文鳥のカラーはクリーム色だけじゃない？カラー10種類について紹介

一般的な家庭で飼育されているペットは犬や猫がほとんどです。その中で、手間やお金がかからないことから、最近では、文鳥をペットとして飼育する人が増えてきているのをご存知ですか？文鳥は、手軽に癒しを求められる心強い味方ともいえるでしょう。

特に、シルバー文鳥やクリーム文鳥のような淡い色合いを持つ個体は、ペットとしての人気も高い種類です。しかし、それら以外にも魅力的なカラーリングをしている個体も存在しています。

そこで、本記事では「ペットとして飼育できる文鳥のカラー10種類」を紹介します。これらをしっかり把握しておくことで、自分だけの最高のパートナーに巡り会えるでしょう。

これから文鳥を飼育してみたいと考えている人は、さっそくチェックしてみてください。

ペットの文鳥といえば、白やクリーム色をした淡い色の文鳥を頭に浮かべる人も多いでしょう。これらは文鳥の中でも人気があるカラーだからこそ、このようなイメージが定着しているのではないでしょうか。

もちろん、白やクリーム色以外にも飼育できる文鳥の種類は数多く存在します。まずは、文鳥の中でも特にポピュラーなカラーについて紹介していきます。

どんなカラーの文鳥がいるのか、しっかりと覚えておきましょう。

白文鳥は、明治時代に日本で生まれた個体です。

色素を抑える遺伝子が発達していて、全身が真っ白な羽毛で覆われています。ヒナのうちは、グレーの羽毛が残ることもありますが、換羽期を迎えて大人になると、それらのグレーの羽毛は無くなります。

クチバシはピンク色で、瞳が黒色をしていることもあるので、記憶に残りやすい見た目をしている文鳥といえるでしょう。

愛知県弥富市は、白文鳥とゆかりがある町といわれています。

弥富市の文鳥飼育の始まりは江戸時代まで遡ります。当時、農家の副業として文鳥の繁殖が行われていました。その中で、突然変異として生まれたのが、今の白文鳥といわれています。これがキッカケで白文鳥は全国に広まりました。

また、歴史民俗資料館では当時の資料を揃えているほかに、館内で飼育している白文鳥のぶんちゃんと触れ合えるようになっています。

桜文鳥は、ノーマル文鳥と白文鳥を掛け合わせて生まれた文鳥です。ノーマルに白い斑点模様が入っているのが桜の花びらの模様に見えることから、桜文鳥と呼ばれるようになりました。

この模様の表れ方も個体差が生まれるので、中には一見するとノーマル文鳥や白文鳥に見えるような場合もあります。

また、元はノーマル文鳥に近いこともあるため、健康な個体が多いといわれています。そのため、初心者でも比較的飼育しやすい文鳥といえるでしょう。

クリーム文鳥は、1990年代にイギリスで誕生した比較的新しい種類です。

後に紹介するシナモン文鳥をパステル化して、全体的に白みの強い個体がクリーム文鳥に該当します。また、クリーム文鳥は黒い色素を持っていません。そのため瞳の色は血液が透けて見えることから、全体的に赤みがかっているのが特徴です。

シルバー文鳥は、1980年代にヨーロッパで誕生した種類で銀白色の羽毛に覆われています。

シルバー文鳥は、メラニン色素を持っていません。そのため、クリーム文鳥などと同様に淡い印象をしています。その淡い色の羽毛と、赤いクチバシが生み出すコントラストがシルバー文鳥の魅力ともいえるでしょう。

また、色の濃さにも個体差があります。羽毛の色が薄い個体をライトシルバー、逆に濃い場合はダークシルバーに分離されています。

ノーマル文鳥は、野生本来の姿に一番近いオーソドックスなカラーの文鳥です。

体はグレー、頭部と尻尾は黒、ほおは白色をしています。他の文鳥には無いような、色合いが綺麗に分かれていることによって生み出すコントラストが、ノーマル文鳥の魅力ともいえるでしょう。

このノーマルカラーが元となり、さまざまな特性をもつ文鳥が誕生しました。

ノーマルカラーの文鳥で全体的に色が薄い印象になった個体のことを、パステルノーマル文鳥と呼びます。全体的にクリーム色の羽毛に覆われているのが特徴で、場合によってはこの個体をダークシルバーと呼ぶ場合もあります。

パステルノーマル文鳥は遺伝子の構造上、ほとんどがメスです。また、パステルノーマル文鳥は希少なカラーになります。そのため、専門店などで予約をしないと入手するのは難しいでしょう。