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金魚の卵が孵化する条件と卵を産むまでの流れ・育て方

更新日:2024年08月06日

十分に成熟したオスとメスの金魚を同じ水槽で飼っていると、卵を生むことがあります。卵を無事にふ化させ隊と考えるなら、いくつかのコツが必要です。金魚が卵を生んでからふ化するまでの経過や注意したいポイントについてご紹介します。

金魚の卵が孵化する条件と卵を産むまでの流れ・育て方
金魚は水流が強い場所には卵を産み付けません。しかし、まったく水流がない状態だと空気が足りなくなり金魚が酸欠になりやすくなってしまいます。金魚の卵は水の動きのない場所ではカビやすくなります。そのため、ごく弱めにエアーをかけることがです。

また、卵をカビさせないためには水替えを行なうことも効果的ですが、頻繁に水替えを行ないすぎると金魚にも卵にもストレスを与えてしまうため注意しましょう。卵をカビさせない目的で水替えを行なう場合、水槽の水を12分の1程度交換することが好ましいです。水を換えるだけでなく、水槽の壁面や底面の汚れもきれいにしましょう。

卵を薬浴させる

マラカイトグリーン水溶液は白点病、尾ぐされ、水カビ病などに効果を発揮する薬剤です。成魚の病気治療や予防に効果を発揮するだけでなく、卵がカビるのを防止することもできます。卵を別の容器に移すタイミングで30万分の1程度に薄めたマラカイトグリーン水溶液に浸してカビの菌が繁殖するのを防ぎましょう。

飼育している金魚の卵の産ませ方

金魚は卵を生むとき、水槽の壁面や水草に腹をこすりつけて卵を付着させます。水面の近くで産卵をすることが多いため、ホテイ草やマツモといった浮草の根や葉に産卵することが多いです。

水草に卵をこすりつけさせる

水草に卵を付着させると、卵と親魚を引き離す際に簡単です。産卵させたいメスがいるときは水草を浮かべておくといいでしょう。アナカリス、マツモ、ホテイ草などがです。

ガーゼに付着させる方法もある

メスを追いかけ回すオスがいるときは産卵間近です。水草を好んで食べる金魚もいます。また、水草の葉が散って水槽を汚すこともあるため水草を浮かべたくない人もいることでしょう。水草の代わりに、ガーゼや細く裂いて束ねたビニール紐を使う方法もあります。

金魚の卵は販売しているのか

金魚のブリーダーや専門店で受精卵を購入できます。専門店なら希少価値が高い金魚の卵を入手することも可能です。また、地域の水族館などで卵を配布することもあります。たとえば、さいたま水族館では毎年4月頃に1袋100円(約30粒)で金魚の卵を販売しています。金魚の育て方教室に参加することもでき、金魚を飼育した経験がない人でも卵をふ化させやすいです。

金魚の卵の見分け方

金魚以外にも貝が水槽の壁面や水草に卵を産み付けることがあります。たとえば、坂巻貝の卵はどろっとした透明の粘着質な物質に覆われていることが特徴です。金魚の卵は1粒ずつに分かれているためすぐに見分けがつきます。

卵を孵すのに慣れれば好みの金魚を生み出せる

金魚の卵を管理できるようになったら、親魚を選んで繁殖させてみましょう。親魚の特徴を受け継いだ稚魚を孵すことができます。金魚を繁殖させるには大き目の水槽がいくつか必要になるため、置き場所を確保することが重要です。また、生み出した金魚は最後まで責任を持って飼いましょう。

初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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