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赤い色をしているエビの種類とは?家で飼う時のポイントや気を付けることを紹介

更新日:2024年10月13日

アクアリウムでは赤い色のエビが人気ですが、他の品種や育て方など知らないことも多いでしょう。本記事では自宅で飼育できる赤い色のエビの種類や必要な飼育環境、絶対にしてはいけないNG行為などを紹介します。鑑賞用エビを飼育したいと考えている方は参考にしてください。

赤い色をしているエビの種類とは?家で飼う時のポイントや気を付けることを紹介

水槽に水草を入れる

エビを水槽で飼育する上で欠かせないのが水草です。水草についたコケはエビのエサになるだけでなく、エビたちが姿を隠すために水草を使うこともあります。

カラフルなエビたちと緑色の水草のコントラストは、アクアリウムをビジュアルの面でも引き上げてくれます。

水草は水槽の中で成長するため、成長スピードや最終的な背丈など計算し、水槽の大きさに合ったタイプを選びましょう。

慎重に水合わせをする

エビは水温や水質の変化に敏感な生き物です。水を張った自宅の水槽に購入したエビを直接入れてしまうと、環境の急激な変化に耐えられない個体も出てくるため、必ず水合わせを行いましょう。

購入時のエビはビニールの袋などに入っていますが、それを袋ごと飼育用の水を張った水槽に浮かべ、水温を合わせます。浮かべた袋に針などで数箇所穴を空け、互いの水が自然に混ざり合い水合わせが完了します。

水質の変化に特に敏感な品種の場合は、サイフォンの原理を利用して1滴ずつ水を加える点滴法がおすすめです。ポンプやチューブ、コックなどの器具が必要になりますが、失敗のリスクはかなり軽減できるでしょう。

水槽の下に敷く砂

水槽の底に敷く底砂は、水質をクリアにするバクテリアを繁殖させられるため、エビの飼育には必要不可欠です。中でもソイルは、エビの飼育環境に多くのメリットをもたらす最適の底砂と言えるでしょう。

エビの飼育にはpH6.5前後の弱酸性の水質が適していますが、ソイルには水中のpHを下げ、酸性に傾ける効果があるため、弱酸性をキープしてくれます。

また、栄養系ソイルは水草の成長を促し、吸着系ソイルは水槽内の汚れを吸着するなど、タイプによって効果に違いがあります。

エビを繁殖させる方法とは?


エビには水槽内で繁殖するタイプとしないタイプがありますが、流通している品種で繁殖しないタイプはヤマトヌマエビぐらいで、他はほとんど繁殖できると考えて良いでしょう。

まずはオスとメスのペアが必要ですが、両者の見分けがつかない場合もあるため、10~20匹を1つの水槽に入れましょう。また、魚などと同じ水槽で飼育すると稚エビは食べられてしまう可能性があります。繁殖専用の水槽に入れてペアを作るのがベターです。

メスが抱卵した場合も別の水槽に入れ、産卵を待ちます。卵が孵化した後は、稚エビが食べられないようメスを元の水槽に移動させましょう。稚エビのエサが水槽内に少ない場合は、植物性プランクトンを少量与えるのもおすすめです。

エビを飼う時に気を付けること


エビを飼育するのにかかる手間は、他の生き物にくらべてそれほど多くないでしょう。しかし、常に気を付けておかなければならない注意点もあります。

ここでは、繊細なエビを健康に生育させる上で「してはいけない」タブーを3つ紹介します。

エビの水槽がある部屋で殺虫剤を使わない

室内で虫が発生した際に何気なく使っている殺虫剤ですが、アクアリウムのある部屋での使用は厳禁です。殺虫剤には、エビや魚などの水生生物にも毒性が及ぶ成分が含まれています。

特にピレスロイド系の殺虫剤との相性は最悪で、水生生物に強烈な毒性を発揮します。ふとしたはずみでスプレーをプッシュし、エビが全滅してしまうという悲しい事態はなんとしても避けましょう。

エビは酸欠に弱い生き物であることを知っておく

エビの動きが普段よりも遅く感じたり、甲殻が変色していたりしたときは、酸欠を疑いましょう。エビは酸欠に弱い生き物であるため、酸欠が起こらない飼育環境を維持できなければ、大きなダメージを受けてしまうでしょう。

酸欠の原因として考えられるのは、水温の上昇です。水温が高くなれば水中に含まれる酸素が減ってしまい、酸欠を招きやすくなります。また、水草は二酸化炭素を発生するため、水槽内の水草が多すぎることも酸欠の原因になります。

酸欠が起こってしまった場合は、低い水温の水槽に移動させ、エアレーションなどで水中に空気を送りこみましょう。

農薬がついていない水草を使うようにする

前述した通り、水草はエビを水槽で飼う際に必要不可欠なアイテムです。エビが水草をつっついている姿をよく見かけますが、これは水草やコケを食べている状態です。少しでも農薬が含まれている水草が体内に入れば、エビに壊滅的なダメージを与えてしまうでしょう。

輸入された水草のほとんどは農薬が残留していると考えられます。数ヶ月かけて残留農薬を抜くという方法もありますが、はじめから無農薬の水草を使うのが無難でしょう。

エビと熱帯魚を同じ水槽で飼えるのか?

エビと熱帯魚を同じ水槽で飼育する場合は、エビをエサとして認識する熱帯魚は混泳させないようにしましょう。

シクリッド系フグ系がその代表ですが、それ以外の大型魚も避けた方が良いでしょう。大型魚の場合、食べるつもりがなくとも口の中に入ってしまう可能性があります。

また、エビは水槽の下の方か水草周辺を泳ぐことが多いため、上部を泳ぐタイプの熱帯魚の方が食べられてしまうリスクが軽減されます。グッピーネオンテトラなどとは相性が良く、体長が30mm以下の熱帯魚であれば混泳が可能とされています。

ただ、適した水質が異なる者同士では上手くいかないため、きちんと調べた上で挑戦してみましょう。

赤い色のエビの種類や飼う時のポイントを知っておこう

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初回公開日:2023年05月23日

記載されている内容は2023年05月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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