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出産後の母犬の状態は?|飼い主が気を付けなければならない事3つ

更新日:2023年12月01日

新しい命の誕生に立ち会えるのは、いつだって感動的です。それが大切な愛犬であれば、喜びもひとしおでしょう。その感動を母犬にとっても飼い主にとっても、幸せな時間となるように事前準備をしっかりと行うことが大切です。産後ケアをする際に気をつけるポイントを紹介します。

出産後の母犬の状態は?|飼い主が気を付けなければならない事3つ
出産後の母犬や子犬はデリケートな状態です。母犬に限っては本能が働き、誰も寄せ付けようとはしないこともあります。

出産後に必要なものは事前に準備して、出産後は必要以上に近づかないようにしましょう。周りでバタバタとしてしまうのも、母犬にとってはストレスになってしまうので注意が必要です。

しかし中には不安を感じて飼い主を探す母犬もいるので、目の届く場所にいるようにしてください。

気を付ける点2:母犬をゆっくり休ませる

陣痛が始まってから最後の子犬が生まれるまで、かなりの時間を要します。一生懸命頑張った母犬の苦労をねぎらって、抱きしめたくなったり撫でてあげたりしたくなりますが、少し我慢です。

出産後は疲れた体を休ませられるように、リラックスできる居心地の良い場所を用意しましょう。

母犬と子犬の居る場所は清潔に保つことも大切ですが、母犬の匂いが残っているものを入れておくと安心して休むことができます。

気を付ける点3:母乳が出ているか確認する

生まれたての子犬が健康的に育つために、母乳が出ているかどうかはしっかりと確認しましょう。

母乳には多くの栄養素が含まれています。その栄養素の中には、免疫力を高める抗体も含まれていて、出産後48時間以内に子犬がこの抗体を摂取することが大切です。

母乳が出ない時には、子犬の免疫力を作るためにも初乳ミルクを購入し与えなければなりません。

出産後の母犬を散歩させる場合の注意点

犬にとって散歩はかかせない生活習慣のひとつです。散歩は母犬の気分転換をするためにも必要ということもありますが、子宮を元に戻すためにも大切となります。

ストレスが溜まったり血行が悪くなったりする場合もあるので、出産後の散歩はかかせません。しかし無理をすると母犬の体に負担がかかってしまうので、タイミングや時間には注意しましょう。

子犬が眠っている時が

母性が芽生えている母犬は、子犬からなかなか離れたがりません。子犬も母犬がいなくなってしまったら、不安に感じてしまうでしょう。

出産後の散歩は特に、母犬と子犬のタイミングに合わせることが大切です。しばらくは子犬が眠りについている合間に散歩を行います。

このタイミングであれば、母犬も子犬も安心できるはずです。

産後に母乳を与えた後

出産後は当日から母犬の散歩は可能です。子犬が生まれたら、まずは産後ケアをして母乳を与えることを最優先に行います。

子犬たちが母乳を飲み満腹になったら、母犬も落ち着いてくるので、このタイミングで散歩に連れ出しましょう。

ただし母犬にとって、ストレスは一番避けたいことです。外に連れ出した時に、すぐに家に戻りたがるようであれば翌日にまわしましょう。排泄が家の中でできれば、問題はありません。

散歩する時間の程度は?

出産後からしばらくは、10分くらいの軽い散歩が適しています。長時間の散歩は、母犬の体に負担をかけてしまいます。

外に連れ出すことができても、子犬が心配ですぐに戻りたがることもあります。その時も無理に遠くまで行かずに、母犬に合わせましょう。

血行が悪くなったりストレスを感じたりすると、母乳の出が悪くなるので、可能な限りは外に連れ出して気分転換をさせてあげてください。

通常の散歩に戻る時期

出産後の母犬のケアにはとても気を使います。何かあっては一大事と、いつも以上に健康管理に気を配る飼い主も多いでしょう。

しばらくは短い時間の散歩で充分ですが、徐々に通常のスタイルに戻すことも必要です。出産後どのくらいの期間が経ってから、いつもどおりの散歩ができるようになるのでしょうか?

かかりつけの獣医さんにもよりますが、ひとつの目安として紹介します。

出産後からどのくらい

母犬の経過が順調であれば、約10日ほどでいつもどおりの散歩ができるようになります。出産後はちょっとした変化でも体調を崩しやすくなったり、思わぬ病気につながったりするので楽観視せずに経過は観察しましょう。

10日ほどすれば、母犬も落ち着いてくるので散歩にも連れ出しやすくなります。

子犬の散歩デビューはワクチン接種を終えて、騒音になれさせてからの100日後くらいが目安です。

出産後の母犬が神経質にならにようにしてあげよう

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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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