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イソシギってどんな鳥?イソシギの特徴8つと幼鳥の見分け方

更新日:2024年08月23日

海岸や河川などの水がある地域にお住まいの方は、灰褐色で長細いクチバシを持つ鳥を見た事があるでしょう。彼らは「イソシギ」と呼ばれている鳥です。今回はイソシギと言う小さな鳥について、大きさや食性・生息域などのイソシギのノウハウについて紹介していきます。

イソシギってどんな鳥?イソシギの特徴8つと幼鳥の見分け方

日本でイソシギが見られる場所1:海岸

イソシギは「磯鷸」と書くだけあって、海岸や干潟などの海水が近い場所で生息している事があります。しかしこれは非繁殖期のみの傾向であり、年中海岸にいる訳ではありません。

基本的にイソシギは淡水を好む鳥であるため、繁殖期などの貴重な時期には淡水の水辺に生息する事になります。ちなみに繁殖期は、4月~8月の上旬です。

繁殖期のイソシギや卵・幼鳥を見てみたい・撮影したいのであれば、海岸よりも淡水系の場所がです。

日本でイソシギが見られる場所2:河原

日本でもっともイソシギが確認されているのは、岩や草木に恵まれた河原などでしょう。天敵から身を守れる場所が多い上に餌も豊富で、イソシギの生活にはピッタリの環境です。

そしてそのような場所は交尾・産卵・子育ての環境にも適しています。茂みや枯草を敷いた砂地に卵を産み、雄雌が交代で卵を守りながら子育てをしていきます。

ちなみにイソシギは一夫一妻・一夫多妻・一妻多夫とたくさんのつがいの形態をしているのも特徴です。

日本でイソシギが見られる場所3:湖岸

イソシギは河川だけでなく、内陸の湖岸なども好んで住処とします。河川と似たような生活環境である事が理由の一つでしょう。

しかし内陸の水辺には天敵も多く生息しています。特にヘビなどの危険な天敵に見つかった場合は、住処を転々と変えながら繁殖を行いますが、命を落とす事も少なくありません。

危険な事も多いため、薄暗くなってからは就塒(ねぐら)を共有し群れで就寝します。身体が小さいがゆえに外的も多いため、群れでの就寝は安全性が高いと言えるでしょう。

年間を通して日本全国で見ることができる

今回は日本にもなじみ深い鳥「イソシギ」について紹介していきました。イソシギの生態や特徴について知る機会となったでしょうか。

イソシギは現在、中部地方以北をのぞく日本全国で一年中見る事が可能です。また北海道や本州・九州では繁殖活動も確認されています。

日本各地に存在し、人間の生活にも密着している事から、観察しやすい鳥とも言えるでしょう。しかし、野生の鳥であるため、本体や巣などに不用意に近づくのは厳禁です。

初回公開日:2019年08月27日

記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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