柴犬の類似の品種は存在するのか?日本犬の特徴や飼育のポイントなどを紹介
更新日:2024年08月14日
日本犬は強い自我があり、飼い主に依存することがなくとても勇敢です。また、番犬は狩猟犬として活躍してきた日本犬は身体能力が高く、飼い主を守るために自分よりも体が大きな相手であっても立ち向かっていきます。不審者からも守ってくれる良きパートナーになるでしょう。
動くことが好きなため、飼い主とのお散歩や遊びも楽しんでくれるはずです。日本犬はアグレッシブでアウトドアが好きな人にぴったりな犬種だと言えます。
しかし、勇敢さがトラブルの原因になることも少なくありません。お散歩中にすれ違った他犬に対して吠えるだけで済めば良いですが、噛みつくと大きなトラブルになることがあります。
勇敢な性格を大切にしたいものですが、幼犬期から飼育する人は様々な経験をさせながら、大らかさも身につけさせましょう。
動くことが好きなため、飼い主とのお散歩や遊びも楽しんでくれるはずです。日本犬はアグレッシブでアウトドアが好きな人にぴったりな犬種だと言えます。
しかし、勇敢さがトラブルの原因になることも少なくありません。お散歩中にすれ違った他犬に対して吠えるだけで済めば良いですが、噛みつくと大きなトラブルになることがあります。
勇敢な性格を大切にしたいものですが、幼犬期から飼育する人は様々な経験をさせながら、大らかさも身につけさせましょう。
柴犬以外の日本犬の種類
日本犬に選ばれる犬種には基準があります。現在、天然記念物に指定されており、日本犬だと認められている犬種は、柴犬、北海道犬、秋田犬、甲斐犬、四国犬、紀州犬の6種類です。
性格はもちろん、それぞれサイズや毛の色、顔立ちが異なります。日本犬を飼いたい人は、柴犬以外の日本犬の特徴を知っておきましょう。
性格はもちろん、それぞれサイズや毛の色、顔立ちが異なります。日本犬を飼いたい人は、柴犬以外の日本犬の特徴を知っておきましょう。
北海道犬
北海道犬はアイヌ犬とも呼ばれることがあり、北海道の先住民族であるアイヌ民族の狩猟犬として、人間の暮らしに活躍してきた日本犬です。
寿命は13〜15年ほど、体高50cm前後、体重が20〜30kgで、寒さにも耐えられるがっしりとした体つきをしている中型犬です。中型犬の中では大きめの犬種だと言えます。
日本犬の特徴でもある勇敢さと素直な性格は人気の理由でもありますが、中には気性が荒い北海道犬もいます。
優しい顔をしていますが警戒心が強く、すぐに懐く犬種ではないため、初めてお迎えする場合は飼育しにくいと思うかもしれません。しかし、しつけを行えば飼い主の良きパートナーになるでしょう。
すぐに慣れさせることは難しいですが、忍耐力を持ち、性格を理解した上で飼育していく必要があります。
寿命は13〜15年ほど、体高50cm前後、体重が20〜30kgで、寒さにも耐えられるがっしりとした体つきをしている中型犬です。中型犬の中では大きめの犬種だと言えます。
日本犬の特徴でもある勇敢さと素直な性格は人気の理由でもありますが、中には気性が荒い北海道犬もいます。
優しい顔をしていますが警戒心が強く、すぐに懐く犬種ではないため、初めてお迎えする場合は飼育しにくいと思うかもしれません。しかし、しつけを行えば飼い主の良きパートナーになるでしょう。
すぐに慣れさせることは難しいですが、忍耐力を持ち、性格を理解した上で飼育していく必要があります。
秋田犬
忠犬ハチ公として知られる秋田犬は、ハチ公物語という映画をきっかけに海外でも有名になった犬種です。土佐犬とマスティフ・ジャーマンシェパードの交配により現在の秋田犬ができたとされています。
寿命は10〜15年ほどです。体高は性別によって異なり、メスであれば60cm前後、オスは67cm前後、体重32〜60kgで日本犬唯一の大型犬です。長くて太い足にがっちりとした体、鋭さのある顔立ちをしていますが、性格は愛情深く、飼い主に忠実な日本犬です。
しかし、神経質な面があるため、ストレスを与えない、溜めさせないような飼育環境を整えなければなりません。幼犬期の飼育方法によっては家族にまで攻撃的になることもあります。
日本犬ならではの警戒心の強さを無くすことは難しいですが、たくさんの愛情を注ぎ、正しくしつけをすることができれば、飼い主を守る頼もしい存在になるでしょう。
寿命は10〜15年ほどです。体高は性別によって異なり、メスであれば60cm前後、オスは67cm前後、体重32〜60kgで日本犬唯一の大型犬です。長くて太い足にがっちりとした体、鋭さのある顔立ちをしていますが、性格は愛情深く、飼い主に忠実な日本犬です。
しかし、神経質な面があるため、ストレスを与えない、溜めさせないような飼育環境を整えなければなりません。幼犬期の飼育方法によっては家族にまで攻撃的になることもあります。
日本犬ならではの警戒心の強さを無くすことは難しいですが、たくさんの愛情を注ぎ、正しくしつけをすることができれば、飼い主を守る頼もしい存在になるでしょう。
甲斐犬
甲斐犬は被毛が虎のような模様をしているため、虎毛犬とも呼ばれることがあり、鹿や猪狩りをサポートするための狩猟犬として飼われていましたが、現在は被災救助犬としても活躍している日本犬です。
寿命は14〜16年ほど、体高48~53cm、体重16~18kgほどの中型犬です。また、甲斐犬の体つきは鹿犬型と猪犬型の2つの種類がありましたが、猪犬型はすでに絶滅しており、今はすっきりとした体格の鹿犬型のみが生き残っています。
他の日本犬同様に忠実で警戒心が強い性格をしています。また、感覚が敏感で知能も高いという特徴から、番犬としても大活躍するでしょう。
飼い主に忠誠を尽くしますが、他の人に対しては気を許さないことも少なくありません。しかし、一度受け入れると優しく接してくれるため、甲斐犬の飼育経験者からのアドバイスやサポートを受けながらしつけをしましょう。
寿命は14〜16年ほど、体高48~53cm、体重16~18kgほどの中型犬です。また、甲斐犬の体つきは鹿犬型と猪犬型の2つの種類がありましたが、猪犬型はすでに絶滅しており、今はすっきりとした体格の鹿犬型のみが生き残っています。
他の日本犬同様に忠実で警戒心が強い性格をしています。また、感覚が敏感で知能も高いという特徴から、番犬としても大活躍するでしょう。
飼い主に忠誠を尽くしますが、他の人に対しては気を許さないことも少なくありません。しかし、一度受け入れると優しく接してくれるため、甲斐犬の飼育経験者からのアドバイスやサポートを受けながらしつけをしましょう。
四国犬
四国犬は高知県に生息していた犬種であるため、高知犬とも呼ばれることがあります。1937年頃に土佐犬として天然記念物に指定されていましたが、土佐闘犬と名前が似ており、混同しやすいという理由で四国犬に変わったようです。
寿命は11~13年ほど、体高46~55cm前後、体重が15~20kgの中型犬です。素朴な見た目をしていますが野生的であり、昔は猪狩りで活躍していました。厳しい環境での狩りに対応するために体力や持久力もあります。現在でも猟犬として活躍している四国犬もいるようです。
飼い主以外には心を許さず、他犬や他の動物とも仲良くすることができません。攻撃的になることも少なくないため、人や他の動物に噛み付くことがないように、正しくしつけする必要があります。しかし、とても賢い犬種であるため、しつけ次第では優秀なパートナーになるでしょう。
寿命は11~13年ほど、体高46~55cm前後、体重が15~20kgの中型犬です。素朴な見た目をしていますが野生的であり、昔は猪狩りで活躍していました。厳しい環境での狩りに対応するために体力や持久力もあります。現在でも猟犬として活躍している四国犬もいるようです。
飼い主以外には心を許さず、他犬や他の動物とも仲良くすることができません。攻撃的になることも少なくないため、人や他の動物に噛み付くことがないように、正しくしつけする必要があります。しかし、とても賢い犬種であるため、しつけ次第では優秀なパートナーになるでしょう。
紀州犬
古くから紀伊半島にいる紀州犬は猟犬として活躍してきましたが、現在では獣害対策犬として田畑を荒らす動物たちを追い払うことも行っているようです。
寿命は14年ほど、体高46~55cm、体重が15~25kgの中型犬で、がっしりとした体格や狼に近い犬種にある狼爪が特徴です。性格は落ち着いており、はしゃぐことはあまりありませんが、心を許した飼い主には笑っているような表情をすることもあります。
そのギャップに惹かれ、日本犬の中でも安定した人気を誇っていますが、地域によっては危険犬種に指定されている場合があるため、注意が必要です。
他の日本犬同様に神経質ですが、幼犬期から様々な経験をさせて社会性を身につけることができれば、穏やかな性格に育てることができるでしょう。飼い主以外の人に触れられると嫌がり、警戒しますが、刺激に慣れさせる訓練をしてみてください。
寿命は14年ほど、体高46~55cm、体重が15~25kgの中型犬で、がっしりとした体格や狼に近い犬種にある狼爪が特徴です。性格は落ち着いており、はしゃぐことはあまりありませんが、心を許した飼い主には笑っているような表情をすることもあります。
そのギャップに惹かれ、日本犬の中でも安定した人気を誇っていますが、地域によっては危険犬種に指定されている場合があるため、注意が必要です。
他の日本犬同様に神経質ですが、幼犬期から様々な経験をさせて社会性を身につけることができれば、穏やかな性格に育てることができるでしょう。飼い主以外の人に触れられると嫌がり、警戒しますが、刺激に慣れさせる訓練をしてみてください。
柴犬などの日本犬を飼育する際のポイント
警戒心が強いことから飼育が難しいとされている柴犬などの日本犬は、根気よくしつけていくことがポイントです。
初めてペットを飼う人や、これまで洋犬を飼っていた人にとっては難易度が高いかもしれません。しかし、ダメなときはきちんと叱り、飼い主の言うことを聞いたときは、たくさん褒めるなどメリハリをつけて教えていくと、問題行動を起こさない忠実な日本犬になるでしょう。
また、幼犬期はまだ教育をしても理解してもらえないというイメージがあるかもしれませんが、できる限り早い段階からしつけを始めた方が良いとされています。
生後3〜12週齢がポイントです。この期間は、人間の暮らしに対する適応力を身につける重要な時期なのです。人や他犬に触れる機会を設け、慣れさせましょう。小さくて可愛らしい時期は甘やかしたくなるものですが、飼い主との主従関係をはっきりさせるためには態度で示していかなければなりません。主従関係がわからない日本犬は、自分が主だと認識し、飼い主の言うことを聞かなくなる恐れがあります。
他にも、飼育する際のポイントがあります。以下のポイントも押さえながら、教育してみてはいかがでしょうか。
初めてペットを飼う人や、これまで洋犬を飼っていた人にとっては難易度が高いかもしれません。しかし、ダメなときはきちんと叱り、飼い主の言うことを聞いたときは、たくさん褒めるなどメリハリをつけて教えていくと、問題行動を起こさない忠実な日本犬になるでしょう。
また、幼犬期はまだ教育をしても理解してもらえないというイメージがあるかもしれませんが、できる限り早い段階からしつけを始めた方が良いとされています。
生後3〜12週齢がポイントです。この期間は、人間の暮らしに対する適応力を身につける重要な時期なのです。人や他犬に触れる機会を設け、慣れさせましょう。小さくて可愛らしい時期は甘やかしたくなるものですが、飼い主との主従関係をはっきりさせるためには態度で示していかなければなりません。主従関係がわからない日本犬は、自分が主だと認識し、飼い主の言うことを聞かなくなる恐れがあります。
他にも、飼育する際のポイントがあります。以下のポイントも押さえながら、教育してみてはいかがでしょうか。
- 日本犬が安心できる環境を作ってあげる
- 温度管理や飼育スペースに注意する
- たっぷりと運動をさせる
初回公開日:2022年11月15日
記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。