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ヤマトヌマエビの飼育に適正な水温とは?水質や混泳など対策すべきことも紹介

更新日:2024年02月25日

ヤマトヌマエビをタンクメイトとして導入したいと考えている方は多いのではないでしょうか?本記事では、飼育難易度や必要機材などを細かく紹介していきます。手に入りやすい生き物ではありますが注意点も多いので、新たに飼育を始めたいという方はぜひ参考にしてみて下さい。

ヤマトヌマエビの飼育に適正な水温とは?水質や混泳など対策すべきことも紹介
ヤマトヌマエビは、ペットショップやオンラインショップなどで簡単に入手できます。値段は1匹100円程度なので、大きく元気な個体を選んでください。

関東以西と日本海側であるならば、5月から7月ごろに河川で捕獲できる可能性もあります。汽水域に到達できる場所が条件ですので、生息環境に注目して探してみましょう。

ヤマトヌマエビの繁殖について

生活サイクルの中で淡水、海水、汽水域の環境をめぐる本種の繁殖は、かなり難しいものとなっています。環境整備だけでなく、子供がプランクトン並みに小さいことや、的確なタイミングで世話をしなくてはならないことも難易度を上げている要因のようです。

ミナミヌマエビのように放っておいても簡単に増えるような種類ではありませんが、5年以上生きてくれるのでいなくなる心配はありません。一匹一匹を大切に飼育してあげてください。

ヤマトヌマエビを飼育するときの注意点

ヤマトヌマエビの飼育は、環境を整えてしまえばさほど難しいものではありません。適切な設備を導入し、水草や流木などで住みやすい場所を作ってあげればしっかりと育ってくれるでしょう。

適切に育てていく上での注意点をまとめていきます。美しい姿を長く楽しむため、細部まで気を付けて飼育していきましょう。
  • 水合わせはしっかりとする
  • 水草の農薬に注意する
  • 水質の変化に注意する
  • 飛び出し対策をする
  • 混泳では捕食されない相手を選ぶ

水合わせはしっかりとする

水質の変化に敏感な生き物であるヤマトヌマエビは、飼育を始める際の水合わせが何より大切です。これを怠った場合、数日で衰弱してしまう可能性が高いと言われています。逆に言えば、水合わせをするだけで、勝手にコケなどを掃除してくれるようになるでしょう。

水温やphの数値をしっかりと測定し、慣らしていってあげることが特に重要です。この作業だけは慎重に行ってください。

水草の農薬に注意する

アクアリウム内に植える水草も、導入の際には注意しましょう。買ったものの中には、農薬がまだ付着した状態のものもあります。ヤマトヌマエビは水草を食べることが多いので、この微小な量の濃度変化でも悪影響を及ぼすかもしれません。

農薬不使用の水草は、店舗やオンラインショップでしっかりと明記されています。ショップでは、エビが泳いでいる水槽のものを購入するのが確実でしょう。商品をよく確認し、生き物たちが健康に動き回る美しいアクアリウムを目指してください。

水質の変化に注意する

ヤマトヌマエビは餌などに手間がかからない分、水質には気を付けてあげなければなりません。

特に、夏場や冬場などの極端に気温が上下する季節には注意しましょう。直射日光に当たらない場所に水槽を置くなどして、できるだけ急激な変化を起こさないようにしてください。

また、これらの問題はヒーターやクーラーの設置で一気に解決します。定期的なメンテナンスをするだけで、アクアリウム内の環境を一定に保ってくれるでしょう。

飛び出し対策をする

基本的に砂利面を歩くように過ごしているヤマトヌマエビですが、登攀力が高いため脱走することがあるのです。水草や設備のポンプなどを足掛かりにして飛び出してしまった、という例も度々見られます。

蓋つきの水槽で飼育すればこの飛び出し事故を防げます。また、背丈の高い水槽を使うのもよいでしょう。本種はもちろん地上では長く生きることができないため、未然に防ぐための備えは完璧にしておいてください。

混泳では捕食されない相手を選ぶ

タンクメイトとして多大な人気を誇るヤマトヌマエビは、様々な種類の生き物と混泳させることが可能です。しかし、大型の肉食魚類などとは混泳させないようにしてください。

大型になる種類ではありますが、肉食でかつ大きくなるものからは捕食されてしまうかもしれません。混泳させる際は必ずヤマトヌマエビと同じ大きさか、それより小さいものを選んでください。

本種は雑食性ですが、獲物を狩って食べることはないので、小さい種類に関しての心配はありません。小型の熱帯魚などがいるアクアリウムには安心して導入できるでしょう。

ヤマトヌマエビを飼育するときは水温や水質に注意しよう

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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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