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雑種犬は魅力的で可愛い!雑種犬の知っておきたい知識を紹介!

更新日:2024年06月13日

「雑種」という言葉から連想するのは、「乱雑」「ゴチャ混ぜ」「正体不明」などマイナスイメージという人がほとんどでしょう。ですが、考え方を変えれば、雑種は、それぞれが世界に1匹しかいないオリジナル犬です。雑種犬の魅力・特性・MIX犬との違いなど、説明します。

雑種犬は魅力的で可愛い!雑種犬の知っておきたい知識を紹介!

雑種犬とは?

雑種犬とは、ざまざまな犬種の血が入り混じった犬のことです反対に、一種類の犬種の血しか入っていない犬を純血種といいます。

雑種は、純血種と違ってショードッグにはなりません。犬の良し悪しの基準は犬種ごとに違うため、ショーは犬種ごとに開催されるからです。雑種のショーはありません。

また、繁殖犬にもなりません。何の血が入っているのか分からない犬が生まれても、商売にならないからです。

雑種犬は、一部には使役犬となる個体もいますが、大多数は一般家庭で飼い犬となっています。

雑種犬の特徴

雑種犬の最大の特徴は、どの純血種にもない独特のルックスでしょう。

両親または祖父母の犬種の影響を受けている個体もいます。個体によっては「コーギーっぽい」「レトリバーの血が入ってそう」と一見して判断できるほどに、遺伝子情報がハッキリとルックスに現れている個体もいます。

どんな犬種の血が入っているか分からないので、子犬時代は小さくても、成犬になったら大型犬だったということも考えられます。

本来の姿は、その個体が大人になるまで分かりません。

雑種犬はミックス犬とは違う?

「ミックス犬」という言葉を耳にしたことのある人は多いでしょう。ミックス犬とは、近年流行している新しい犬種のカテゴリーです。

純血種は、1種類の犬種を交配させて生み出された、1種類の犬種の血しか入っていない犬のことです。

対してミックス犬は、1種類ではなく、2種類以上の犬種の血が入っている犬のことをさします。

ミックス犬とは

犬の大きさは主に大型犬・中型犬・小型犬の3種類に分けられます。ミックス犬には、同じ大きさの犬同士を交配させた種類もいれば、別々の大きさの犬同士を交配させた種類もいます。

小型犬と大型犬の交配に関しては、必ずオス側を小型犬にします。ですがこの方法に関しても、遺伝子上の健康問題があり、交配を禁止されている組み合わせもあります。

2種類以上の犬種の血が入っている犬はすべてミックス犬ですが、名前はそれぞれ違います。たいていは、両親となった犬それぞれの犬種名をくっつけて呼ぶようになっています。

のあるミックス犬

  • チワックス(チワワ×ミニチュアダックス)
  • ビーグルマン(ビーグル&ジャーマン・シェパード)
  • ブルメシオン(ブルドック×ダルメシアン)
  • ポムスキー(ポメラニアン×シベリアンハスキー)
  • ポメックス(ポメラニアン×ミニチュアダックス)

雑種犬とミックス犬の違い

ミックス犬は「父犬が純血種Aと母犬が純血種Bの間に生まれた」といった風に、親の犬種が純血種であり、子犬に流れる血が何の犬種のものかハッキリしています。

一方、雑種犬は、親がどんな犬種なのか分からない場合をさします。父犬と母犬、どちらかが純血種でも、もう一方が雑種または不明なら、ミックス犬とはいいません。雑種です。

そもそも、今いる純血種も、さまざまな犬を交配させて作られた存在です。今はミックス犬というカテゴリーの中に入っている犬種も、いずれ純血種として認定される日がくるでしょう。

雑種犬はがある?

20年ほど前まで、日本には野良犬が数多く存在していました。

野良犬も子供も、すべて雑種犬です。迷い込んできた雑種犬を飼う人もいましたし、その子供を無料で譲渡することも多々あったので、雑種犬が広く飼われていました。

当時の日本には、ペットショップの数が今より少なく、血統にこだわる人は稀でした。

その頃の雑種犬たちの子孫が、今も一般家庭で飼われているケースが多いので、雑種犬は根強いを誇っています。

雑種犬の魅力

雑種犬の魅力は、純血種やミックス犬と同じくらいあります。

「純血」「雑」という言葉の響きだけなら、純血種の方が優れているように考えられますが、そんなことはありません。

実際には雑種犬を飼っている人は多く、日本の飼育割合で有数となっています。飼育している人が多いということは、それだけ魅力がある証拠でもあります。

また、一般家庭や外で生まれる子犬が多いため、購入の際にコストがかからないという点も魅力です。
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初回公開日:2019年08月08日

記載されている内容は2019年08月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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