インコの病気を種類別に紹介|サインは日々のチェックで確認しよう
更新日:2024年08月01日
口(くちばし)を開けて呼吸をすることを開口呼吸と言います。開口呼吸することは稀です。
時折、緊張や興奮、室内が暑いことで見られます。
状況が落ち着くことで元の呼吸に戻るでしょう。
インコの呼吸が早まっていることを見分けるポイントは2点あります。
・ボビング(尾羽を振るように呼吸)
・スターゲイジング(上を見上げながら呼吸)
このどちらかが当てはまれば病状がかなり悪いでしょう。
時折、緊張や興奮、室内が暑いことで見られます。
状況が落ち着くことで元の呼吸に戻るでしょう。
インコの呼吸が早まっていることを見分けるポイントは2点あります。
・ボビング(尾羽を振るように呼吸)
・スターゲイジング(上を見上げながら呼吸)
このどちらかが当てはまれば病状がかなり悪いでしょう。
咳やくしゃみをしている
インコのくしゃみは、「クシュクシュ」といった音がするため、わかりやすいでしょう。
また、ロウマク(鼻)の上部が鼻水により濡れたり、顔が腫れたりします。
顔が腫れてくると、左右対称でなくなるため気が付きやすいでしょう。
悪化すると、結膜炎を引き起こすため注意が必要です。
刺激物を吸引してしまったり、風邪により引き起こされます。
また、ロウマク(鼻)の上部が鼻水により濡れたり、顔が腫れたりします。
顔が腫れてくると、左右対称でなくなるため気が付きやすいでしょう。
悪化すると、結膜炎を引き起こすため注意が必要です。
刺激物を吸引してしまったり、風邪により引き起こされます。
羽を膨らませている
インコは、具合が悪いときや身体が痛むと羽を膨らませます。
また翼をきちんとたためず、地に着くくらい翼をおろしていることもあります。
羽を膨らませるということは弱っている証拠でもあります。
外敵から狙われないようにする本能から、弱った姿はなかなか飼い主にも見せたがりません。
インコに気づかれぬよう、そっと遠くから異常がないか観察しましょう。
また翼をきちんとたためず、地に着くくらい翼をおろしていることもあります。
羽を膨らませるということは弱っている証拠でもあります。
外敵から狙われないようにする本能から、弱った姿はなかなか飼い主にも見せたがりません。
インコに気づかれぬよう、そっと遠くから異常がないか観察しましょう。
インコの病気を種類別に紹介
ここまで、インコが見た目からわかる健康チェック法と、仕草や行動から分かる健康チェック法について紹介してきました。
大好きな飼い主にさえも、弱みは見せないインコたちを守るには、日々の健康観察が重要です。
普段のインコの様子をしっかり観察し、いつもと少しでも違うことがあれば獣医師に相談しましょう。
犬、猫に比べ、鳥の診察を行う獣医師は少ないです。インコが元気な時から、鳥も受診してくれる動物病院を探しておくことをお勧めします。
万が一の時に役立つことでしょう。
ここからは、インコのかかりやすい病気について種類別に紹介していきます。
大好きな飼い主にさえも、弱みは見せないインコたちを守るには、日々の健康観察が重要です。
普段のインコの様子をしっかり観察し、いつもと少しでも違うことがあれば獣医師に相談しましょう。
犬、猫に比べ、鳥の診察を行う獣医師は少ないです。インコが元気な時から、鳥も受診してくれる動物病院を探しておくことをお勧めします。
万が一の時に役立つことでしょう。
ここからは、インコのかかりやすい病気について種類別に紹介していきます。
メガバクテリア症(AYG、マクロラブダス症)
多くの鳥類の胃に存在する大きな棒状の微生物が原因で起きる病気です。
その見た目が大きかったことから「メガ(大きな)バクテリア(細菌)症」と呼ばれました。
しかし、研究により真菌(カビ)の仲間であることが判明しました。名前を改めて、「マクロラブダス」になりました。
全てのインコが発症するわけではありませんが、免疫力が低下することで症状が現れるようです。
よく見られる症状としては、食欲不振、嘔吐、軟便、下痢が挙げられます。
その見た目が大きかったことから「メガ(大きな)バクテリア(細菌)症」と呼ばれました。
しかし、研究により真菌(カビ)の仲間であることが判明しました。名前を改めて、「マクロラブダス」になりました。
全てのインコが発症するわけではありませんが、免疫力が低下することで症状が現れるようです。
よく見られる症状としては、食欲不振、嘔吐、軟便、下痢が挙げられます。
ビタミンB1欠乏症(脚気、脚弱症、チアミン欠乏症、多発性神経炎)
ビタミンB1が不足することから起きる病気です。
特に巣立ち後の幼鳥には注意しましょう。運動量が増えてビタミンB1が不足しがちです。
また、アワ玉のみの挿し餌ではビタミンB1が欠乏してしまいます。アワ玉を作る過程で、ほとんどビタミンB1が減少するためです。
欠乏すると、多発性神経炎を引き起こします。脚のしびれや筋肉の痛みが起こり、脚を引きずりはじめ、やがてくちばしや翼を駆使して辛そうに行動します。
悪化すれば、呼吸困難になり、命を落とします。
幼若鳥専用のペレット、もしくはパウダーフードを与えましょう。
特に巣立ち後の幼鳥には注意しましょう。運動量が増えてビタミンB1が不足しがちです。
また、アワ玉のみの挿し餌ではビタミンB1が欠乏してしまいます。アワ玉を作る過程で、ほとんどビタミンB1が減少するためです。
欠乏すると、多発性神経炎を引き起こします。脚のしびれや筋肉の痛みが起こり、脚を引きずりはじめ、やがてくちばしや翼を駆使して辛そうに行動します。
悪化すれば、呼吸困難になり、命を落とします。
幼若鳥専用のペレット、もしくはパウダーフードを与えましょう。
ビタミンD欠乏症
幼鳥、産卵期のインコに多く見られるビタミンD3が欠乏して起こる病気です。
ビタミンD3とは、腸管、骨、腎臓に働きかけ、カルシウムやリンの濃度調整をする栄養素です。食事からビタミンD3を摂取したり、日光浴をすることで浴びる紫外線から体内で生成されます。
餌からビタミンD3が不足したり、日光浴する時間が足りないことで発症します。家では、日光浴を一日最低15分させると良いでしょう。ガラス越しなら30分は日光浴をさせてあげてください。
冬場は、紫外線が減るので特に長めに日光浴させることを心がけましょう。
ビタミンD3とは、腸管、骨、腎臓に働きかけ、カルシウムやリンの濃度調整をする栄養素です。食事からビタミンD3を摂取したり、日光浴をすることで浴びる紫外線から体内で生成されます。
餌からビタミンD3が不足したり、日光浴する時間が足りないことで発症します。家では、日光浴を一日最低15分させると良いでしょう。ガラス越しなら30分は日光浴をさせてあげてください。
冬場は、紫外線が減るので特に長めに日光浴させることを心がけましょう。
鳥の疥癬(カイセン)症
疥癬症とは、ヒゼンダニというダニによって起こる皮膚の病気です。
症状は、患部が分厚くなり、くちばしは変形したり伸びたりします。ヒゼンダニは皮膚にトンネルを作って寄生するのでため、無数の小さい穴が開きます。そのため、痒みや皮膚炎を起こすのです。
人への感染はありませんが、鳥同士は感染します。乾癬症にかかったインコのケージには、同居させないようにしましょう。
内服薬や注射で殺ダニ剤を投与することで、治療が可能です。
症状は、患部が分厚くなり、くちばしは変形したり伸びたりします。ヒゼンダニは皮膚にトンネルを作って寄生するのでため、無数の小さい穴が開きます。そのため、痒みや皮膚炎を起こすのです。
人への感染はありませんが、鳥同士は感染します。乾癬症にかかったインコのケージには、同居させないようにしましょう。
内服薬や注射で殺ダニ剤を投与することで、治療が可能です。
オーム病(クラミジア症)
クラミジア感染による人獣共通感染症です。
鳥類全般に感受性があります。病鳥の糞便、分泌液や羽毛による汚れた環境によって感染します。
鳥には無症状のことが多く、人に感染すると頭痛、咳、痰、筋肉痛、関節痛などインフルエンザと似たような症状を引き起こします。
鳥類全般に感受性があります。病鳥の糞便、分泌液や羽毛による汚れた環境によって感染します。
鳥には無症状のことが多く、人に感染すると頭痛、咳、痰、筋肉痛、関節痛などインフルエンザと似たような症状を引き起こします。
多骨性骨化過剰症(骨髄骨)
インコの骨の中は、本来軽く空洞が出来ています。(ハニカム構造)空を飛ぶために、少しでも軽量化するための進化の結果です。
しかし、発情期になると卵を産むための準備を始めます。卵の殻をつくる為に、骨の中にカルシウムを蓄えます。
骨の中に、カルシウムが異常に多く沈着してしまった状態を指します。
この病気はメスだけでなく、精巣腫瘍を持ったオスにも起きることがあります。
しかし、発情期になると卵を産むための準備を始めます。卵の殻をつくる為に、骨の中にカルシウムを蓄えます。
骨の中に、カルシウムが異常に多く沈着してしまった状態を指します。
この病気はメスだけでなく、精巣腫瘍を持ったオスにも起きることがあります。
初回公開日:2022年10月14日
記載されている内容は2022年10月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。