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ザリガニってどんな生き物?ザリガニの生態や特徴・体の不思議を紹介

更新日:2024年08月08日

子供のころ田んぼや小川で見かけた「ザリガニ」。捕まえたこと、育てたこともある身近な生き物です。そんな「ザリガニ」の特徴や種類、生態のふしぎなど知らなかったこともたくさんあります。ザリガニの特徴を知った上で、よく観察してみましょう。

ザリガニってどんな生き物?ザリガニの生態や特徴・体の不思議を紹介
ニホンザリガニは、日本のザリガニで、北海道と青森県、秋田県、岩手県の3県だけに生息しています。

水の冷たい河川や湖に生息し、体色は暗褐色で、体長も4cm~6cmと小柄。体形はずんぐりしていて、ハサミが丸く大きく、甲らの表面はなめらかなのが特徴です。

2000年には環境省から「絶滅危惧II類」に指定されるほどに減少しているので、貴重な生態と言えます。

3:ウチダザリガニ

ウチダザリガニは、北米大陸原産のザリガニです。食用としてアメリカ北西部のコロンビア川から日本に持ち込まれた外来種になります。

北海道東部の摩周湖で養殖し、その後分布を広げました。水の冷たい川や湖沼に生息し、体長は15cm程度になります。

ニホンザリガニやアメリカザリガニと比較してやや大きく、暗緑色でハサミの付け根に青白色の大きな斑点があるのが特徴的です。非常に攻撃的で頻繁に共食いする生態です。

4:ヨーロッパザリガニ

ヨーロッパザリガニは、ヨーロッパの広い地域に分布しているザリガニです。かつてペットとして日本に持ち込まれていましたが、流通も厳しく制限されているので、野生では定着していません。

酸素の豊富な河川や湖沼に生息し、体長は20cm程度になります。大きなハサミがあり、体色は青緑色から黒褐色まで幅広いのが特徴的な生態です。

5:チョウゼンザリガニ

チョウゼンザリガニは、朝鮮半島中部、北部に生息するザリガニです。韓国でも数が減少しています。

きれいな川の上流部に生息し、体長は6cm程度と小さい生態です。日本ザリガニによく似ており、体色は暗褐色で丸みがあるのが特徴的な生態です。

未判定外来生物となり、実質的に輸入禁止ですが、国内累代個体の飼育は許可されています。

ザリガニのオスとメスの違い

ザリガニのオスとメスの違いはどこにあるのでしょうか?「オスとメスの違いはハサミの大きさなんじゃないの?」とおもっている方も多いのでは?

ですが、この見分け方は間違いです。再生したハサミなどを持つ再生爪の個体や、メスの大型生態などではオス生態に見劣りのしない立派なハサミを持つもいます。

したがって確実な判別方法とは言えません。

確実なオスとメスの見分け方としては、ザリガニをひっくり返してみて、お腹を確認する事です。よく観察してして、オスとメスの違いを知ってください。

ザリガニのオス

ザリガニをひっくり返し、お腹を見てみてください。

小さい個体だとわかりにくですが、ザリガニのオスは、お腹の真ん中に足のような、突き出たものがあります。また、オスの脚にはトゲがあるのが特徴です。

長い足の後ろにあるので、よく観察してみてください。

ザリガニのメス

メスのお腹を見てみると?お腹に突き出たものがありません。突き出たものがないのがメスの特徴です。

ザリガニのメスは卵を産むので、脚の付け根には、卵を産む穴があり、お腹の足がオスより長くなっているのが特徴です。

ザリガニの体のふしぎ

ザリガニの体の不思議はたくさんあります。ザリガニは見た目も変わっていますし、色も青だったり赤かったり茶色だったり、場合によっては透明に見えたり、時には脱皮もする生態です。

また、観察していると、水の中にいたと思ったら、陸にあがってきたりもします。たくさんの謎がある生態です。

ザリガニの体のふしぎ1:排泄

ザリガニの排泄ですが、ザリガニは口の上にある穴か尿をし、尻尾の真ん中からフンするとても変わった生態です。

ザリガニはエサもよく食べるので、排泄物はそれなりの量があり水が汚れてきます。飼育する際は、水をこまめに換えてあげる必要もあります。

ザリガニの体のふしぎ2:色素

次のページ:ザリガニの生態を知って観察を楽しもう

初回公開日:2019年08月17日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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