猫のブリーダーになるには？必要な資格とブリーダーに必要なことを紹介

猫のブリーダーというのは本来は、猫の繁殖を行い血統や猫種を守ると同時に、質を高めることを行っている人達のことを指す言葉でした。

最近では、繁殖を行い販売をすることが生業の人を指す言葉と考える人も増えてきています。
ブリーダーという職業は、犬と猫を筆頭に家で飼うペット全般に存在する仕事です。

猫のブリーダーになるにはどうすればよいのでしょうか。

猫のブリーダーになるには、生半可な気持ちや知識ではいけません。命を扱う仕事ですので、自分自身の命もかけるぐらいの気持ちがないとまず成立しませんし、飼育している動物だけでなく買い手からも信頼を得ることができません。

猫のブリーダーになるために、絶対に求められる3つのものをまず紹介します。目指している人であれば、もう一度自分自身に強く問い直してみましょう。

猫のブリーダーなるには、365日24時間仕事を畳む瞬間まで、猫に対する強い愛情を持ち続けられる人が望ましいでしょう。

収入を得るという観点で見れば、質の高い猫を育て販売するということが重要ですが、その質の高い猫というのは、たくさんの手間暇と時間と愛情が注がれて初めて育てあげられるものです。

ブリーダーになるには、人一倍どころか何十倍もの愛情が必要だと常に頭に入れておきましょう。

猫のブリーダーになるには最低限、猫の知識と技術で一人前にならないといけません。

これはブリーダーになるにはというよりも、猫を飼う人や触れる機会のある人もそうあるべきことですが、ブリーダーは仕事として猫と接するわけですから、重要度の差が全くもって違います。

一度勉強して満足するのではなく、常に学ぶ姿勢を忘れずにいる姿勢というのもとても重要です。

猫のブリーダーなるには動物の命を扱う仕事である反面、商品として猫を扱うという側面もあるので、この点で注意が必要です。

責任感や倫理観を持ってはじめた仕事も、続けていくうちに崩れてしまう人もいるでしょう。

仕事に慣れてきたりどんなに大変な時でも、常に責任感と倫理観を保ち続けて、猫と真摯に向き合える心も必ず必要な要素の一つです。

猫のブリーダーになるには、特別な資格は必要ありません。ただし、生き物の販売を仕事にするということになると、そのために必要な登録が必要になります。

必要な登録というのは「第一種動物取扱業」と「動物取扱責任者」の2つで、実質この2つがブリーダーになるには必要な資格と言っていいでしょう。これ以外に前提として必要な技能検定などは存在しません。

第一種動物取扱業は、動物の販売や飼育などを仕事とする場合に、飼育環境や管理方法の基準をクリアしないといけないというものです。

地域によっては都市計画法や建築基準法によって、この登録が不可能である地域や、独自の基準が設けられている地域など、自治体によって内容が異なることが注意点です。

ブリーダーになるには、この登録が可能な建物の確保も同時に行わなければいけません。

動物取扱責任者は、販売も行うブリーダーになるには必須の登録です。事業所1つにつき1人動物取扱責任者を登録する必要があるので、複数のブリーダーがいる事業所であれば、これが無い人もブリーダーになることは可能です。

半年以上の実務経験、技術や知識を学べる学校の卒業、所定の資格等の取得の3つの項目をクリアする必要があるため、取得する難易度は高いです。

猫のブリーダーになるには、動物取扱責任者を取得しようと考えていない限り、所定の資格等の取得は特に必要ありませんが、取っておくべき資格はいくつかあります。

資格は自身の技術や知識を証明するという意味でも重要な役割があるので、可能な限り資格取得をしておくのが望ましいでしょう。

優先的に取っておくべき資格を3つ紹介します。