アーフェンピンシャーってどんな犬？性格や飼いやすさを分かりやすく解説

「アーフェンピンシャー」という犬種をご存知ですか。

ドイツ原産の黒い毛並みが特徴的な小型犬です。別名「モンキー・テリア」や「ブラック・デビル」などと呼ばれており、とても愛嬌があって可愛らしい犬種です。

しかし、世界的にが高いわりに日本ではあまり普及していません。ここではそんな日本では知名度の低いアーフェンピンシャーの特徴についてご紹介していきます。

まず特徴としてあげられるのはその顔です。

別名「モンキー・テリア」と呼ばれるように、猿のようなユニークな顔をしています。猿顔と聞くと人によっては「微妙だな」と感じる方もいるのではないでしょうか。

しかし実際に見てみると愛嬌があってとても可愛らしい顔立ちをしてることがわかります。また、ブリュッセル・グリフォンの血が入っていることもあり少し風貌が似ています。

猿っぽく見える原因の一つとしてマズルがつぶれている、ということもあります。マズルとは動物の鼻口部分のことです。しかしそこが可愛い部分でもあります。

アーフェンピンシャーの見た目で一番の特徴は、その毛の長さと剛毛さです。

顔周りの毛も長いため顎髭や鼻髭が生えているような風貌です。顔が埋もれているようにも見えます。体毛が基本的に黒いということもあり、顔立ちよりもまず先に長い毛が目につきます。

また、剛毛で毛深く一見するともっさりとして見えてしまいかねない毛量です。しかし、体格がスリムで小柄なので逆に可愛らしい印象を与えます。むしろチャームポイントともいえるでしょう。

コンパクトな体型も特徴の一つでしょう。

体高が約25cmと膝にちょこんと乗るくらいの大きさです。室内で飼うにはもってこいのコンパクトな体つきに魅力を感じる方は多いのではないでしょうか。

実際「女性が膝の上で可愛がる犬」として室内で飼われるようになったとも言われています。確かにそれにも納得できる小柄さと愛らしさです。

また、この小さな体を活かして狭い場所や隙間に隠れたネズミを追い払う役目も果たしていました。

アーフェンピンシャーは今現在なかなか見かけることができないため「絶滅危惧種」であるという見方をされることもある犬種です。

そういった意味で希少性が高いのも特徴の一つと言えるでしょう。

どのくらい希少かというと、原産国であるドイツでさえもほとんど見かけないほどです。ほかの国に至っては言わずもがな、入手はなかなか困難です。

もちろん日本でも同じで、手に入れることはおろか見ることも難しいでしょう。しかし、そういった希少性の高さに余計に興味をひかれる方も多いです。

アーフェンピンシャーは知能が高い賢い犬種です。そのため性格も自立心が高く聡明です。

特に特徴的なのが、頭が良いゆえの学習能力の高さと飼い主に対する献身的な態度です。愛情を注いだ分だけ忠実に返してくれるでしょう。

しかし、そういった冷静さのほかに短気な一面も持ち合わせています。敵だと認識した相手には激しく吠えたて向かっていきます。時として大胆な行動をとることもあるでしょう。

こういった激しい気質はテリア種の特徴と似ています。

アーフェンピンシャーはペットショップではなかなか見かけないため、どのくらい価格で取引されているか気になる方もいるのではないでしょうか。

基本的にアーフェンピンシャーの子犬は15万円から25万円ほどで販売されています。もちろんこの価格は大体の相場ですので場合によってはさらに高値がつくこともあります。

日本ではほとんど知られていない犬種にも関わらずここまで値段が上がるのは、一部の愛好家にがあることとやはり希少な犬種であることが理由でしょう。

それではここからはアーフェンピンシャーの飼育について説明していきます。

アーフェンピンシャーは比較的飼育のしやすい犬種です。室内飼いには最適な小柄な体型ももちろんのこと、賢さもありしつけ次第でとても従順な犬になります。

飼育をするうえでほかにもさまざまな特徴がありますので、飼ってみたいという方は参考にしてみてください。