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犬にマイクロチップを装着する方法と費用|GPSや迷子札もご紹介

更新日:2024年11月23日

動物の個体識別の方法として、飼い犬や飼い猫にマイクロチップを入れることが義務化になりました。マイクロチップとは何なのか、マイクロチップを入れるメリットや、かかる費用などを解説します。そして、愛犬を守るための各種の迷子対策や対策グッズについてご紹介します。

犬にマイクロチップを装着する方法と費用|GPSや迷子札もご紹介

犬のマイクロチップとは?

マイクロチップとは、動物の個体識別に使われるものの一種で迷子対策の役割も担います。

個体識別に使う15桁の数字情報が記録された、生体適合ガラスで覆われた小さな器具を動物の体に埋め込みます。記録された情報は世界で唯一のナンバーとなっています。

マイクロチップは安全、確実に個体識別、身元保証をできる方法として、世界でも普及率が高まっています。

動物愛護法の改正で、犬猫のマイクロチップの装着を義務化する流れとなりました。

この記事では、マイクロチップのしくみやメリット、デメリットをはじめ、マイクロチップ以外の犬用迷子対策グッズについても紹介していきます。

犬用迷子対策の種類

迷子になった犬を確実に手元に戻すための対策は何種類か考えられます。

迷子の犬が自力で帰宅できることもありますが、必ずとは限りません。本来の飼い主さんのことが分からなければ善意の人が保護してくれたとしても、犬を飼い主さんに返すのも大変なことです。

まずは、犬を迷子にさせる可能性を作らない飼い方を徹底することが第一です。しかし、何が起こるかは誰にもわからないもの。

マイクロチップや迷子札など、万が一の事態に備えて迷子対策は万全を期しましょう。

犬の迷子対策の種類1:埋め込みタイプ

埋め込みタイプとはマイクロチップです。

マイクロチップの埋め込み方は、専用器具を用いて首の後ろ側の部分に入れます。

そして、動物ID普及推進会議(AIPO )に、マイクロチップの番号と飼い主の情報を登録します。AIPOとは、全国動物愛護推進協議会、日本獣医師会から構成される団体です。

読み取り方法は、専用の読み取り機を使い、マイクロチップに記録された番号を読み取ります。

自治体の動物愛護センターや動物病院などで、保護犬に対して、マイクロチップの読み取り機で番号を読み取ります。

読み取った番号を、AIPOのデータベースに照会して飼い主が特定できるようになっています。

メリット

マイクロチップの最大のメリットは、迷子になったときや、災害など不測の事態で愛犬と離れ離れになっても、犬がどこかで保護されれば手元に返ってくる確率が高くなることです。

昔ながらの迷子札やをつけていたり、首輪に連絡先を書いている飼い主さんもいますが、迷子札や首輪は取れたり切れてしまうことも考えられます。汚れたり、摩擦で文字が読み取れなくなっていることもあります。

その点、マイクロチップはとれてしまうことがないので、確実性が高まります。

デメリット

これから犬にマイクロチップを埋め込む場合には、多少の手間と費用がかかります。

マイクロチップの装着は獣医師がすることになっています。

また、チップの番号や飼い主の情報をAIPOに登録しなければいけません。その後、飼い主変更や住所変更など、登録内容に変更があれば、登録変更手続きも必要となります。

動物病院を受診する手間、情報を登録する手間、マイクロチップの料金や施術料、データ登録料がかかることになります。

犬の迷子対策の種類2:GPSタイプ

GPSとは、グローバル・ポジショニング・システムの略称で、犬に取り付けた発信機がどこにあるのかを、人工衛星から電波を使って特定することで、迷子の犬を探すものです。

この仕組みを用いて、犬に発信機を取り付け、位置情報を、電話回線を通じてパソコンのブラウザやスマートホンのアプリに表示させ、犬の居場所を追跡したり、確認したりできるようにしたものです。

多くは、首輪に発信機を取り付けます。この発信機の動力源はバッテリーになります。バッテリーを搭載しなければならない分、マイクロチップよりは当然大きく重たいものになりいます。

メリット

迷子になった犬の居場所をGPSで確認できるため、積極的、効率的に犬を追跡して探すことができます。

マイクロチップや迷子札は、迷子の犬が保護されて、マイクロチップや迷子札の情報を確認してもらわなければ機能しません。

GPSで犬の居場所が確認できるタイプは、犬が保護されることを待たずして追跡ができることは最大の特徴であり、メリットといえます。

デメリット

発信機が犬から取れてしまったり、壊れてしまったり、バッテリーが切れてしまったら、全くといっていいほど機能しなくなります。

ネット通販でいくつかの商品が売られていますが、輸入品の中には、日本語の説明が不十分であったりするものも多いです。

通信方式が日本ではサポートされていないものもあります。現実的に使いやすいものなのかどうか、よく選ばなければなりません。

価格が高いものが多いことも、デメリットのひとつといえます。
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初回公開日:2019年08月28日

記載されている内容は2019年08月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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