Search

検索したいワードを入力してください

カワセミとは?カワセミの生態10選と名前の由来や仲間もご紹介

更新日:2023年10月29日

カワセミとはどういう生き物か、カワセミの棲んでいる場所やカワセミの特徴、ハンティングの方法、寿命はどれくらいか、天敵はどんな動物か、羽毛の構造の秘密など10項目を選び、できるだけ簡潔に説明しています。さらに、カワセミの仲間4種についても記述しました。

カワセミとは?カワセミの生態10選と名前の由来や仲間もご紹介

カワセミとは?

カワセミは英語でKingfisherと言い、その名が示すとおり魚を捕る名人です。と言っても人ではなくスズメより少し大きな小鳥ですが。

カワセミは長いくちばしと大きな頭を持ち、何と言っても、宝石のように美しい姿が特徴的です。背中はコバルトブルー、おなか側はオレンジ色をしています。

カワセミは「チッチッー」「チー」と甲高い声で鳴きます。オスのくちばしは全て黒色ですが、メスの下くちばしは赤色をしています。

カワセミの名前の由来

カワセミは川に棲むセミという意味で、セミはもともと「ソニ」と呼んでいたものが「ソビ」に、それがさらに「セミ」になったという説があります。

そもそもカワセミは、ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属の全15種の中の1種の鳥です。カワセミを漢字で書くと、翡翠、漁狗、川蟬となります。実は、その他にも鴗、魚虎、魚師、水狗などと多くの漢字が充てられています。

ここで翡翠(かわせみ)とはヒスイとも読み、ご存じのとおり美しい宝石のことです。また、川蟬はもちろんセミとは関係がなく、カワセミという音から漢字を当てています。

また、魚狗、水狗、魚虎や魚師などは、いずれも「かわせみ」と読みますが、カワセミが巧みに魚を捕らえる様子からそう呼ばれました。

カワセミの生態10選

ここではカワセミの生態について、生態1から生態10まで10の生態について述べます。写真はカワセミが水中で餌を捕らえ、水中から飛び出てきた瞬間を捉えています。

カワセミは小さい鳥ですが、水を恐れず水中の魚やエビを捕食します。そして何より「空飛ぶ宝石」とも言われるほど美しい鳥です。

カワセミについて、もっと知りたいと思いませんか?知りたい方は読み進んでください。

カワセミの生態1:生息地は多岐にわたる

カワセミ生息地としては、ヨーロッパからアフリカ北部、インド、アジア、ニューギニアにかけて幅広いと言えます。

日本では、留(りゅう)鳥として日本各地で見られます。ただし、北海道では冬季になると本州の方に渡って行きます。

カワセミの生態2:水辺に生息していることが多い

カワセミの餌は主にウグイ、フナ、ハゼやマスなどの川魚です。その他にもザニガニ、エビ、オタマジャクシや水生昆虫なども食べます。

カワセミは、これらの餌が生息している川、湖沼の近くや、離島では海岸付近で生息しています。

ホバリング

カワセミの捕食は、渓流や湖沼などを見下ろせる岩や木の枝にとまり、水面下に小魚などを見つけると、素早く水中に飛び込み餌を捕らえます。

うまい具合に止まれる木の枝がない場合や水面がさざなみ見にくい時は、水面上で空中停止し、すなわちホバリングしながら獲物を探し、その状態から水中に飛び込み獲物を捕獲します。

ペリット

次のページ:カワセミの仲間4選

初回公開日:2019年08月21日

記載されている内容は2019年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related