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猫のスプレーの対策方法・防止方法・いつからするのか|去勢後

初回公開日:2018年02月10日

更新日:2020年02月18日

記載されている内容は2018年02月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

猫が家具や壁などにおしっこをかけるのを「スプレー」といいます。スプレーは猫のマーキングの一種で、異性の猫に自分の存在をアピールしたいときやストレスを感じたときの行動です。猫のスプレー対策や臭い対策を調べましたので、マーキングにお困りの方は参考にしてください。

猫のスプレーの対策方法・防止方法・いつからするのか|去勢後

猫のスプレーの対策方法

猫がトイレ以外の場所におしっこを噴射することを「スプレー」といいます。スプレーは猫のマーキングの一種です。マーキングとは、動物が糞尿をかけたり、体をこすりつけるなどして臭いをつけて、自分の縄張りを示すための行動です。

猫の習性の一つである「爪とぎ」もマーキングの一つで、爪とぎのときには肉球から強いフェロモンが出ています。

猫のおしっこには、性別や年齢だけでなく、体の大きさや喧嘩の強さ、どれぐらい前にされたおしっこかなど、さまざまな情報が詰まっています。スプレーは去勢されていないオスの猫に特に多くみられます。

スプレーは通常のおしっこと違い、独特で強烈な臭いがするので、生後6か月以上になったら何らかの対策が必要です。今回は、猫のスプレー行動の仕方や原因、スプレーの防止対策、臭い対策などを紹介します。

スプレーの仕方

猫を飼っている人なら、猫が家具や壁などに背を向けて、立ったまま尻尾を垂直に上げ、後ろ足を真っ直ぐにピンと伸ばし、お尻を震わせながらおしっこをする姿を一度は見たことがあるでしょう。

猫がこのようにおしっこを噴射することを「スプレー」といいます。スプレーは、部屋の入り口・他の猫や人の通る道、新しい家具にされることが多いです。猫は基本的に綺麗好きなので、自分のご飯や食器のある場所にはしない傾向があります。

スプレーの原因

猫がスプレーをする原因は、「発情によるもの」「自分の縄張りを主張するのが目的である場合」「ストレスによるもの」があります。

・発情によるものの場合
猫のおしっこには、フェロモンが多く含まれているため、発情期になると、異性へアピールするために、あちこちにスプレーをします。

・猫が縄張りの主張をするケース
「新しい猫を家にお迎えしたとき」や「新しく猫以外の動物を家にお迎えしたとき」、「よその猫や動物を預かったとき」などに、縄張りを主張するためにスプレーをします。

・猫がストレスを感じるケース
「飼い主が忙しくて構ってくれない」「可愛がってくれた人が亡くなったり、子供が生まれるなど、家族構成に変化があった」「餌やトイレ、家具が新しくなった」など、家の中で変化があった場合、猫はストレスを感じてあちこちでおしっこをしてしまいます。

臭い対策

猫はもともと水の少ない中東の砂漠などに生息していたため、水を飲む機会があまり無く、1回の尿量が少ない生き物です。そのため、猫のおしっこはとても濃く、臭いがかなりきつくなりました。

長年の研究により、猫のおしっこの臭いには、アンモニアだけでなく他の物質が含まれていることが判りました。

猫のおしっこの臭いは「コーキシン」というタンパク質が原因です。猫の腎臓はこの「コーキシン」を多量に作り出してしまうため、おしっこがとても臭く、消臭剤や消臭スプレーでは、なかなか臭いを消すことはできません。

では、猫のスプレーの独特で強烈な臭いを消すためにはどうしたらよいのでしょうか。一般家庭でとられている猫のスプレーの臭い対策を紹介していきます。

ミョウバン水

おしっこはアルカリ性なので、酸性のものを使うことで中和され、消臭効果が得られます。「ミョウバン水」は家庭で安く作ることができ、薬剤を使うことなく消臭できるのでおすすめです。ミョウバンが無ければ、クエン酸や酢でも代用できます。

ミョウバンはスーパーの漬け物売り場や100均で売っているので、猫の臭いが気になっている方は探して作ってみてください。ミョウバン水の作り方は下記をご参照ください。

・ミョウバン水の作り方
焼きミョウバン50g(生ミョウバンなら75g)を、1リットルの水で溶かします。ミョウバンはすぐに溶けないので、2日~3日そのまま置いて、溶けて透明になったものを10倍に薄めてスプレー容器に入れて使います。

熱湯

猫がスプレーをしてしまったら、おしっこは綺麗に拭き取ってから熱湯をかけましょう。熱湯をかけるのは、臭い成分や雑菌などを殺菌・消毒するために有効な方法です。

熱湯をかけるのが難しい物や場所以外は、熱湯をかけてから水分を拭き取る方法が、おしっこの臭いを消すのに効果があります。

次亜塩素酸水

次亜塩素酸は、除菌や消臭にとても効果があり、猫のおしっこの臭いに確実に効きますが、刺激が強いので、使用する物の素材によっては、傷みや色落ちがみられます。また、人にとっても猫にとっても刺激の強いものなので、使用するときは換気などの注意が必要です。

市販の消臭スプレー

ペットショップやネットショップなどで売られている、ペット用の消臭スプレーを使っている人も多いです。ただし、猫の体質などによって臭いの元となる成分も異なり、すべての猫の臭いに効くというものは無いので、色々な商品を試して、愛猫に合うものを選びましょう。

人間用の消臭スプレーには、ほとんどの物に界面活性剤などの化学物質が含まれており、それにより体調を崩す猫も中にはいるので気を付けましょう。

猫のスプレーの防止方法

猫のスプレーは強烈で独特な臭いがするため、掃除や洗濯をしても臭いがなかなか取れないこともあります。猫がスプレーをするのは当たり前の習性なので、完全に止めさせることは難しいですが、スプレーの回数を減らすことはできます。猫のスプレーの防止方法を紹介しましょう。

トイレを綺麗にする

猫がスプレーを頻繁にする場所の近くにトイレを置いてあげましょう。トイレが綺麗になって快適に使えるようになれば、スプレーの回数は減ります。また、スプレーした場所には繰り返しスプレーしてしまう可能性が高いので、きちんと掃除しておきましょう。

猫のストレスを減らす

猫はストレスを溜め込みやすい動物なので、猫が寂しい思いをしないようたくさん遊んであげたり、相性の悪い同居猫がいる場合は、猫が隠れることができるスペースを作ってあげるなど、猫のストレスをなるべく減らしてあげましょう。

外を散歩させる

家の中の縄張りへの執着心が強く、家中あちこちにスプレーしてしまう猫には、外を散歩をさせて、縄張りへの関心を外へ向けるよう誘導しましょう。散歩したり外で遊ぶことで、ストレス解消にも繋がります。

猫のスプレーはいつからするのか

スプレーは猫の習性の一つですが、スプレーが始まるのは猫が性的に成熟してからです。オス猫の場合、早ければ生後5か月ぐらいから始まりますが、生後6か月~8か月後ぐらいから始まるのが一般的です。

メス猫の場合は、生後7か月後ぐらいからするようになりますが、オス猫ほど頻繁ではありません。スプレーは発情行動なので春先に多く、生後6か月以上経っていても、時期によっては発情しないこともあります。

猫のスプレーはメスもするのか

スプレーはオス猫が縄張りを主張したり、メス猫へアピールするための行動だと一般的にはいわれています。しかし、オス猫ほど頻繁ではありませんが、メスでもスプレーすることがあります。メスの猫はどのようなときにスプレーするのか解説します。

メスの猫がスプレーする場合

メスの猫も、発情期にはオス猫へのアピールのため、あちこちにおしっこを噴射しますが、オス猫のスプレーに比べると回数は少ないといわれています。メス猫がスプレーをするときは、かなり強いストレスや不安を感じている場合が多いです。

新しい家具を買ったときや、新入りの猫がいるとき、トイレが汚いときなどに、猫はストレスを感じてしまいます。大好きな飼い主さんに遊んでもらえないことや、ほんの些細なことでも猫にとっては大きなストレスとなるので、なるべく早く原因を取り除いてあげましょう。

猫のスプレーのしつけ方法

猫がスプレーをするのは、発情・ストレスなどの理由がありますが、スプレーをするのは、猫のマーキング行動の一つで、完全にやめさせるのは困難です。しつけのために叱るのも猫にストレスを与えてしまい、逆効果なのでやめましょう。

猫のストレスを取り除いて、猫が快適で幸せな生活を送ることができるような環境を整えることが、猫のスプレーを減らすための早道です。猫のスプレーやマーキングを防止するための方法を紹介しましょう。

マーキング防止

猫のマーキングを防止するには、飼い主が猫と遊んであげる時間を増やすことが一番です。特に、多頭飼いの場合は、飼い主さんが他の猫に構っているのを見て、寂しさや嫉妬からマーキングをしてしまう猫もいるので気を付けましょう。

また、マーキング防止のために、「水スプレー」を使う人も多いです。猫は水が苦手なので、マーキング直後に水をかけられたら、マーキングをするのをやめる可能性があります。しかし、猫がびしょ濡れになるほどかけたり、行き過ぎたしつけは体罰になってしまうので、ほどほどにしましょう。

去勢後の猫もスプレーはするのか

スプレーはオス猫がメス猫にする求愛行動なので、去勢手術をしてオスらしさを取り除けば、スプレーをしなくなることが多いです。しかし、猫はストレスなどでもスプレーをするので、去勢手術をしたからといって、スプレーを完全にやめさせることはできません。

猫がストレスを溜めないように、一緒に遊んであげたり、散歩に連れて行ってあげましょう。

猫のストレスを取り除くことが一番のスプレー対策

「スプレー」は、異性の猫への性的アピールや他の猫への権力の誇示、ストレスを感じたときの行動で、猫の習性なので完全にやめさせることはできません。

しかし、去勢・避妊手術や、ストレスを取り除くことで、スプレーの頻度を減らすことはできますので、猫が生後半年ぐらいになり、スプレーが始まったら、何らかの対策をしましょう。臭い対策もさまざまなものがありますので、猫ちゃんに合う方法を探してあげてください。

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