インコの病気を種類別に紹介|サインは日々のチェックで確認しよう
更新日:2024年08月01日
マイコプラズマ病
マイコプラズマ病はマイコプラズマ菌の感染によって引き起こされる呼吸器の病気です。
マイコプラズマは、単独でなく、他の細菌と混合感染すると発症することが特徴です。
慢性呼吸器病や関節炎を引き起こします。
病鳥との直接関わったり、病原体を含んでいる飛沫物など汚れた環境での感染が挙げられます。
結膜炎、鼻炎、副鼻腔炎、気管支炎、気嚢炎にまで進行する場合もあります。
マイコプラズマは、単独でなく、他の細菌と混合感染すると発症することが特徴です。
慢性呼吸器病や関節炎を引き起こします。
病鳥との直接関わったり、病原体を含んでいる飛沫物など汚れた環境での感染が挙げられます。
結膜炎、鼻炎、副鼻腔炎、気管支炎、気嚢炎にまで進行する場合もあります。
PBFD(オウム類の嘴、羽毛病)
PBFDウイルス(サーコウイルス)から感染します。幼若期のインコが発症しやすいです。
潜伏期間は、2~4週ほど、しかし長いと数カ月~数年にわたります。
免疫不全になり、死亡することもあります。
回復しても、キャリアとなり他の鳥に感染させてしまいます。病鳥の糞や羽毛による汚れた環境によって感染するため、同じケージの中で他の鳥を飼うことはできません。
潜伏期間は、2~4週ほど、しかし長いと数カ月~数年にわたります。
免疫不全になり、死亡することもあります。
回復しても、キャリアとなり他の鳥に感染させてしまいます。病鳥の糞や羽毛による汚れた環境によって感染するため、同じケージの中で他の鳥を飼うことはできません。
腹部黄色腫(キサントーマ)
インコの皮膚が黄色に変色して腫れてしまうことを、黄色腫(キサントーマ)と呼びます。
高脂血症の状態であるインコに刺激が加わったことで発症する炎症です。腫瘍ではありません。
インコが発情すると、卵の卵黄のもとになる中性脂肪が多く作られます。常に発情することで、インコは高脂血症の状態になります。
内服治療と、食事内容を見直し、また発情を抑制するため一つのケージで飼育することで改善していきます。
高脂血症の状態であるインコに刺激が加わったことで発症する炎症です。腫瘍ではありません。
インコが発情すると、卵の卵黄のもとになる中性脂肪が多く作られます。常に発情することで、インコは高脂血症の状態になります。
内服治療と、食事内容を見直し、また発情を抑制するため一つのケージで飼育することで改善していきます。
過剰産卵
栄養が十分に摂取しており、卵管に問題がなければ発生しません。
しかし、カルシウムなどの栄養が不足していることに加え、卵管異常があるとトラブル(卵の変質や変形、卵塞)の原因となります。
また、インコの産卵周期の回数は1年に1~2回であり、1回の周期で、4~7個の卵を産みます。
過剰産卵とは、この標準を超える周期回数、産卵数であることを指します。
しかし、カルシウムなどの栄養が不足していることに加え、卵管異常があるとトラブル(卵の変質や変形、卵塞)の原因となります。
また、インコの産卵周期の回数は1年に1~2回であり、1回の周期で、4~7個の卵を産みます。
過剰産卵とは、この標準を超える周期回数、産卵数であることを指します。
精巣腫瘍
オスによく見られ、精巣に腫瘍ができる病気です。精巣は熱に弱く、温められると腫瘍になりやすい性質があります。
犬や猫は、体外にありますが、鳥は飛ぶため体の中に精巣を持ちます。さらに発情すると、精巣の大きさは通常よりも10倍以上にも大きくなります。体内の中で、他の内臓と接触するため、温度がさらに上がりやすくなります。
年に1~2回の発情であれば問題ありませんが、常に発情していると腫瘍になる原因となります。
犬や猫は、体外にありますが、鳥は飛ぶため体の中に精巣を持ちます。さらに発情すると、精巣の大きさは通常よりも10倍以上にも大きくなります。体内の中で、他の内臓と接触するため、温度がさらに上がりやすくなります。
年に1~2回の発情であれば問題ありませんが、常に発情していると腫瘍になる原因となります。
卵塞(卵秘、卵詰まり、卵停滞、難産)
卵塞とは、インコの卵が膣部あるいは子宮部から、一定の時間を経過しても産卵できない病気です。
一般的には、約1日で体内に卵が作られ、すぐ産卵されます。しかし卵が体内にできても自力で産めずに、長時間いきんでいたり、うずくまってしまうインコもいます。
・初産
・過剰産卵
・ビタミン、カルシウム、ミネラル不足
・日光浴不足
原因には上記のようなものがあります。
時間が経過すればするほど、痛みが強くなり、中にはショック死してしまうインコもいます。安易に考えず、動物病院に相談しましょう。
一般的には、約1日で体内に卵が作られ、すぐ産卵されます。しかし卵が体内にできても自力で産めずに、長時間いきんでいたり、うずくまってしまうインコもいます。
・初産
・過剰産卵
・ビタミン、カルシウム、ミネラル不足
・日光浴不足
原因には上記のようなものがあります。
時間が経過すればするほど、痛みが強くなり、中にはショック死してしまうインコもいます。安易に考えず、動物病院に相談しましょう。
毛引き症と自咬症
毛引き症とは、インコ自ら羽毛を引き抜く症状を指します。毛が抜けるため、地肌が丸見えの状態になります。
くちばしさえ届けば全てが抜いて、さらに悪化すると地肌まで地肌まで傷つけてしまう「自咬症」にまで発展してしまいます。
人によくなつき、賢いインコは、飼い主に構ってもらえないことによる精神面のストレスから発症することが多いです。
また、炎症、汚れを取り除きたいがゆえに発症することもあるようです。
くちばしさえ届けば全てが抜いて、さらに悪化すると地肌まで地肌まで傷つけてしまう「自咬症」にまで発展してしまいます。
人によくなつき、賢いインコは、飼い主に構ってもらえないことによる精神面のストレスから発症することが多いです。
また、炎症、汚れを取り除きたいがゆえに発症することもあるようです。
腺胃拡張
腺胃が通常より大きく肥大してしまう病気です。
ちなみに腺胃とは、人の胃と同様に酸性の消化液で、餌を分解する臓器です。オウム目に属する全てインコやオウムに多く見られる病気です。
発症すると、神経障害を起こして、腺胃を中心に消化器官で拡張してしまいます。著しく消化器官の運動機能が低下します。
歩行異常などの運動機能も衰えてくるため、止まり木に止まれないなど明らかな変化が見受けられます。
未だに、原因は特定されておらず、根本的な治療方法がない不治の病です。
ちなみに腺胃とは、人の胃と同様に酸性の消化液で、餌を分解する臓器です。オウム目に属する全てインコやオウムに多く見られる病気です。
発症すると、神経障害を起こして、腺胃を中心に消化器官で拡張してしまいます。著しく消化器官の運動機能が低下します。
歩行異常などの運動機能も衰えてくるため、止まり木に止まれないなど明らかな変化が見受けられます。
未だに、原因は特定されておらず、根本的な治療方法がない不治の病です。
そのう炎
「そのう」とは、餌を一時的に溜めるための袋状の器官です。
そのう炎とは、そのうに炎症が起きる病気です。
原因は、挿し餌を作り置きすることにより鮮度が落ち、雑菌が繁殖してしまったものを与えてインコに与えてしまうことです。また、温度管理も大切です。
熱すぎると、やけどしますし、冷たいと消化不良を起こしてしまいます。手間がかかりますが、人肌くらいに温めた挿し餌をインコに与えるようにしましょう。
また、人間の食べ物を誤飲したり、成鳥になっても挿し餌を与えていると、そのう炎になりやすいので注意しましょう。
発症すると嘔吐、下痢、食欲不振、あくびをよくする、水をたくさん飲むなどの症状が見られます。
そのう炎とは、そのうに炎症が起きる病気です。
原因は、挿し餌を作り置きすることにより鮮度が落ち、雑菌が繁殖してしまったものを与えてインコに与えてしまうことです。また、温度管理も大切です。
熱すぎると、やけどしますし、冷たいと消化不良を起こしてしまいます。手間がかかりますが、人肌くらいに温めた挿し餌をインコに与えるようにしましょう。
また、人間の食べ物を誤飲したり、成鳥になっても挿し餌を与えていると、そのう炎になりやすいので注意しましょう。
発症すると嘔吐、下痢、食欲不振、あくびをよくする、水をたくさん飲むなどの症状が見られます。
腫瘍
腫瘍とは、皮膚や皮下組織や内臓にしこりが出来る病気です。
良性と悪性が存在します。しこりの大きさや硬さ、また痛みがあるかどうかは、出来た部位によって違います。また種類も様々です。
・肉芽腫 毛細血管と線維芽細胞から成るしこり
・黄色腫 脂肪のように見えるしこり 外科手術の際に出血しやすい
・脂肪腫 脂肪組織からなる良性腫瘍
・線維肉腫 線維芽細胞の悪性腫瘍
・骨肉腫 非上皮細胞(支持組織)に発生した悪性腫瘍
・尾脂腺の腫瘍 良性の乳頭腫と腺腫と悪性の腺癌と扁平上皮癌の2パターン
鳥類は哺乳類と骨格が異なるため検査などが制限されます。そのため特に内臓の腫瘍を発見することは困難です。
良性と悪性が存在します。しこりの大きさや硬さ、また痛みがあるかどうかは、出来た部位によって違います。また種類も様々です。
・肉芽腫 毛細血管と線維芽細胞から成るしこり
・黄色腫 脂肪のように見えるしこり 外科手術の際に出血しやすい
・脂肪腫 脂肪組織からなる良性腫瘍
・線維肉腫 線維芽細胞の悪性腫瘍
・骨肉腫 非上皮細胞(支持組織)に発生した悪性腫瘍
・尾脂腺の腫瘍 良性の乳頭腫と腺腫と悪性の腺癌と扁平上皮癌の2パターン
鳥類は哺乳類と骨格が異なるため検査などが制限されます。そのため特に内臓の腫瘍を発見することは困難です。
初回公開日:2022年10月14日
記載されている内容は2022年10月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。