ブッポウソウの鳴き声とは?特徴や名前の由来などもあわせて紹介
更新日:2024年10月06日
「登山に行ったら、胸元が群青色で、羽が青や緑色に見えた鳥が飛んでいたけれど、何ていう鳥?」
「ブッポウソウって、本当にブッポウソウって鳴き声なの?」
「ブッポウソウを観察するにあたって、注意することは何?」
このようにブッポウソウがどんな鳥なのか、本当にブッポウソウという鳴き声なのかなど、生態について疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ブッポウソウの鳴き声をはじめ、特徴や名前の由来などもあわせて、詳しく解説しています。
この記事を読むことによって、ブッポウソウの鳴き声や生態、名前の由来について知ることができるでしょう。
ブッポウソウの名前の由来が気になる、鳴き声は一体どんな鳴き声なのか、どこに行けば観察できるのか知りたくなったというときは、是非この記事をチェックしてみてください。
「ブッポウソウって、本当にブッポウソウって鳴き声なの?」
「ブッポウソウを観察するにあたって、注意することは何?」
このようにブッポウソウがどんな鳥なのか、本当にブッポウソウという鳴き声なのかなど、生態について疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ブッポウソウの鳴き声をはじめ、特徴や名前の由来などもあわせて、詳しく解説しています。
この記事を読むことによって、ブッポウソウの鳴き声や生態、名前の由来について知ることができるでしょう。
ブッポウソウの名前の由来が気になる、鳴き声は一体どんな鳴き声なのか、どこに行けば観察できるのか知りたくなったというときは、是非この記事をチェックしてみてください。
ブッポウソウってどんな鳥?
#ブッポウソウ
— トラッタ (@2011Trutta) July 19, 2021
営巣期なので、普段以上に撮影距離やカメラマンの動きに気を遣う。撮影場所も制限されて当然。
ブッポウソウの羽も構造色なので、光の質や角度によっては、黒っぽい感じの色になってしまう。
どのポイントを通過する時に綺麗な色が出るのかを確認しながら撮影。長居しないで撤収。 pic.twitter.com/zK2IhmY18U
ブッポウソウは、全長約30cmの鳥で、頭部は黒褐色をしており、尾羽は黒です。
胸元の部分は群青色で、体は青色の光沢のある羽毛ですが、光の加減などにより青ではなく緑色に見えることもあります。
オスとメスは同じ色をしている、非常に美しい鳥です。
生態
ブッポウソウは近くに水辺がある森林に生息しています。
エサとなる虫を探しに飛び立つと、捕獲に成功しても失敗しても、ほぼ元の位置に戻ってくるという行動を繰り返すことが多いのが特徴です。
ブッポウソウは、光沢のあるものを巣の中や周辺に集めることが知られています。
そのため巣の中や周辺では、貝殻や、プルタブ、瀬戸物のかけらなどを見ることができます。
この習性は、ブッポウソウの雛がこれらを飲み込んで消化器官の砂嚢に入れることで、昆虫のかたい殻を砂嚢の中にあるかたい物ですりつぶす役目を果たしているため、親鳥が雛にわざと与えることがわかっています。
エサとなる虫を探しに飛び立つと、捕獲に成功しても失敗しても、ほぼ元の位置に戻ってくるという行動を繰り返すことが多いのが特徴です。
ブッポウソウは、光沢のあるものを巣の中や周辺に集めることが知られています。
そのため巣の中や周辺では、貝殻や、プルタブ、瀬戸物のかけらなどを見ることができます。
この習性は、ブッポウソウの雛がこれらを飲み込んで消化器官の砂嚢に入れることで、昆虫のかたい殻を砂嚢の中にあるかたい物ですりつぶす役目を果たしているため、親鳥が雛にわざと与えることがわかっています。
生息域
ブッポウソウの生息域は、ユーラシア大陸東部やオーストラリアです。
日本では夏鳥としてやってきて、本州や四国、九州で繁殖し、冬は東南アジアに渡っていきます。
渡ってきたブッポウソウは、森林に生息し、木の洞を巣として利用しますが、キツツキなどが木製の電柱に穴を開けた場所に巣を作ったり、ダムにある排水溝などを巣にする場合もあります。
しかも、木製の電柱での繁殖は西南日本が多く見受けられ、中部地方以北では、神社や仏閣の林や、ブナ林を繁殖場所としていることがわかっています。
日本では夏鳥としてやってきて、本州や四国、九州で繁殖し、冬は東南アジアに渡っていきます。
渡ってきたブッポウソウは、森林に生息し、木の洞を巣として利用しますが、キツツキなどが木製の電柱に穴を開けた場所に巣を作ったり、ダムにある排水溝などを巣にする場合もあります。
しかも、木製の電柱での繁殖は西南日本が多く見受けられ、中部地方以北では、神社や仏閣の林や、ブナ林を繁殖場所としていることがわかっています。
名前の由来
ブッポウソウは、鳴き声が「仏・法・僧」と聞こえるとされて名付けられました。
「仏法僧」は、仏教における三宝を意味しており、「仏」、「仏の説いた法」、「その教えを奉じ広める僧」のことを表しています。
しかも仏閣などの林で繁殖することもあり、ブッポウソウの姿の美しさやその鳴き声からありがたい鳥とされており、霊鳥とされていました。
ただ、実際には、ブッポウソウの鳴き声は「ゲッゲッゲッ」としか鳴きません。
「仏法僧」は、仏教における三宝を意味しており、「仏」、「仏の説いた法」、「その教えを奉じ広める僧」のことを表しています。
しかも仏閣などの林で繁殖することもあり、ブッポウソウの姿の美しさやその鳴き声からありがたい鳥とされており、霊鳥とされていました。
ただ、実際には、ブッポウソウの鳴き声は「ゲッゲッゲッ」としか鳴きません。
食性
ブッポウソウは主に昆虫類などを食べます。
飛翔しながら獲物を見つけ、捕獲します。
そのため、背の高い木の上を飛んでいる姿や、谷間などの上に架けられた高圧線にとまってエサを探している姿を見かけることができます。
飛翔しながら獲物を見つけ、捕獲します。
そのため、背の高い木の上を飛んでいる姿や、谷間などの上に架けられた高圧線にとまってエサを探している姿を見かけることができます。
ブッポウソウの鳴き声
ブッポウソウと花の構図で締めくくり?
— YKPhoto (@1035Yk) May 27, 2021
また訪れてくれますように!? pic.twitter.com/gGlYZKHJCz
ブッポウソウは、鳴き声が「仏・法・僧」と聞こえるとされて名付けられたことは、名前の由来で解説しました。
ただ、ブッポウソウを観察していると、ブッポウソウの鳴き声は「ゲッゲッゲッ」としか鳴かず、本当に「ブッポウソウ」という鳴き声なのかは長年の謎とされていました。
1935年に、山梨県神座山で「ブッポウソウ」という鳴き声の鳥を捕獲したところ、声の主がコノハズクであることが分かりました。
さらに、自分が飼っている鳥の鳴き声が「ブッポウソウ」だという人も出てきて、鳥類学者の黒田長禮が確認するとその鳥はやはりコノハズクでした。
このようなことがあり、長年の謎だった「ブッポウソウ」という鳴き声は、コノハズクだということが初めて判明したのです。
絶滅危惧種であるブッポウソウ
ブッポウソウ が繁殖に渡って来る集落の風景。
— toshimichi_s (@c_kafp) May 31, 2022
過去画(2019.07.08) pic.twitter.com/wbEXWa318X
ブッポウソウは絶滅危惧種に指定されている鳥です。
ここからは、減少した原因や、絶滅危惧種に指定され個体を増やすために行っている活動などを解説していきます。
是非読み進めてみてください。
減少した原因とは?
ブッポウソウが減少した原因は、生息していた森林の荒廃や、繁殖可能な比較的大きい樹洞のある木が少なくなったこととされています。
また、ブッポウソウのエサとなる大型の昆虫が多く生息する広葉樹林が減少したことや、巣を作るのに最適だった木製電柱がコンクリート製や鋼管製の電柱に変わったことも原因の一つにあげられています。
エサと繁殖の場所がなくなりつつあることが大きな原因です。
また、ブッポウソウのエサとなる大型の昆虫が多く生息する広葉樹林が減少したことや、巣を作るのに最適だった木製電柱がコンクリート製や鋼管製の電柱に変わったことも原因の一つにあげられています。
エサと繁殖の場所がなくなりつつあることが大きな原因です。
初回公開日:2022年08月18日
記載されている内容は2022年08月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。