シベリアンハスキーの飼い方とは？しつけが必要なところもご紹介！

きりりとした顔に、ブルーの目を持つシベリアンハスキーは日本で1980年代に一躍の犬となります。「動物のお医者さん」という漫画の中にシベリアンハスキー犬が登場したからです。

主人公と愛犬「チョビ」が繰り広げるほのぼのとしたストーリーがとなったのがきっかけで、日本でもシベリアンハスキーブームとなりました。

そこで持ち上がったのが「シベリアンハスキーはしつけができないバカ犬」という誤解です。シベリアンハスキーは本当にしつけができないのでしょうか。シベリアンハスキーの飼い方をご紹介します。

シベリアンハスキーの出身地は、名前の通りシベリアです。極寒の寒い中でも長距離を走り続けることができるので、エスキモーのチュクチ族がソリを走らせるために飼育し訓練していました。

その後アラスカに渡り、南極大陸の探検隊のソリにも抜擢されるようになりました。シベリアンハスキーが一躍有名になったのは1925年アラスカでジフテリアが流行した時です。

暴吹雪の中、犬ぞり隊がワクチンを届け、多くの人の命を救いました。この時に先導犬だった「バルト」はセントラルパークで銅像としてみんなの記憶に残されています。

シベリアンハスキーの寿命は12年から14年といわれてます。シベリアンハスキーのような大型犬は短命だと言われてきましたが、現在の医学の進歩やドックフードの使用によって平均寿命が昔に比べて2,3年増えました。

また、左右で目の色が違う「オッドアイ」の犬は病気が関係しているため、寿命は短命だと言われていますが、シベリアンハスキーの場合、病気ではなくメラニン色素と日光が関係していることなので寿命には関係ありません。

シベリアンハスキーは、もともとソリ犬として活躍してきた歴史を持つため、社交性や協調性のある犬種です。

集団生活でもすぐになれ、仲間といることを好みます。その分甘えたがりな性格でもあり、単独で外で飼うととても寂しい思いをします。寂しい時には仲間を呼ぶために遠吠えのような鳴き方をします。

もともと優しく、慎重で控えめという一面を持った犬種です。人にもすぐ懐くので子供のいる家庭でも飼いやすい犬です。

でもさみしがり屋なので、一緒に過ごす時間を多めに取りコミュニケーションを欠かさないようにすることが大切です。

ソリ犬として活躍してきた歴史を持つように、シベリアンハスキーは活発でエネルギッシュな犬種です。

狼に似た外見で、骨格もがっしりとしています。日本では大型犬に位置するシベリアンハスキーですが世界的に見たら中型犬の種類に属します。

寒い地域で生息していたため、毛がかなり厚く寒さに強い特徴があります。その分抜け毛も多いので気をつけましょう。

透き通るようなブルーの目をしたシベリアンハスキーが多いですが、ブラウンの色をしたものや、両目で色が違うオートアイのシベリアンハスキーもいます。

シベリアンハスキーが「バカ犬」だと誤解されるようになったのは、多くの人がシベリアンハスキーの特徴や性格を知らないまま飼っていたからです。

どの犬にも言えることですが、シベリアンハスキーの特徴を知り正しくしつけることによって、シベリアンハスキーは飼い主に従順でよく懐く相棒へと成長します。ここではシベリアンハスキーの正しい飼い方やしつけ方についてご紹介します。

シベリアンハスキーは、もともと南極大陸の調査隊に抜擢されるほどに極寒の環境で生きてきた犬です。

それで、とても厚い毛を持ち冬の寒さには強いのですが、夏の暑さには弱いという特徴があります。特にシベリアンハスキーは日本のような蒸し暑い夏の気候が苦手です。

夏になると、部屋のクーラーが効いた環境で過ごさせてあげるなど、温度管理に気をつけた飼い方をしましょう。春や秋で日本人には涼しいと感じる気候でも、シベリアンハスキーには暑く感じることがあります。温度管理には気をつけるようにしましょう。