毒を持つ鳥ピトフーイとは?生態や同じ特徴を持つ生き物も紹介
更新日:2024年10月03日
ファイアサラマンダーはヨーロッパなどに生息する、全長15~25cmほどの毒を有するトカゲです。黒地に警戒色である黄色やオレンジ、赤などの鮮やかな斑点があります。
外敵から身を守るために、後頭部や背中にある毒腺から刺激性の液体を分泌しますが、これはすべての脊椎動物に対して有効な神経毒になっています。
外敵から身を守るために、後頭部や背中にある毒腺から刺激性の液体を分泌しますが、これはすべての脊椎動物に対して有効な神経毒になっています。
2:ハイチソレノドン
ハイチソレノドンは、ドミニカ共和国やハイチなどに生息する哺乳類です。ソレノドン科にはハイチソレノドンとキューバなどに生息するキューバソレノドンの2種類しか存在せず、その珍しさから生きた化石と呼ばれています。
ソレノドン科の生物はトガリネズミの仲間で、唾液に毒が含まれています。
ソレノドン科の生物はトガリネズミの仲間で、唾液に毒が含まれています。
3:スローロリス
スローロリスは、バングラデシュやマレー半島などに生息している霊長目ロリス科の哺乳類です。
肘の内側の線から分泌する液体と唾液を混ぜ合わせることで毒を生成し、それをグルーミングで自分や子供の毛皮に広げ、外敵に襲われたときに毛皮をむき出しにして身を守ります。
肘の内側の線から分泌する液体と唾液を混ぜ合わせることで毒を生成し、それをグルーミングで自分や子供の毛皮に広げ、外敵に襲われたときに毛皮をむき出しにして身を守ります。
ピトフーイの生態や特徴を知ろう
有毒生物は自分の毒を「スポンジタンパク質」で吸って耐えている可能性があるhttps://t.co/QrGTXYx309
— ナゾロジー@科学ニュースメディア (@NazologyInfo) August 7, 2021
どうして毒を持つ生き物は自分の毒に侵されないのでしょうか。カリフォルニア大は、彼らは毒耐性を高めるのではなく、「スポンジ」のようなタンパク質で毒素を吸い上げているかもと報告しています pic.twitter.com/Yr2HfD7Gsw
鳥類や哺乳類は、個体数や食物連鎖で比較的上位であることなどが理由で、進化の過程で毒を持つ必要がなかったといわれています。
そのためピトフーイなどの毒を有する鳥や哺乳類はとても珍しく、生態についてもわかっていない部分があります。
世界にはピトフーイのような驚きの生態を持った生き物が存在しますので、ぜひ詳しく知ってみてください。
初回公開日:2022年07月20日
記載されている内容は2022年07月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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