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出産後の母犬の状態は?|飼い主が気を付けなければならない事3つ

更新日:2023年12月01日

新しい命の誕生に立ち会えるのは、いつだって感動的です。それが大切な愛犬であれば、喜びもひとしおでしょう。その感動を母犬にとっても飼い主にとっても、幸せな時間となるように事前準備をしっかりと行うことが大切です。産後ケアをする際に気をつけるポイントを紹介します。

出産後の母犬の状態は?|飼い主が気を付けなければならない事3つ

犬が一度の出産で生まれてくる子犬の数

飼っている犬の出産に立ち会う際、楽しみであると同時に緊張する飼い主も少なくありません。

日に日にお腹がお大きくなってくる母犬を見ていると、何匹生まれるのだろうと期待に胸が膨らみます。

これから産まれてくる新しい命を万全の体制で迎えられるように、ある程度の心構えをしておくことが大切です。しっかりと下準備をしておくためにも、子犬が産まれてくる数は把握しておくと良いでしょう。

小型犬の場合

小型犬と大型犬では、平均した出産数が変わります。トイ・プードルやチワワなどの小型犬の平均出産数は、3匹であることがほとんどです。

まれに4匹出産する場合もありますが、可能性としては低いと言われています。小型犬の中でも犬種により出産数の差が出てきますが、両親の健康状態や母犬の年齢などが影響します。

妊娠してから1ヶ月ほど経つと、母犬のお腹にボールのようなものが確認できるため出産数の予測が可能です。

大型犬の場合

母犬の体格が大きくなると、出産数も増えてきます。そのため小型犬に比べると大型犬の方が、子犬が多く生まれてきます。

ゴールデン・レトリバーやセント・バーナードなどの、大型犬の平均出産数は7匹です。一度の出産で一気に家族が増えるので、家族のサポート体制や子犬のその後のこともしっかりと考えなければいけません。

世界では、ナポリタン・マスティフが24匹出産したというギネス記録も残っています。

出産後の母犬の状態は?

人間と同じように、犬にとっても出産は命をかけた一大イベントです。出産前・出産中の飼い主のサポートはもちろん、出産後も母犬にとってストレスを感じない環境を作っていきましょう。

犬によっては出産前と違う一面を覗かせる場合もありますが、それは母性が芽生えている証拠です。心配してしまいあれこれと手を出したくなりますが、出産後の余計なサポートは母犬にとって負担になることもあります。

出産後の母犬の状態1:疲れている

陣痛が始まってから、30分くらいすると出産が始まります。3~7匹の子犬が生まれてくるため、母犬によって出産にかかる時間はまちまちですが短くても3~6時間かかるのが一般的です。

見守っている飼い主だけではなく、母犬の出産後の疲労はかなりのものでしょう。少しでもリラックスできるように、事前に静かで清潔な環境を作ってあげることが大切です。

出産後は母犬・子犬から程よい距離を保って見守ってください♪

出産後の母犬の状態2:警戒心が強い

飼い主とどんなに良好な関係を築いていても、母犬になった途端に性格が変わったかのように警戒心をむき出しにする場合もあります。警戒心が強いのは、出産後に子犬を守ろうとする本能が働いているためです。

飼い主はサポートをするつもりでも、子犬を取られてしまうという感覚になってしまいます。出産ケアを手伝った際には、なるべく速やかに母犬の目が届く場所に子犬を戻してあげましょう。

出産後の母犬の状態3:神経質になる

元からの性格ということもありますが、妊娠すると神経質になってしまう母犬もいます。この場合、ちょっとしたストレスでも母体に影響を与えてしまうので、母犬にとってリラックスできる環境作りが必要です。

母犬は出産前に穴掘りをして、子犬が外から見えない環境作りを本能で行います。この穴に変わるものを事前に作ってあげましょう。

ゲージに目隠し用の壁を作ってあげるだけで、母犬は安心して出産・育児ができます。

飼い主が気を付ける点3つ

母犬にとって出産は、精神的にも体力的にもとても負担がかかります。大切な家族の一員として、飼い主の絶大なるサポートが必要です。

犬は言葉を発することができないので、ちょっとした仕草や表情、出産後の流れを把握しながらサポートしていきましょう。

母子共にストレスを感じることなく、健康ですくすくと育つために、飼い主が気をつけたい出産後のポイントは次のとおりです。

気を付ける点1:母犬や子犬に必要以上に近づかない

次のページ:出産後の母犬を散歩させる場合の注意点

初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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