので、九州でも暖かい時期になるとみることがあるので、北西太平洋沿岸沿いに生息すると言い換えても良いでしょう。

東北地方

北海道で多く見ることが出来るウミネコですが、東北青森県にある蕪島には繁殖時期に多くのウミネコをみることができます。繁殖は、個体差があるとはいえ、2月から8月の末頃までこの島でウミネコが過ごします。

その他にも東北地方だと、岩手県椿島・陸前江ノ島、それから山形県飛島がウミネコの繁殖地として天然記念物に指定されています。蕪嶋は、三陸復興国立公園となっています。陸続きで気軽に海鳥を鑑賞できます。

繁殖後、ウミネコは、また別の場所に移り住みます。

島根の島

東北以外の本州では、島根県にある経島が天然記念物にもなっていて、ウミネコをみることができます。ウミネコのエサが豊富な場所が理想的です。行政区としては出雲に属しており、無人島です。

ウミネコが季節になると5000羽あまり飛来してきます。この島でウミネコを見ることが出来る時期は、毎年11月下旬頃といわれています。

実は、島そのものは、平安時代に作られた人工的なものです。現在は上陸することができないために、日御崎の灯台がある展望台のところから島を見ることができます。

ウミネコは猫のような高い鳴き声を出す

海で猫の鳴き声がしたら、注意深くみてみるとそばにウミネコを発見することができるでしょう。高音でなくウミネコは、英語でもオリジナルの意味が「猫」の声ということで、国は変われど、どの人の耳にも猫のような音に聞こえているということなのでしょう。

北海道全道で多く見られるウミネコですが、本州でみたいとなったら繁殖期を狙いましょう。

場所は、東北や島根です。東北は数箇所あるので旅をかねてウミネコの繁殖地をみてまわるのもおもしろいでしょう。場によってはフェリーにのっているとエサをもらいに追いかけてくる体験をたのしむことができます。

初回公開日:2019年08月26日

記載されている内容は2019年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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