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猫の飼い方|費用/初心者/一人暮らし/室内/ケージ/2匹目

更新日:2023年12月02日

近年の猫ブームで猫を飼い始める方が多くいらっしゃいます。はじめて猫を飼う方は、必要なものや費用が分かりません。この記事では初めての猫の飼い方や費用、室内飼いや二匹目を迎えるための準備などを掲載しています。猫を飼い始める前に、ぜひご一読ください。

猫の飼い方|費用/初心者/一人暮らし/室内/ケージ/2匹目

猫の飼い方|費用/初心者/一人暮らし/室内/ケージ/2匹目

最近は猫ブームで猫を飼う方が増えています。しかし、初めて飼う場合は費用や猫種、どのように飼えばいいのか分かりません。一人暮らしで飼うことができるのか、2匹目を迎え入れるための準備などをご紹介いたします。

猫の飼い方

猫の飼い方は基本的に「しなければいけない事」は決まっています。ここでは必ずするお世話から費用までをご紹介いたします。

ご飯

猫は生き物ですから当然食事が必要です。食事の与え方には2通りあり、決まった時間に与える方法と常にご飯が食べられるようにしておく方法です。決まった時間に与える場合、成猫ならば1日2回、生後半年までの子猫は1日3回、離乳後~半年までの子猫は1日4回です。しかし、猫にも個体差がありますので、厳密にこのとおりでなくても大丈夫です。

自由に食事ができるようにしておく場合は、ご飯がお皿から無くならないように注意していれば大丈夫ですが、太りやすい猫種や避妊、去勢後で体重が増え始めてしまった猫には注意が必要です。食べ過ぎて肥満が進むと病気になってしまいますので、太ってしまうようなら決まった時間に食事を与える方が良いです。

猫砂

猫は習性でトイレをした後に砂をかける仕草をします。これは排泄物を隠し、自分の居場所を知られないためです。家で飼っている猫もこの行動をとり、用意するトイレに猫砂を使用します。猫砂には「鉱物タイプ、紙タイプ、シリカゲル」などさまざまです。

一番多いタイプは鉱物タイプの砂で、ベントナイトという鉱物を使用しています。固まるタイプの砂がほとんどで、掃除はしやすいのですが重い事が欠点です。粒が細かく、猫の指の間に入ってトイレの外まで出てきてしまい、散らかってしまいます。しかし、砂としては一番安いタイプです。

紙タイプはシステムトイレでよく使用され、固まるタイプと固まらないタイプの両方があります。とにかく軽く粒が大きい事が特徴で、トイレの外に出てしまっても転がりにくい円柱状の形をしたものが多いです。しかし、紙なので鉱物に比べ耐久性が低く、トイレ回数の多い猫が使用すると想定回数より早く取り換える必要があります。

シリカゲルタイプは水分を吸収するものとしない物があり、固まるタイプはありません。水分を吸収し消臭するので、長期間取り換える必要が無い事と、糞だけ取り除けば良いというメリットがあります。形状は球体か角のあるもので、大きさもさまざまです。

猫にはそれぞれ好みがあるので、好みの猫砂を用意してあげましょう。

トイレ

猫を飼う上で必ず必要な物です。トイレで代表的なものは「直接砂を入れるタイプ」と「システムトイレ」です。直接砂を入れるタイプは昔からあり、鉱物タイプの砂やシリカゲルタイプなどの砂が水分を吸収するタイプの砂を入れて使用します。出入り口に扉が付いているものもあり、砂の飛び散り防止をします。

システムトイレは2層に分かれる構造になっており、上の部分に水分を吸収しない砂、下に吸収体を設置します。尿は砂を通り下の吸収体に、糞は砂に残るので専用の吸収体を使用していれば1週間取り換え不要と、毎日の糞の処理だけです。トイレシートを使用するタイプは毎日の交換が必要です。

最近では砂の飛び散り防止を考えた縦穴式や、人間用トイレに設置するものもありますが、ホームセンターで多く販売されているもので十分です。

費用など

猫を飼うには費用がかかります。子猫を買う場合は去勢、避妊手術、毎月のご飯代やトイレの砂、年に一度の予防接種など、掛かる費用を念頭に置かなければ猫を飼う事はできません。ここでは猫を飼う時に必要な費用を詳しく見ましょう。

去勢手術・避妊手術

子猫は生後6カ月以降になるとメスに発情が見られ、妊娠が可能になります。オスはメスの発情フェロモンを感知していつでも発情する事ができますので、オス猫とメス猫がいるときは去勢をしないと繁殖してしまいます。

片方だけを去勢しても良いのですが、発情期は体力が落ち、体と心にストレスがかかってしまいますので、子供を産ませる気が無いのならばどちらも去勢しましょう。

手術費用は病院ごとで異なりますが、オス猫は15000円~20000円、メス猫は25000円~35000円ほどかかります。オス猫は日帰りの場合がほとんどで、メス猫は一日入院になります。メス猫の避妊手術は入院費込みの価格になっていますので、追加料金はかかりません。

予防接種

猫は予防接種を受ける必要があります。室内飼いの場合も脱走するリスクがあるので、必ず受けさせましょう。予防接種を行う理由は、感染症の予防と症状を軽く抑えるためです。ワクチンで予防できる病気は猫ヘルペスウイルス、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス感染症、クラミジア感染症です。

3種混合ワクチンでは猫ヘルペスウイルス、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症を、5種混合ワクチンは3種混合ワクチンに加え、猫白血病ウイルス感染症、クラミジア感染症を予防します。

3種混合ワクチンは5000円前後、5種混合ワクチンは7000円前後の費用がかかります。完全室内飼いの場合は3種混合ワクチンを、外に出る猫がいる場合は5種混合ワクチンを接種しましょう。ワクチンの抗体は1年ほどなので年一度受けさせます。

食事代

ご飯は毎日必要です。猫のご飯はドライフードとウェットフードがあり、値段もドライフードは300円~2000円前後、ウェットフードは65円~300円ほどです。価格にばらつきがありますが、これは内容量や素材の違いです。

高価なドライフードはヒューマングレードの素材を使用し、猫の健康を気遣う内容になっています。ウェットフードはパウチと缶詰めがあり、缶詰めで3缶パックなどになっているものは価格が高くなります。

ご飯は猫の嗜好が強く表れるので、すぐ飽きてしまう猫や特定のフードのみ食べる猫がいるので、食べる量と食べさせるフードの価格でひと月に必要な金額を計算しましょう。
次のページ:猫の飼い方で初心者が気をつけたいこと

初回公開日:2017年11月04日

記載されている内容は2017年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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